不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

避難指示

2012-07-12 13:23:32 | 日記

活発な梅雨前線の影響で、熊本県と大分県では猛烈な雨が降り、中心部を流れる白川が氾濫した熊本市には、2万6387世帯に避難指

示が出され、厳重な警戒を呼びかけています。

この避難の発令には、避難勧告と避難指示があります。

避難勧告は、居住者に立ち退きを勧め促すもので、避難を強制するものではありません。

簡単に言うと、「避難したほうがいいですよ」です。

避難指示は、災害被害の危険が切迫したときに発せられるもので、「勧告」より拘束力が強いものです。

簡単に言うと、「避難してください」です。

しかし、指示に従わなかった住民に対して直接強制までは行われません。

この避難勧告と避難指示の発令について、「避難勧告」を規定している法律は、『災害対策基本法』です。

「避難指示」を規定している法律は、『災害対策基本法』のほか、『水防法』『地すべり等防止法』『警察官職務執行法』、

 『自衛隊法』です。

例えば、河川の洪水が切迫している場合の「避難指示」は、『水防法』に基づき発令することとなります。
 
ですから、行政機関が発令するタイミングが非常に難しいと言えます。

しかし、避難勧告と避難指示が出てないから大丈夫ではありません。

状況によっては、早い段階で安全な場所への自主避難が理想です。

皆さんが、住んでいる場所の過去の災害による歴史や、地形を十分理解しておく必要があると思います。