川崎フロンターレからトテナム・スパーズに移籍するという高井幸大。
聞けばレンタルに出される事はなく、そのままトップに合流するといいます。
JリーグからFAプレミアシップに直接移籍した事例としてガンバ大阪からアーセナルに移籍した稲本潤一、中京大学中京高校から同じくアーセナルに移籍した宮市亮の事例を考えてみましょうか。
稲本が移籍した際、アーセナルは分厚い陣容を抱えており、マンチェスター・ユナイテッドと常に激しいリーグ優勝争いを繰り返していました。
そのため稲本はフラム、WBAなど別のクラブで研鑽を積み、リーグ1のレンヌやスーペル・リギのガラタサライなど、他国でも積極的にプレイしますが、やはりアーセナルの戦力になったとは言えません。
それは宮市も同様で、ザンクトパウリ、フェイエノールト・ロッテルダムにボルトン・ワンダラーズなど、アーセナルよりも規模の小さいクラブでプレイしました。
僕は高井がレンタルに出されず、1軍の主軸としてすぐにプレイできるならば、本当にすごい事だと思いますよ。
ただ選手には出番が必要であり、宮市と稲本の決断は当然だと思うにすぎません。
以前からお話ししているように、レンタルを繰り返すことは本末転倒になる可能性が高いから、できれば避ける方法を考えるべきではないか、と思うのですよ。
日本代表の最終ラインから前方に至るまで、4大リーグの選手たちでここまで構成される時代が来るとは、Jリーグ発足当時では考えられない光景ですね。
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