最強の「誤差無し」

「誤差無し」
BGとしての活動のスタート時は、記号のようだった言葉。
単に時間を確認するという動作でもあった。

でも、だんだん変わってきたね。
「誤差無し」と、お互いの時計を合わせることで、心も合わせて行った。

ラスト前、村田さんの棺の前での「誤差無し」は辛かった。
5人の腕が揃うはずの時に、4人。
村田さんを送るために4人の心を合わせる哀しみ

最終話。
クライアントの愛子を護るための出動。
「誤差無し」という4人のまなざしは。村田さんのいるはずのイスへ。
あなたの名誉を守ります。
身辺警護課のプライドをかけて・・・その決意表明。
祈りとともに。

時刻が誤差無しである以上に、4人の気持ちに「誤差無し」

小学生が「誤差無し」という言葉を言っていたと話してたよね。
拓哉君に教えてくれたのは、上川さん。
上川さんは、聞いていて、目頭が熱くなったという。

ワッツでその話を聞いたときは、
「誤差無し」という言葉が、子どもたちの遊びの中で使われるほど浸透してる。
それはつまり、「それだけ多くの人が『BG』を見てくれているってこと」と、感じての感動だと思ったけど。
もしかして、上川さんが、その言葉を聞いたのは、第8話近くだったのかとも今思う。
子どもたちに、BGメンバーを重ねたのかと。
そして、見守る立場になった自分と・・・・。

最後、新加入メンバーを入れての「誤差無し」
同じ村田さんがいない場だけど、前回とは違う。
村田さんの名誉も、BGとしてのプライドも警護した絆の上で、新しいスタート。
ここでは、島崎が、村田さんの心を引き継いでいる。

島崎の視線の中には、いつも、村田さんの存在があることを確認し
そして、「俺たち、その精神を引き継いでいきます！！」の心とともに前に進む
「誤差無し」
慣れていない新人の姿は、最初の頃の沢口。
その沢口も、経験者になった。

まゆも、新人指導に。

そして、高梨と島崎は、最強のバディとして、矢沢さんを護る。

この先も、楽しみな日の出警備保障身辺警護課！！