前回、チャールズ・バークリーというバスケットボールの名手を題材にしました。
彼はヒューストン・ロケッツというクラブに1998年に移籍しますが、ロケッツは1994年と95年、NBAで連覇を達成しており、強豪ととして認知されていました。
その強豪にバークリーという名手が加わるだけでなく
ロケッツの象徴であり、オールスターゲームの常連であるハキーム・オラジュワンの存在
マイケル・ジョーダンの引退を軸に、空中分解したシカゴ・ブルズから、やはりオールスターであるスコッティ・ピペンの加入
ということもあり、地元ファンの熱気が沸騰したんですよ。
ただ、先発選手5名のうち、彼ら3人というスーパースターで構成しても、既に3選手とも30代後半ということもあり、どうも体力の問題が重くのしかかってきます。
また呼吸が合わず、これだけの報酬とネームバリューがあっても勝ち星が加算されないことに、選手もファンも苛立ちを隠せず、ピペンがなんとポートランド・トレイルブレイザーズに去ってしまうのですね。
なんだかメガスター3選手をそろえ、お金を弾んで欧州制覇を狙ったパリ・サンジェルマンと酷似していないでしょうか。
いち早くレオ・メッシが離脱し、マルコ・ヴェラッティを移籍させるという荒療治も行います。
ネイマールという異分子を放出
フランス代表のデンべレがクラブを活性化
ハードワークの大切さを、指揮官エンリケが生み出す
これらが浸透したことが欧州制覇の原動力になったとは思いますが、やはり「調和」が一番だったに違いありません。
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