塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アドラー、その筋の通った姿勢

2019-12-26 01:29:25 | 日記
 今、「アドラー」の公式ホームページを閲覧しました。

 以前は公式ホームページすら無かったような気がしていましたから、興味深く拝見いたしました。

 世の中服好きは多いと思いますが、面白いことに自分に似合うデザイン、色彩、スタイルが見えてきますと

 「流行はもはや関係ない」
 「僕は自分が着用して心地良い物を購入するだけ」

 と達観の境地になります。

 私見で恐縮ですが、男の普段着で最適なのはブルックス・ブラザースに代表されるアメリカン・クロージングであるように思います。

 ポロ・ボタンダウンシャツに丸首のセーター
 ベージュのコットン・パンツや濃紺のブレザー

 などは、素材の見直しや改良はありますが、生産が途絶えることはないでしょうからね。

 アドラーもこの「流行は気にならない」という点は、実にあっぱれだと思います。

 つまり、時代の潮流を意識するならば

 ニット素材、合皮など、最先端の素材でスパイクを制作する
 契約選手を数多く抱え、彼らの意見を反映させてゆく

 ことは怠ってはいけないと考えます。

 しかし、アドラーが考えている事は

 「国内製造」「本革」「職人の勘を大切にする」という昔ながらの製法で、ハイテクを好む人間からすれば、それは単に

 「旧態依然」

 にしか見えないと思います。

 つまりアドラーの経営陣と職人は、流行を意識しないのではなく

 「商売を拡大しないこと」
 「わかる選手にだけ購入してもらえたらよい」

 という考えの下で、限られた店舗に納品していると思うのです。

 こんな一本筋の通った企業が、今の日本にあることはむしろ凄く好ましいと思いますし、実物に触れてみたくなりました。

 長野県内の店舗では取扱店がないようで、公式ホームページには記載がありませんでしたから。
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