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舞台からキャリアをスタートした7人の映画スター

2017-05-01 00:03:43 | Musicals トリビア
今や映画スターとして世界中に知られるようになったアクターの皆さんの中には、舞台出身の人もいらっしゃいます。Playbill.comでは、7人の舞台出身の映画スターを紹介しています。(写真は、記事からのもので、ヒュー・ジャックマンさんです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。内容は、以下の通りです。

毎年、多くのハリウッドのスター達が、ブロードウェイの戯曲やミュージカルに出演して、彼らの映画スターとしての魅力で作品をより輝かせています。今年は、グレン・クロースさんが「サンセット大通り」に、ジェイク・ギレンホールさんが「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」に、サリー・フィールドさんが「ガラスの動物園」に、ダニー・デビートさんが「プライス」に出演しています。
では、ハリウッドが、舞台で活躍する才能を引き抜くという、逆のパターンは、どうでしょう? 以下の皆さんは、舞台からスタートした7人の映画スターです。

1.ルーク・エヴァンスさん
ディズニーの実写版映画「美女と野獣」で、彼が、うぬぼれ屋で乱暴者のガストンとして歌って踊るのを目にした人も多いかも知れません。しかし、彼の出演映画として一般によく知られているのは、「タイタンの戦い」、「推理作家ポー 最期の5日間」、「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」等でしょう。彼のアクションシーンを見てファンになった人達は、彼の素晴らしい歌声に驚かされたかも知れませんが、彼の昔からのファンは、驚いたりはしないでしょう。
2000年にロンドン・スタジオ・センターを卒業した後、彼は、ウエストエンドで「ミス・サイゴン」、「レント」、「アベニューQ」、「ラ・カーヴァ」、「タブー」等のミュージカルに出演しました。 彼の歌声は、「ラ・カーヴァ」と「タブー」のオリジナル・ロンドン・キャスト・アルバムで聞くことができます。

2.ナタリー・ポートマンさん
オスカー受賞歴を持つ(ブラック・スワン)ポートマンさんの映画の代表作といえば、「ブラック・スワン」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「スター・ウォーズ エピソード1-3」等ですが、彼女の最初のプロとしての仕事は、10才の時に、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「ルースレス!」で、後のブロードウェイ・スターのローラ・ベル・バンディさんの代役を務めたことでした。
それからまもなく、1993年の映画「レオン」でスクリーン・デビューを飾り、以来、「世界中がアイ・ラヴ・ユー」、「ビューティフル・ガールズ」、「マーズ・アタック!」と映画出演が続きました。彼女が舞台に復帰したのは、1997年の「アンネの日記」で、主人公のアンネ・フランクを演じました。しかし、その後、「スター・ウォーズ」への出演が続き、もっぱら映画界での活躍が続いています。

3.サラ・ジェシカ・パーカーさん
女優としても、ファッション・アイコンとしても有名な彼女の演じた最も有名なキャラクターは、HBOのTVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリー・ブラッドショーでしょう。彼女は、この演技で、2004年にエミー賞を受賞しました。
しかし、子供の頃の彼女は、ブロードウェイのオリジナル版「アニー」に出演していたのです。最初はジュリー役のリプレイスメントとして出演し、その後、赤毛のカツラをかぶってアニーを演じた、3番目に若い女優になったのです。
その後すぐテレビのホームコメディの「Square Pegs」に出演し、「フットルース」、「ハネムーン・イン・ベガス」、「ホーカス ポーカス」と映画界でのキャリアを築いて行きました。
しかし、演劇界と完全に縁を切ったわけではなく、1995年にはオフ・ブロードウェイのA・R・ガーニー作「シルビア」で、タイトル・ロールを演じました。また同じ年に、ブロードウェイ・リバイバルの「ハウ・トゥー・サクシード」で、ミーガン・ムラリーさんに代わってローズマリーを演じ、1996年のブロードウェイ・リバイバル「ワンス・アポン・ア・マットレス」では、オリジナル・キャストとしてプリンセス・ウィニフレッドを演じました。

