JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

もう、ハチャメチャな人生 だけど、愛すべき人 宇野千代 「私の文学的回想記」

2014年07月27日 | Weblog


 どこが、文学的回想なのか最後まで分かりませんでした。文学の手法やその深い意味を期待したのですが、期待以上というか、よこからパンチを食らったというような、作家 宇野千代さんの半生の本です。きちっと事実再確認をしないで、記憶で書かれているだけに、とにかくおもしろく、抗議されて後書きで訂正していますが、その訂正のしかたも、「自分にあきれてしまいました」というもので、天真爛漫というのでしょうか。
 とにかく驚きの連続です。突然 今東光との恋愛、それ以前に、代用教員時代の恋愛事件で教職を追われ、19歳で同棲・結婚その中で、尾崎士郎と同棲、結婚。東郷青児と同棲。北原武夫と結婚。一三回も家を建て、結婚だけで四回という内容が、書かれているのですが。
 どれも、思い詰めて、主体的に人生を切り開いていく、宇野千代さんの、実に、生活力のある、楽天的な、そして、芸術的才能溢れる人生が描かれています。
 広津和郎・室生犀星・萩原朔太郎などなど、当時の著名人が次から次へと登場し、え!え!と思っている間に読み終わってしまいました。
 とにかく、すごい人です。

まず、まともな資本主義日本そして、ながい過度期を展望した、未来社会論

2014年07月27日 | Weblog



アメリカと対等な日本・中小企業・大企業の健全な発展の資本主義日本にすることが、まず大事なことですが、その先の未来社会はどうあるべきか?不破哲三さんは、生産者が自主的に主役として生産する、社会主義・共産主義社会が次の段階だとしていますが、この、「マルクスの未来社会論の゛発掘゛」では、こうして未来社会をめざす政権が出来ても、そうして社会に到達するには、非常に長い期間が必要とされると予測したマルクスの見解を紹介しています。
 その理由は、資本主義を変える制度が出来ても、「既得権益と階級的利己心」が人間関係に長期にわたって存在する、これを乗り越えて人間が主人公、生産者が主人公という関係になるには、形だけが変わってもすぐには変わらないということのようです。 
 わたしは、旧ソ連社会の崩壊や現中国・ベトナムを見たときにこのマルクスが現在に生きている意味の深さを知りました。
不破哲三さんは、数年前にこの点を指摘していました、私が、ある集まりでこのことを話したら、「え!そんなに、長い大変な事業なのか」と言われたことがあります。世界的に、こうした、現在と未来を見据えた、マルクス研究が日本共産党以外にないというのは、残念です。

草刈り

2014年07月27日 | Weblog


 今日は朝8時から写真の後ろのやすらぎの森の草刈りでした。もう、熱くてばててしまいました。ヤマユリがきれいでした。遊歩道や急斜面もあり、一歩歩くとずずーとすべつようなところで、もう疲れ切っていました。