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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スペインが明るいというのは真実だろうか

2021-07-17 20:59:04 | 日記
 今、日本五輪代表対スペイン五輪代表の模様が、日本テレビ系列で放送されています。

 スペインというのは太陽の強烈な日差しや、楽天的とも思える人々の集合体、そしてサッカー、水球、バスケットボール、テニスにF1と多くの競技が盛んで名手を生み出してきました。

 しかし、スペインを掘り下げると、そんな単純な面ばかりではないのですね。

 スペインが過去、アステカ帝国とインカ帝国を滅ぼしたように、フェリペ2世の時代にスペインは絶頂を極め、海軍は「無敵艦隊」とすら呼ばれたほどです。

 1998年のワールドカップ、スペインが優勝候補筆頭だったのは、若き日のラウル・ゴンザレスの存在もありましたが、親善試合や予選を含め、負けなしで本大会を迎えるほどの強さだったためです。

 この時の代表も「無敵艦隊」と呼ばれましたが、歴史同様に結果は「絵に描いた餅」でしたが。

 そのスペインも、隣国のフランスから見ても「垢ぬけない」事で知られ、風景そのものも「赤土のスペイン」と揶揄されるほど、華やかさとは遠い存在でした。

 またスペイン王朝である「スペイン・ハプスブルク家」は、度重なる血族結婚のため崩壊し、以後

 ナポレオンの支配とフランス軍による民衆の殺戮
 フェルナンド7世という最悪の王
 異端尋問による宗教裁判

 など、その暗い冷酷な日々は空恐ろしいものでした。

 スペインの方が闘牛を好むのは、心の中に隠している流血の意味合いを自問自答しているためではないでしょうか。

 スペイン人が親しみやすく、朗らかというのは表面的であり、ディエゴ・ベラスケスとフェルナンド・ゴヤの絵画を見ているだけで、スペインは明るくて料理がおいしい。

 という見方だけでは、この国を語り切れていないと思うようになりました。

 僕の絵画は、基本「中野京子」作品で学ぶ情報なのですが、サッカーに関して言えば日本が学ぶ点が多々あることも事実ですが。
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