4.クリスティン・ベルさん
ルーク・エヴァンスさんのように、彼女も、ディズニー映画「アナと雪の女王」のアナの声を演じて、自身のルーツであるミュージカル演劇へ戻ってきました。しかし、彼女の演じた最も有名なキャラクターは、TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」のタイトル・ロールや、映画「寝取られ男のラブ♂バカンス」のサラや、映画「みんな私に恋をする」のベスでしょう。
ベルさんは、NYUのテッシュ・スクール・オブ・アーツでミュージカル演劇を学び、卒業直前に、ブロードウェイの短期間のミュージカル版「トム・ソーヤの冒険」にベッキー・サッチャー役で出演するために、学校を辞めました。1年後、ブロードウェイ・リバイバルの戯曲「るつぼ」にスザンナ・ウォルコット役で出演しましたが、その後は、映画界での活躍が続いています。

5.ヒュー・ジャックマンさん
映画でウルヴァリンを演じる前に、ジャックマンさんは、オーストラリアやロンドンのウエストエンドで、「美女と野獣」、「サンセット大通り」、「オクラホマ!」等、いくつものミュージカルに主演していました。2000年にオリジナルのX-メンでウルヴァリンを演じ、彼の名前も広く知られるようになりました。これがきっかけで、X-メン・シリーズをはじめ、「ニューヨークの恋人」、「ヴァン・ヘルシング」、「プレステージ」等、数々の映画に出演してきました。しかし、彼は、自身のキャリアの始まりである舞台活動から遠ざかってしまったわけではなく、2003年には「ザ・ボーイ・フロム・オズ」のピーター・アレン役でブロードウェイ・デビューを飾り、トニー賞の主演男優賞を獲得しましたし、2012年には、映画版「レ・ミゼラブル」でジャン・バルジャンを演じました。そして、トニー賞授賞式で、司会を務めたこともあります。

6.キャサリン・ゼタ-ジョーンズさん
ゼタ-ジョーンズさんは、2002年の映画「シカゴ」で陽気な殺人者のヴェルマ・ケリーを演じて、アカデミー助演女優賞を受賞しました。だから、彼女が劇場ミュージカルの出身だと聞いても、大きな驚きではないでしょう。
彼女は、9才の時に、ミュージカル「アニー」で孤児の1人を演じて、ウエストエンド・デビューを果たしました。11才の時には、「ダウンタウン物語」で主要キャストの1人のタルーラを演じました。他にも、「パジャマゲーム」のツアーに出演したり、ウエストエンドの「フォーティセカンド・ストリート」の主要キャストのペギー・ソーヤー役の第二代役を務めたりしました。
1990年には、「シェラザード/千夜一夜物語」でスクリーン・デビューを果たし、その後は、もっぱら映画界で活躍してきました。しかし、2009年に、リバイバル・ミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」でブロードウェイ・デビューを果たし、この演技でトニー賞の主演女優賞を獲得しました。

7.モーガン・フリーマンさん
ナレーションのキングで、「ドライビング・ミス・デイジー」、「ショーシャンクの空に」、「インビクタス/負けざる者たち」等、数々の映画で活躍してきたスターであるモーガン・フリーマンさんは、意外にも、彼の俳優人生の早い時期に、キャスト全員が黒人の「ハロー、ドーリー!」で、ハーモニア・ガーデンズの支配人のルドルフ役の交代キャストとして、ブロードウェイ・デビューを果たしました。交代キャストの中には、パール・ベイリーさん等がいました。ブロードウェイ作品には、他にも「ダズンズ」や「パーリー」、「ゴスペル・アット・コロナス」等に出演しています。しかし、1987年の映画「NYストリート・スマート」への出演をきっかけに、モーガンさんは、ハリウッドに欠かせない実力派俳優となりました。その後、2008年には、「カントリー・ガール」のフランク・エルギン役で、ブロードウェイに復帰しました。


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