不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

不動産の個人間売買

2011-04-06 17:15:27 | 日記
 今日、知合いの方に質問されました。

 親戚同士で、土地の売買をしたいので、個人で契約する契約書のひな型がないか。ということでした。

 もちろん不動産業者を介せずに個人間で、売買は可能です。

 ただ、売買から登記、税金等も慎重にやらないと、後から難しい問題になる場合もありますよ。と助言しました。

 宅地建物の取引に係るクレーム・トラブルは、非常に多く発生しています。

 これらの問題解決には、話合いから始まって訴訟まで発展していくケースもあります。

 クレーム・トラブルの中で多い順は、次のとおりです。

 ①物件の物理的現況、権利関係等の物件そのものに関するもの

 ②契約解除の有効性に関するもの

 ③契約締結に関するもの

 ④契約の履行に関するもの

 これらのクレーム・トラブルの原因は、契約時点において安易に「問題ない」と判断し、後日問題が表面化したケースが多いと

 考えられます。

 個人間の負担をなくすためには、これらのクレーム・トラブルを未然に防止する必要があります。

 いくら親戚といっても何の保証もありませんので、皆さん注意してください。