goo blog サービス終了のお知らせ 

塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

マイボールを大切にする背景とは

2014-03-22 00:02:31 | 日記
 イングランドでもリバプール、アーセナルのようにマイボールを大切にし、フィフティ・フィフティになってしまうロビング、クロスに頼らない展開を求めるクラブがあります。

 一方で古典的と揶揄されながらも、サム・アラダイスのように、ロング・ボールを根底に、ケヴィン・ノーランのように自分の意図を理解した選手を招いて戦う監督もいます。

 「マイボールを大切に」

 この点はイングランドの識者、ファンも認識しているはずです。

 一方でやはり彼らの嗜好、好みがゴール前での競り合い、肉弾戦にあることも事実でアラダイスはその好みを自分の考えも含めて反映させているという見方ができます。

 バルサにしてもリバプールにしても、あれだけボール・ポゼッションに長けたサッカーができるのは、前者にはメッシ、後者にはスアレスと素晴らしいフィニッシャーが存在するためです。

 どれだけボールを保持してもそれは単なる手段にすぎず、サッカー最大の目的であるシュートを放つ、その役目を担う絶対的な存在がなければそれは単なる

 「絵に描いた餅」

 でしかありません。

 1995年のアヤックスは菱形の3-4-3で欧州を席巻しましたが、リトマネン、ジョージ・フィニディ、そしてクライフェルトという素晴らしい人材が在籍していました。

 ブレンダン・ロジャースがリバプールより前に率いたスワンジーは、まるでバルセロナを彷彿とさせる展開から

 「スワンゼロナ」

 と讃えられましたが、優れたFWがいればもっと上位を目指せたように思います。

 アーセナルとリバプールがユナイテッドよりも上位にいることは、モイーズが従来通りのクロスに頼る戦術から抜け切れていないのが理由とするならば、イングランドでもよりマイボールを意識した展開が求められます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴェルディ、高原をSC相模... | トップ | 僕が望む、ワールドカップの... »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日記」カテゴリの最新記事