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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

手のひらを反すファン心理

2022-12-04 17:50:41 | 日記

 1986年メキシコ・ワールドカップで優勝するアルゼンチン代表。

 

 ディエゴ・マラドーナという絶対的存在を、ホルヘ・バルダーノやダニエレ・パサレラ、そしてクラウディオ・ボルギなどのレギュラーが、しっかりと脇を抱えることに成功しました。

 

 しかしアルゼンチン代表を支援する国民は、指揮官カルロス・ビラルドが描く展開が守備重視のあまり、見栄えが良くないし面白くもないということで、ネガティブ・キャンペーンを張ります。

 

 しかし、アステカの大地で西ドイツ代表と決勝戦を迎えると、彼らの文言は一気に変化します。

 

 「ああ、ビラルド、俺たちを許してくれ」

 

 決勝戦まで愛する代表を導き、優勝させた指揮官を自分たちは「けちょんけちょん」に批判し、侮辱した、見る目がなかったのは指揮官ではなく、我々ファンであり愚か者であることが全世界に知られてしまった。

 

 横断幕での謝罪は彼らにとって自分たちの恥を認めざるを得なかった形でした。

 

 日本代表もコスタリカ代表戦で敗れると、選手の人権侵害かと思うほどの罵声が飛び交いましたが、逆にいますとドイツ代表との一戦とは、それほどの落差があったといえます。

 

 一方で指揮官は僕たちや評論家が描く

 

 「勝ち点3はコスタリカ代表から」

 「スペイン代表とドイツ代表からは引き分けでも御の字」

 

 という考えを否定し、この2カ国とどう戦うかを考えていたわけです。

 

 今、森保一日本代表監督はクロアチア代表戦に向けて、様々な案を練っているのでしょう。

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