JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

石原も橋下も憲法9条変えるなんてとんでもない、共産党倍増ぜひ

2012年11月23日 | Weblog
今日は、地域の知り合いの方が訪ねてきて、「なんだ、まともな考えもなく、離れたりくっついたり、特に石原や橋下は憲法9条を変えるなんてとんでもない。共産党が議席倍増と言っているががんばってほしい」と怒り心頭の様子でした。
 第3局とマスコミは持ち上げていますが、むっせいそうな野合というだけでなく。大変危険な政治勢力ではないでしょうか。
 加藤周一氏は、「現代ヨーロッパの精神」(岩波現代文庫1020円)の「現代ヨーロッパにおける反動の論理」の中で史家ジクムト・ノイマンによるファシズムの定義の変遷紹介しています。 
 そして、加藤氏は「ナチ政権の社会的な背景は、第一失意の中産階級、第二、一千九百三十二年に六百万に達した失業者の大群、第三、第一次大戦の結果生じた失業軍人の不正規な集団であった。・・・・一面では人間性に深く触れていたということである。もしそうでなければ。大国民の圧倒的多数が自発的にナチ政権に従ったはずはない。彼らは、独裁的権力によって強制されたのではない。自発的にたとえば1937年の国民投票で98%が、ヒットラーに投票したという。・・・・彼らの大部分は、・・・よく働き。よく職務を尽くし、ヒットラーとその政権をいわば、静かに支持していたのである。」と書いています。
 日本共産党の第五回中央委員会で、志位和夫委員長は「民主党の自民党化の完成、自民党のいっそうの反動化、「日本維新の会」が反動的逆流の突撃隊となっている」と分析しています。
 巨大メディアのこの本質を隠して、第3局だと連日持ち上げている背景について志位和夫委員長は。日本の巨大メディアを考える(日本共産党出版パンフレット100円)の中で、日本の大手メディアの歴史的弱点として、侵略戦争への加担に真摯な反省がないこと、国民の利益よりアメリカの利益優先をとってきたこと、電力業界に買収されていること。などをあげています。
 この、支配に屈せず、国民の利益を守ることを掲げ続けている政党では唯一の日本共産党の倍加の意味は大きいのではないでしょうか。

お隣 岬・勝浦・大原など地元にかけがえのない高校統廃合で良いのか

2012年11月23日 | Weblog


 お隣の高校3校の統廃合に、地元の反対の声を取り上げるなど、日本共産党県議団の質問などの県政資料を見ました。
 この中で、日本共産党の丸山慎一県議が取り上げてい高校統廃合の質問があります。
「三崎高校は『本納の(茂原市)ねぎも、一宮(町)のトマトも、岬高校で育った生徒たちが作り上げ、今につなげてきた』と地域の農業をさえてきた高校の役割を述べています。
 10年くらい前でしょうか、岬町議選挙に応援に行ったとき、歩いていた路地の正面に「トマト買ってください」と制服姿の女子高生がいました。
 「どうしたんですか」と聞くと、はずかしそうに「岬高校の実習で自分たちが作ったトマトをリヤカーで売り歩く実習をしている」とのことでした。
 「もう一本隣には大通りがあるので、そこで売ったらどうですか」と言ったのですが、はずかしいのか「ここでいいです」
 事務所に帰って聞いたら、地元では有名で時期になったら様々な野菜を高校生が売り歩くとのことです。
 リヤカーを引きながら、小さな声で売り歩く女子高生の姿を今も忘れません。
一袋買ったと思います。


