志位和夫委員長が20日決起集会で紹介した、内容の「赤旗」記事です。
TPP賛成・原発容認
石原氏表明「尖閣で血流す気概を」日本維新の会の石原慎太・郎代表は20日、都内の講演で「TPP(環太平洋連携協定)について原則賛成だ。白由貿易に賛成だが、遺伝子組み換え食品で米国の言い分は許せない」と述べ、″条件付き賛成″の立場を明らかにしました。 原発については「これから10年間の綿密な経済計画なしに、どれだけの原発に依存するかしないかを分析せず、原発を白か黒かという議論は乱暴だ。そういうことで橋下氏(大阪市長)と合意している」と語り、原発容認の姿勢を示しました。
尖閣問題について石原氏は。「尖閣問題でも自分の血を流して守る気概を持たなければアメリカは助けてくれない」と述べました。
このほか石原氏は「防衛費(軍事費)を増やさないといけない」「米国がいま開発しつつある非常に強力で致命的な役割を果たすミザイルを日本も持つべきだ」との発言を繰り返しました。
維新橋下代表代行。太陽”との合流で「企業献金禁止」を撤回
「一定の上限を設けて企業・団体献金を認める」。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は20日、「太陽の党」との合流にあたり、「企業・団体献金の禁止」(「維新八策」)を撤回し、一転して企業献金を受け取ることを表明しました。大阪市役所で記者団の質問に答えました。
橋下氏は、これまでも「(企業献金を受け取らなければ)どうやって活動するのか。選挙をただでやれというわけにはいかない」とか、憲法違反の政党助成金を受け取るまでの「隙間はお金を用立てる必要がある」などと公言していました。
20日の会見で橋下氏は、「個人献金を促すような、やってもらえるような法制度が整っていない」と述べ、一定の上限をつけた企業・団体献金の受け取りを合理化しました。
「必要なのは政策でない」
日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は19日の大 阪府高槻市での演説で、石原慎太郎代表(前東京都知事)の率いる太陽の党との合流を「政策抜きの野合」と批判されていることについて、「政治に一番必要なのは政策を語ることではない」と述べ、開き直りました。
橋下氏は「政治に一番重要なのは実行すること」と強調。しかし同氏が、大阪府・市で実行してきたのは住民いじめの福祉切り捨てと、「思想調査」など憲法違反の独裁政治です。こうした実態を隠し、政策を語らぬまま「白紙委任」を求めるのは、究極の無責任政治をはびこらせるだけです。