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キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

Cats キャッツ トリビア ビデオ編 -Cats Video Trivia!

2005-02-16 14:47:01 | Michael Cats/キャッツ
今回は、同じCatsでも、ステージではなくビデオ版のトリビアをお届けしましょう! KathyさんのMichael君のサイトのCatsのページは、こちらからご覧になれます。 ページの真ん中よりやや下寄りにある「On Stage」というところをクリックすると舞台に関する記事や写真のページ、「On Video」というところをクリックするとビデオに関する記事や写真のページが見られますよ~。
(写真は、キャッツのビデオからのワンシーン。 オールド・デュタロノミーの歌を歌っているMichael君のMunkustrapです♪ この優しい笑顔が、本当にステキ~♪)

このビデオの撮影は、1997年の夏にロンドンのアデルフィ劇場(Adelphi Theatre)で行われました。当初、ニューヨークのBroadwayで、実際にCatsの公演が行われている劇場を使って撮影しようというアイディアもあったのですが、撮影を行うためには必要な日数分ショーを取りやめなくてはならず、大人気でロングラン中のミュージカルだったため、取りやめたショーの売上の方が撮影費用よりも高くなってしまうということであきらめたのだそうです。

撮影期間は18日間。16台のカメラを駆使して、さまざまなアングルから撮影されました。Broadwayの公演に同じ役で出演中だったMunkustrap(マンカストラップ)役のMichael君(マイケル・グルーバー)とMr. Mistoffelees(ミスター・ミストフェリーズ)役のJacob Brent(ジェイコブ・ブレント)さんは、公演を1ヶ月間休んでこの撮影に参加しました。

「最高のものを作りたい」というウェバー氏の要求を満たすために、出演キャストは、オリジナル・キャスト(初演の時にその役を演じていた人)か、撮影が行われた時点で最もその役にふさわしいと思われた理想のキャストのみが選ばれました。

当初の予定では、キャストの半分はBroadwayから招き、残りの半分を英国のキャストで撮影することになっていたのですが、残念ながら出演料に関する契約の問題に加えて、Broadwayから招こうとしていた俳優さん全員分のビザの確保が難しいという点がネックとなり実現しませんでした。アメリカからの参加は、Broadway版オリジナル・カンパニーでOld Deuteronomy(オールド・デュタロノミー)を演じていたKen Page(ケン・ペイジ)さんと、前述のMichael君とJacob Brentさんの3人のみでした。

歌っているシーン等を撮影する場合、ほんのちょっとだけ撮ってカットをかけ、今度は後ろに回って同じ部分を別のアングルからもう一度撮る・・・というのは、映画撮影に慣れている人にとってはごくあたりまえのことです。しかし、このビデオの場合、キャストのほとんどが舞台俳優さんで映画撮影の経験がない人ばかりだったため、普段の舞台とはまったく違うやり方になじむまでにだいぶ苦労したそうです。

撮影のプロセスとして、まずスタジオでヴォーカルの録音が行われ、その後、16台のカメラによる通しでのショーの撮影が2回行われました。さらに数週間に渡って、クローズアップや細かい部分の撮影が続けられたのだそうです。

撮影終了後、その仕上がりの素晴らしさに映画館での公開も検討されたそうです。しかし、ビデオ(DVD)だけにした方が、まだステージでのパフォーマンスを見たことのない人達が、ビデオを見てCatsに興味を持ち、劇場に足を運んでくれるかも知れないとの判断から、映画館での公開は断念されました。

以上、キャッツ ビデオのトリビアでした~!

究極のキャストを結集して作られた最高のCats Video・・・。ミュージカルファンならずとも必見の素晴らしい作品です。これほどの顔ぶれによるCatsは、他では絶対に見られないでしょう。
しかし、本来のステージにおけるライヴ・パフォーマンスと比べると、1つだけ欠けているものがあります。それは、観客の存在です。実際の劇場を使っての撮影でしたが、客席は空っぽのままでした。
お芝居をよく見に行く人はご存じだと思うのですが、ステージの場合、観客の反応が、俳優の演技に大きく影響を与えます。俳優の素晴らしい演技が観客に感動を与え、感動した観客が送る賞賛の拍手や歓声が俳優に影響を与えて、さらに素晴らしい演技を引き出すのです。観客の存在は、生の舞台に欠かせない大切な要素なんです。観客の反応によって生み出される予測不可能なプラスアルファ・・・。それが、Cats Videoに足りない唯一の要素でした。もちろん、それを考慮に入れたとしても、ウェバー氏が目指した通り、「最高のCats Video」であることに変わりはありません♪ まだご覧になっていらっしゃらない方は、機会があったら、ぜひ、ぜひご覧になってみて下さいね~!

そして、皆さんが劇場にお芝居を見に行く機会がありましたら、俳優さんが素晴らしい演技を見せてくれた時には、恥ずかしがらずに惜しみない拍手や歓声を送ってあげて下さいね~。俳優さんがとても喜びますし(カナダの時、ナズが拍手と大歓声を送ったら、Michael君も共演者もとても喜んでくれましたよ♪)、演技にもますます熱が入って素晴らしいパフォーマンスを見ることが出来ます♪ せっかくのライヴ・パフォーマンスなんですから、その良さをたっぷりと楽しんで下さいね。生の舞台は、本当に楽しいですよ~~♪


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