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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レベルの低い場所へ出かける勇気

2018-09-27 01:58:45 | 日記
 レベルが高いところから低いところへ向かうことは、むしろ困難を極めると思うのです。

 例えば日本にメジャーリーガーがやってくると、

 「どんどんホームランを打って、勝利に貢献してくれるに違いない」

 とファンは想像しがちです。

 しかしタイガースのグリーンウエル、スワローズのホーナー、そしてジャイアンツのバーフィールドは、大リーガーとしての存在は皆無でした。

 タイガースでいえばオマリーやランディ・バースのように、米国で華々しい活躍が例えなくとも

 「日本の生活にまずは賢明に適応しよう」
 「そして謙虚な姿勢で、相手投手と対戦しよう」

 という心構えがあったに違いありません。

 つまり大リーガーたちの多くは、心の中でレベルが落ちる日本で活躍できるのは当然さ、金を稼いで短期で帰ろうという自身の驕りとプライドを、心から消すことは出来なかったんでしょうね。

 さて、かつてのアマチュアだった日本サッカーにも、何故かブラジル代表経験者のビッグネームが来日していました。

 ジョルジーニョ 豊田自動車
 ゼ・セルジオ 日立
 オスカール 日産自動車

 その極め付きが住友金属と契約したジーコなわけですが、よくこんなレベルの違いと生活習慣の違いに我慢したなと思いませんか。

 カリオカが来日した当初

 「醤油の匂いがきつくてね」

 と違和感を感じたと聞きましたが、食習慣の違いは顕著ですよね。

 ホペイロもいない、土のグラウンドでJSLよりも冬の選手権で活躍した高校生の方が知名度がある。

 やってられないよ!!
 アマチュアはこれだから!!

 と思うことは何度もあったでしょう。

 でも、彼らが日本サッカーと日本を見捨てなかったことが現在に通じる道を切り開いたことはわすれてはいけませんよね。
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