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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ラルフローレンの持つ影響力

2025-03-15 21:30:46 | 日記

 僕がファッション雑誌を始めて購入したのは1992年、高校1年生の時です。

 

 それから33年の月日が経過しましたが、この長い年月日本市場で最も受け入れられているデザイナーは、ミスター・ラルフローレンとそのブランド「ポロ」ではないでしょうか。

 

 確かにこのころから「ポールスミス」「アニエス・べー」も一貫して日本市場で人気がありますが、ラルフローレンの場合は

 

 「ポロ・カントリー」「ポロ・ウエスタン」「ラグビー」など、採算の合わない部門を閉鎖

 逆に現在生産されていないために、古着の価値が高い

 

 という、ある種の逆説がありますよね。

 

 ポロ・ラルフローレンは当然、中古市場でも影響がありますが、一番簡単に見つかるのはボタンダウン・シャツでしょうか。

 

 ただ、このシャツは注意が必要なんですよ。

 

 サッカー・スパイクがワイズを参考にすると選びやすくなるように、ポロのシャツにも

 

 「クラシック」「スリム」「カスタム」など、同じサイズでも横幅と全体の大きさが随分と異なるんですよ。

 

 僕もこれまで漠然と選んでいた面がありますが、この情報を得てからはより試着とタグに注目するようになりましたから。

 

 ヒュンメルのヴォラートのように、足幅を日本人向けに開発している銘柄もありますし、アンブロのアクセレレイターも日本企画です。

 

 スパイクもシャツも、丹念な試着が肝心かなめかもしれませんよ。

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自由の中に見える差別

2025-03-15 20:51:15 | 日記

 ユヴェントスと他界したジャンニ・アニエッリは、フィアットという自動車産業の根幹を通じて、大きな縁があります。

 

 ユヴェントスは「イタリアの貴婦人」と称えられる存在ですが、もしアニエッリが存命していたら(2003年に他界)、カルチョ・ポリの審判をどのように感じたでしょうか。

 

 彼はフィアットの総裁であり、厳格な家庭教師から

 

 「あなたはアニエッリなんですよ」

 

 と罵声に近い形で始動されていたんですね。

 

 彼は米国に留学しますが、そこで目にとめたのがブルックス・ブラザーズの看板商品「ポロ・ボタンダウン」であり、アンディ・ウオーホール、デイビッド・ホックニーなどと共に、顧客として知られてゆきます。

 

 皆シャツが描く美しいロールに

 

 「米国の持つ自由」

 「人種のるつぼでありながら、尊厳のある社会」

 

 を感じていたといいますが、実際はそうではないですね。

 

 現在MLSにはレオ・メッシを軸に多くの外国籍がいますが、俗にいうヒスパニックとアジアの人間は、白人と比較した際に街中で警察官から職務質問される頻度は、劇的に高いといいます。

 

 実際中米から運ばれてくる麻薬を考えれば、警察官が敏感になることは致し方ないようにも感じますし、アジアの人間は勤勉といいますから、職場を失うという危機感もあるのでしょう。

 

 以前購入したDVD「タイタンズを忘れない」を買いなおして、見返そうと思っていますがこれは人種間の融和を描いた実話なんですね。

 

 ただプロサッカーでは道半ば、という面は大きいとも言えます。

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ジョルジュ・ウエアがフランスで体験した現実

2025-03-15 20:41:07 | 日記

 最新号のワールド・サッカーダイジェストでは、見開き2ページにわたりジョルジュ・ウエアの特集が組まれています。

 

 彼がASモナコからパリ・サンジェルマンに移籍し、2度目となるリーグ優勝をもたらすも、ACミランへの移籍が水面下で勃発すると、ファンが

 

 「ウエア、お前などいらない」

 

 と侮蔑的な表現でウエアに接したとあります。

 

 当時のパリ・サンジェルマンのレギュラーGKは、記事にもあるようにフランス代表として欧州選手権96に参加したベルナール・ラマでして、またFWのフランス代表パトリス・ロコも、アフリカにルーツがあったはずですよ。

 

 ですからウエアにとって、心情がわかるであろう選手がいたにもかかわらず、この当時から現在にまで至る人種の壁があった、そして今も改善されていないことがわかり、考えさせられますね。

 

 それでもウエアにとって、いつも自分を信じて励ましてくれた存在、アルセーヌ・ヴェンゲルは彼もまた、白人である点が皮肉ではないでしょうか。

 

 フランスがニジェールやコートジボワール、セネガルなど植民地にした影響が、エマニュエル・マクロン体制の現在でも、大きく尾をひいていますし、イングランドも同様です。

 

 英連邦、つまりケニアやカナダなどがそうですが、イングランド本国がこれらからやってきた移民を、どこかで軽蔑する姿はコリン・ファース主演の映画「国王陛下のスピーチ」でも見られる光景です。

 

 今中国、インドネシア両国サッカー協会は、帰化選手を増加させていますが、軋轢が生じないか不安な面もあると思いますね。

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