丸山慎一県議の質問内容

  (6)県立高校統廃合計画について
 次に、堅立高校の統廃合計画について質問します。
 県教育委員会はこれまでの10年間で高校統廃合をすすめ、17校もの県立高校をつぶしてきました。しかし、それにたいするまともな総括も反省もないまま、来年度からの新たな10ヵ年の再編計画を打ち出し、その第一弾として夷隅地域3校の統廃合を強引に進めようとしています。その内容は、県立岬高校、勝浦若潮高校の2校を廃校にして、大原高校は名前も学科も変えるなど大幅な改変となっています。
 この統廃合計画の第一の問題は、地元の理解が全く得られていないことです。
 該当校の生徒も教職員も、PTAや同窓会・後援会、また、地元市および議会、各地区の区長会などなど、町中から高校存続や計画撤回を求める強い要望が、続々と県教委や県議会に寄せられています。署名は、すでに3万8千人を超え、さらに広がっています。3つの会場で行なわれた説明会でも、「小規模の学校で何がいけないのか。私はこの学校が大好きです」「高校生の姿が見られなくなったら、町はさびれてしまう」など、次々と反対の意見が出されました。「3校をなくさないで」というこうした地元の強い思いや願いを、県教委はどう受け止めているのか、まず伺います。
 二つ目の問題は、かけがえのない学びの場が奪われることです。
 勝浦若潮高校の廃止によって、海洋科学系列も廃止され新しい高校には引き継がれません。県教委は「銚子商業や館山高校に海洋科がある」と言いますが、勝浦から館山高校に通うことになれば、往復に4時間もかかり、交通費は3年間で40万円にもなります。しかも、それらの高校の定員を増やすことも考えていません。これでも、「通える」などと言うのでしょうか。事実上、生徒たちの選択肢を奪うことになる統廃合はやめるべきです。お答えいただきたい。
 また、県教委は、夷隅地域は生徒が減っているので、「4学級以上という適正規模に満たなくなる」とか、「切磋琢磨できない」などと言っていますが、これは事実に反します。岬高校は1988年以来、普通科2学級、園芸科1学級の1学年3学級ですが、先生は、「中学校では不登校だった生徒が、この学校で登校できるようになった。生徒数が少ないので、一人一人をよく見て丁寧に指導できるからだと思う」とむしろ3学級の良さを語っています。また、部活動も盛んで、ボート部などは毎年のように全国大会出場という高い技術を持っており、切磋琢磨した成果が表れています。県教委のいう適正規模は、こうした現実の学校の姿を見ようとせず、逆に歪めてしまうものとなっています。小規模校の良さをきちんと評価して、上から学級規模で枠をはめるような適正規模という考え方はやめるべきです。見解を求めます。
 3つめの問題は、地域にとってかけがえのない高校がなくなることで
す。
 岬高校は、「本納のねぎも、一宮のトマトもメロンも、岬高で育った生徒たちが作り上げ、今につなげてきた」と地元で言われているように、地域の農業を支えてきました。生徒たちが駅前商店街を飾る花の栽培に協力して交流が広がり、生徒が作った野菜を売りに来るのを町の人は楽しみにしています。
 勝浦若潮高校では、生徒が種から育てたアワビやサザエを漁協が放流して収穫するなど漁業の一部を担っており、街のイベントで生徒が作ったマクロの缶詰は、直ぐに売りきれてしまうほどの人気があります。
 こうした高校生と住民との交流が、地域の活力を生みだしています。高校を潰すことは、この活力を奪うことです。「過疎化をますます助長する」という地元の心配を、どう受け止めているのか、お答えください。
  「生徒が生き生きと学び、地元が応援をする」。こんな学校を廃止するなど、とんでもありません。夷隅地域の統廃合計画は撤回し、30人学級の実現や地域性を生かした教育条件の整備に力を入れることこそ求められていると思いますが、お答え下さい。
 

県立高校統廃合計画について再質問
 次に、高校統廃合の問題ですが、先ほど水産の関係は生徒が減ってきていて限られるからこういう措置をした、廃止をしたんだというようなことを言われました。しかし、とんでもない話です。千葉県というのは、全国有数の水産県です。その水産を支えてきたのが水産高校を卒業している子供たちです。教育長は、水産に関する教育についてどのように考えている
んですか。今後どのように水産にかかわる子供たちを育てていこうとしているのか、ぜひ御答弁いただきたいと思います。
 もう1つ確認をしておきたいのは、クラス数です。統合後の、大原高校の校舎を使うとおっしやっていますが、統合後の高校は何クラスにしようとしているんでしょうか。現在、岬高校と勝浦若潮高校がそれぞれ3クラス、大原高校が4クラス、合計10クラスです。ところが、統合後に使用される大塵局校は普通教室が18しかありません。1学年どんなに頑張ったって6クラス、募集定員が大幅に落ちるのは明らかです。これでは子供たちにとって高校進学が狭き門になる、絶対許されないと思いますが、クラス編制についてどうお考えか、お答えいただきたい。