笑顔抱きしめ

小さな幸せの元を探して
身の回りのこと・大好きな木村拓哉さんのこと

役を生きる (1995年 映画)

2021-02-09 | 大好きな記録&記憶
1995年の夏。映画『君を忘れない』公開。
拓哉君が生きたのは、戦闘機のパイロット。
特攻作戦に反発する海軍大尉の望月晋平(唐沢寿明)が率いる望月隊。
海軍少尉 上田淳一郎(木村拓哉)クリスチャン。
少尉 三浦草太 (反町隆史)輝かしい戦歴を持つ
少尉 佐伯正義(池内万作)ピアノでジャズを弾く。妻子がある。
少尉 早川乙彦(袴田吉彦)東京帝国大学卒。
一飛曹 高松岩男(松村邦洋)水を飲んでも太る・・・。
一飛曹 森誠(堀真樹) 整備兵上がり。

戦争末期、愛する人を守るために飛んでいく、特別攻撃隊(特攻隊)として。
佐伯に、俺たちの代わりに生きてくれ、次の世代に俺たちのことを伝えてくれと頼んで。
操縦席にのった上田が、「俺たちみんな間違っています」と言いながら、みんな爽やかな表情で。

『君を忘れない』のパンフを開くと、作家の安部穣二さんの言葉がある。
安部さんは「塀の中の懲りない面々」などの著書がある、強面のかた。
この中で、「上田少尉の役を、木村拓哉はほとばしる魅力で巳どこに演じきった。
この俳優の将来が映画好きの僕には楽しみで仕方が無い」と
映画のこと、俳優木村拓哉のことをすごく認めてくださってる。
なんの予備知識も無く、この映画の中で、初めて、木村拓哉という俳優を見ての感想が凄く嬉しい

そして、映画についても、絶叫し怒号するより戦争の残酷さが観客の胸を締め付ける・・。と書いてくださってる。

この安部さんの言葉で、すべて語られているように思うけど、映画『君を忘れない』について・・・。
戦時中の軍隊なら坊主頭というか、短く刈り込んだ髪で有るべき・・
個人個人は存在しない。すべてはお国のため・・・私たちの思い描く戦争映画。


でも、君を忘れないのポスターを見ると、そのイメージとは違うことが判る。
それは、事実を無視して、都合のいいように勝手に作ったからではなく、
時間を掛けてしっかり調べ、当時の搭乗者の指導を仰いだりした上で、
特別攻撃隊員という最悪の状況で、どう死んでいったかではなく、どう生きたかを描きたいという主旨で描かれたから。
その姿を描くことで、戦争の悲惨さを若い世代に伝えたかったのだと。

この映画の企画プロデューサー 小滝さんのインタビューによると、
1995年公開の『君を忘れない』の企画の出発は、1992年。
完成までに足かけ4年かかっている。

登場する飛行機の操縦の様子や、使われる用語、隊員達の服装など、
詳細にわたり、実際に戦争中に搭乗員だった方にチェックを受けたとある。
髪を伸ばしたパイロットも実際いた・・・当時の乗組員の人が言うのだから、間違いない。

キャスティング条件は、笑顔の素敵な人。
そして、ガンガンのアップに耐えられる人

青春群像劇。その思いは、ポスターやパンフでも感じる。
一人一人に物語がある。


映画の中の拓哉君の髪の長さについて書かれたところ・・・・

これだけの熱いコールがあったのに、そのあと映画に登場するまでに10年を要した
それは、拓哉君までオファーが届かなかったから・・・
G時代の映画出演
1995年8月公開「君を忘れない」
2004年10月公開「2046」。 
2006年12月公開「武士の一分」
2007年9月公開「HERO」
2009年公開「I Come With The Rain」
2010年公開「SPACE BATTLESHPヤマト」
2015年公開「HERO」  

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