JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

福島で生きる人の思いを歌う

2014年07月14日 | Weblog

以前に、インターネットで購入したCD「僕のつくる道」の中で、「私は生きるために太陽の下」他の3人の阿部さんが歌っています。残った人の思いを歌っています。同じ方ではないかと思いますが、今日の「赤旗」で、「歌うケアーマネージャー阿部純さん」が紹介されています。
「赤旗」より
歌うケアマネジャー阿部純さん(42)
 福島県郡山市の介護施設で介護支援専門員のケアマネジャーをしている阿部純さん(42)は 「歌うケアマネ」と呼ばれています。
 ■全国に出かけて
 仕事の傍ら暮らしや仕事、原発事故などをテーマにした歌を作詞・作曲し、歌います。「話せば1時間はかかる福島の現実と実態が3曲の歌で表現できます」と、仕事を続けながら全国に出かけて歌声を響かせていま
す。
 両親は、ピアノやアコーディオンなどの生演奏に合わせてフォークソングなどを歌った「うたごえ運動」の中で結婚しました。両親の影響もあって阿部さんも小学、中学、高校、短大と合唱部に所属して歌い続けてき
ました。
  「3・11」から3年4ヵ月余が過ぎて「あの日以前の生活に戻れない悪夢が福島では今も続いています」と振り返る阿部さん。「そんな福島で私たちは生きていると伝えたい」と、熱い思いで各地に出向いてコンサー
トを開いています。
 大震災の日、長女の中学校の卒業式でした。施設に戻ると職場は大混乱していました。
 東京電力福島第1原発が爆発したことから浪江町や双葉町などの沿岸部から被災者が郡山市などに避難してきました。勤務先の介護施設も定員をはるかに超える避難入所者であふれました。自らも被災、被ばくしなが
ら、職員たちは働き続けました。日常生活をつづって阿部さんが作詞した「フクシマ人だから言えること」という歌があります。
 ♪避難する人 残る人 街から笑顔が減ったみたい 現実はあまりにも残酷で どっちも辛 (つら)い 辛いんです 
■エール送った歌
 当時、中学を卒業する長女、小学校を卒業する次女、小学5年生に進級する三女がいた阿部さん。「子どもたちのクラスでは避難する子どもだちとのお別れ会が毎月開かれました」 阿部さんは「避難はいやだ。
ここで高校生になろうね」と友達と誓った長女の思いを尊重して福島に残りました。
  「いとしい娘(あなた)たちへ」は、そんなわが娘とすべての子どもたちにエールを送った歌です。
 ♪希望だらけのはずだった私たちの新しい春は 大きく変わった日本中が悲しみ迷っているけど 娘(あなた)たちは 選べるはず娘(あなた)たちは 生きられるはず 2011年7月、東京・明治
公園で開かれた原発ゼロをめざす緊急集会に出演。昨年は青森、京都、愛媛など全国各地を回りました。
  「人間らしく生きることと、原発は相いれない」と考える阿部さん。長女が母と同じ介護職の仕事に就きました。

あいつは純粋だから、自衛隊の精神教育に洗脳されてしまった。

2014年07月14日 | Weblog


今日の「赤旗」を見て、すでに自衛隊は、人殺しの訓練と精神的な準備を整えていることを知り、震えました。


「赤旗」より

「息子の命は憲法が
守ってくれていた」
 安倍内閣が集団的自衛権行使容認の「閣議決定」1日)を強行したことに、自衛隊員やその家族が不安を強めています。陸上自衛隊の「最強部隊」とされ、戦地にもっとも
近いといわれる「第1空挺団」千葉県習志野駐屯地、約2千人)の隊員の父親が本紙に、「息子の命を守ってほしい」と思いを語りました。(憲法問題取材班)

  「勝手に憲法解釈を変えられて、息子が死んだら、うらんでもうらみきれないよ」 東日本に住む50代男性が、切迫した口調で訴えます。男性の息子は災害救助にあたる自衛
隊にあこがれて入隊を希望。ところが、体格のよさを見込まれて第1空挺団に引き抜かれました。
 第1空挺団は、パラシュート降下で敵地に乗り込み、戦闘や破壊工作を行うのが主な任務です。「精鋭無比」を掲げ、最強を自称する部隊です。
  真つ先に戦場送り  「太ももなんて、腰みてえに勝手な解釈改憲一約束が違う太いんだ。模擬ナイフで格闘して、相手の喉に刃をあてる訓練までしてるってよ」人を殺す訓練を重ねている空
挺団が、いざ集団的自衛権の行使となればどうなるのか。男性は、「真っ先に、うちの息子が戦争に取られてしまう」と危機感を強めます。
 男性が見せるアルバムの最初の数ページには、無邪気に笑うスポーツ少年の写真が。しかし、ページをめくるうちに、少年の姿は一変します。迷彩服に身を包み、小銃で標的を狙う目は殺気すら感じさせます。
  「おれが死んだら」 あるとき、息子が電話で告げた言葉に、男性は胸をえぐられるような衝撃を受けました。
 「おれが死んだら、親父にカネが出るからね」 自衛隊員は入隊時に、「我が国の平和と独立を守る」として、「事に臨んでは危険を顧みず」と宣誓し、有事に命を投げ出す覚悟を求められます。
 これまで、「事」の範囲は憲法9条のもとで、専守防衛と災害救助に限られてきました。アフガニスタン戦争でも、イラク戦争でも、戦闘地域に送らないという。歯止め”がありました。
 一方、アフガニスタン戦争で戦闘地域に踏み込んだ北大西洋条約機構(NATO)軍は、計1031人(米軍を除く)の死者を出しました。
  「憲法が、息子を守ってくれていた。急に、自衛隊は戦闘地域に行けると言われても、約束が違う」 1日の「閣議決定」を受け、男性は息子を除隊させようと決意しました。すでに、その思い
を息子に伝えましたが、返事は 「仲間を裏切れない」とかたくなです。
 あいつは純粋だから、自衛隊の精神教育に洗脳されてしまった。
 男性は、入隊を応援した後悔や、いつか息子を失うのではないかという不安に苦しんでいます。
  「閣議決定したって言うけどさ、国民の声は聞かなくていいのかよ。いまからでも撤回させられないのか。海外の戦争に出て行って、息子の命を勝手に賭けられたら、たまんねえよ」