goo blog サービス終了のお知らせ 

塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アスレチック・ビルバオから見る観点

2019-12-18 00:04:57 | 日記
 スペインにはバルセロナとレアルだけでなく、アスレティック・ビルバオという名門が存在します。

 アスレチック・ビルバオはダービーの対戦相手であるレアル・ソシエダードが、居住区であるバスク地方以外の選手を加入良しとしているのに対し、頑なにバスク出身選手のみでクラブを構成しています。

 また、バルセロナ同様に

 「胸スポンサーを考慮しないこと」

 でも知られてきました。

 僕が興味深いのは、彼らが英国の影響を深く受けているために、クラブ名に「アスレチック」を冠している点ですが、改めてこの点を考えてみたいのです。

 通常僕らは運動することをアスレチックではなく、「スポーツ」と言います。

 ただ、厳密に言いますとスポーツは「暇つぶし」という観点で用いられているはずだんです。

 ですから今でもサヴィルロウのような、英国の仕立屋ではブレザーのような上着を「スポーツ・コート」と呼びます。

 英国では厳然として

 フィッシング 魚釣り
 ハンティング キツネ狩り
 シューティング 鳥打ち

 とその動作を分類しており、ノーフォック・ジャケット、ブレザー、ハッキング・ジャケットなど、その行為に必要な物を上記のように

 「スポーツ・コート」

 と呼びます。

 これらは英国貴族が暇つぶしのためにわざと難しいルールを定め、日々飽きないように考案したもので、競技と言う観点ではアスレチックの方が適当だと感じています。

 ですから、「スポーツ」ビルバオではなく、「アスレチック」ビルバオというクラブ名は、実に理にかなった名称だと思いますし、僕らも大抵の場合、競技をする人をアスリートを呼びますよね。

 このように、語学や名称と言う観点もサッカーや競技の一部ではないでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 批判が好感に変化する瞬間 | トップ | 人間、スマートフォンはどう... »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日記」カテゴリの最新記事