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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イブラが持つ、特異な想像力

2015-11-14 23:35:37 | 日記
 かつてデニス・ロドマンが

 「バスケットにおいてダンクは花形で強烈だけど、2ポイントであることはレイアップと同じさ」
 「だから、3ポイントの方が厄介さだ」

 と語りました。

 ラグビーやバスケットと異なり、PKでもFKでもサッカーのゴールは「1」で変わりません。

 でも、その1点が対戦相手11名だけでなく、ベンチと観客を一気に奈落の底へ落とすだけの破壊力をもたらすことも確かです。

 「フットボールウエブ・マガジン」

 が3年前のイングランド戦で見せた、イブラのゴールを動画視聴できる形にしてあります。

 解説では

 「イブラはゴールから30メートル離れたところからオーバーヘッドを繰り出した」
 「それはイングランド代表GK、ジョー・ハートがボックスから飛び出してヘディングでクリアしたボール」

 とあり、イブラの状況判断の凄さを理解できます。

 マヌエル・ノイアーのような名GK、イブラの天敵であるグアルディオラ、彼が慕うモウリーニョなど、すべての指揮者が天を仰ぐと思いますね。

 こういう大胆なプレイは時に空振りや失点につながるミスを呼び起こす可能性があります。

 オシムやビュルックナーのような厳格な指揮官は、このゴールを見ても顔をしかめるでしょうが、このようなある種の

 「漫画のような世界」
 「子供が真似をしたいと思うゴール」

 が観客動員に影響を持つ事も確かです。
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選手と監督が街を語ること

2015-11-14 23:17:40 | 日記
 ザッケローニはザックさん、ハリルホジッチはハリル。

 どちらも日本人が好む短縮語で呼ばれていることは共通点でも、実際はどこかが違います。

 前任者が

 「私は日本人に似ている」
 「山葵が好物だよ」

 と語り、ああ、日本の風習を味わおうとしているのだな、と感じ取られたのに対し、後者がそこまでの感じを得ているようには思えません。

 つまり、ザックさんが好まれたのは代表監督としてよりも

 「ザッケローニという一人の人間としての尊厳」
 「初めて来たアジア、日本への経緯」

 を我々にも理解できた点にあります。

 ハリルホジッチ監督も、故郷のボスニアにフランス、アルジェリアとコートジボワールと多岐にわたって指揮を執ってきたわけです。

 ですから、アフリカのように今でも飢餓や独裁に苦しむ国も見てきたでしょうし、PSSの暴力的ファンにも遭遇したと思います。

 むしろ日本では安住よりも、どこか

 「あまりに刺激がないこと」

 を感じているのでしょうか。

 中村俊輔がセルティック在籍時

 「彼にはもっと街のことを語ってほしい」
 「そうでなければ、精神的な結びつきがかんじられないから」

 というファンの意見を、ナンバーが掲載しました。

 代表監督に限らず、Jの選手も在籍している都市をおもんぱかることは大事ですね。

 長野パルセイロも「長野」という都市名がつく以上、選手たちには長野市周辺だけでなく、周辺市町村について語ってほしいと思うファンは多いと思います。
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音楽をお供に走ることの危険性は

2015-11-14 16:50:47 | 日記
 サッカー選手も練習では走り込みをします。

 一方でグアルディオラのように、とにかく練習メニューでボールを使い、様々な内容を提示する指揮官もいます。

 日本では今ランニング市場が拡大しており、大手からサッカニーやブルックス、ビブラムのようにどこか「通好み」のブランドまで様々な用具が売られています。

 最近は

 「スマートフォンの画面を見すぎて、体の不調を訴える」
 「スマートフォンにより、視野の狭さ」

 が問題視されています。

 一方で、音楽を聴きながら走ることも同様の危険があると僕は考えています。

 僕はサッカーもしない、走りもしない、音楽も聴かないの無い無いづくしです。

 ただ音楽を聴きながら歩く、走るという動作が、踏切事故や車が接近する気配を消すなど、多くのマイナス面があるように思えるのです。

 考えてみればソニーが

 「音楽を持ち歩く」

 という発想を抱き、ウォークマンを開発、販売したのが1970年代後半ですから、すでに形は違えど50年近く歴史があるわけです。

 ですから僕が思うほど、音楽を聴きながら走ることは危険でないのかもしれません。

 でも、僕はしばしば

 「もし、僕が今音楽を聴いて歩いていたら死んでいたな」
 「皆、よく危険だと思わないな」

 と思う場面が見受けられます。

 サッカー好きも体力強化のため、ランニングをすると思いますが、脚の健康だけでなく、自分が加害者になる可能性があると考えたほうが良いと思います。

 足音や気配がわからなければ、出会いがしらで衝突もあり得るでしょうから。
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内田の故障の予兆は以前からあったのか

2015-11-14 16:40:16 | 日記
 ナンバー817号の表紙は内田篤人で、題名は「越境フットぼーらーず 欧州に生きる」になります。

 ただ気になるのは彼が取材者であるミムラユウスケ氏に

 「てか、きちいー。ちょっと、半月板が痛くてさ、今」

 と漏らしている事です。

 ワールドカップ2010の前にもおう吐を繰り返し、岡田氏の構想から漏れてしまった過去もありますが、今もシャルケの鮮烈の戻れない予兆は、すでにこのころからあったのですね。

 内田の故障を皮切りに

 「シャルケと日本代表の深い溝」
 「代表選で内田が故障を抱えてドイツに戻る」

 という指摘も増えました。

 過密日程、そしてクラブと代表のどちらでも欠けてはいけない選手、スアレスやメッシがそうですが、ここの分岐点を考えてみる必要はあります。

 代表監督が

 「彼の力はわかっている」
 「だから、本当に必要なときにだけ召集しますよ」

 と一歩下がることしか、解決の見込みは無い様に感じます。

 例えばFC東京の大田は、長友に持ち味のない素晴らしいフリーキックを備え、僕はずいぶん前から代表に招集されるべきだと思っていました。

 ですから、ザッケローニが

 長友をインテルに集中させ、酒井だけでなく様々な選手を使おう。

 そう思えるフシがあっても良かったように思います。

 レッジーナ時代、中村があれだけ体の痛みを訴えても休場できず、最後には精神力と問われたことがありました。

 残留と争うというのは、死活問題ですからね。

 一方で代表とクラブが

 「選手は財産」
 「休息も必要」

 と考えることも大切ですが。
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2015年サッカースパイクの流れ

2015-11-14 01:38:13 | 日記
 今年も11月となり、J1は佳境に、欧州は本格的なサッカー・シーズンになります。

 スパイクという用具に関しても、今年は様々な出来事がありました。

 ナイキがミッド・カットとニット素材という大胆なテーマで作成したマジスタは、瞬く間にナイキ契約選手に広まり、映像作品「リスク上等」も大きな話題でした。

 またアディダスもストッキングとスパイクが一体化した商品を開発中であり、メッシ専用モデルを開発したことにも注目が集まりました。

 また、各ブランドを代表する選手が

 「契約を終えて移籍するのか」
 「巨額の報酬とともに再契約か」

 という話題がこれほど目立つ年も無かったように思います。

 イブラがアディダスを黒塗りにして履いていることから始まり、ルーニーもナイキとの契約を終えてアディダスに移るのではないか、と囁かれています。

 また、今までアディダスの顔であったカカが、今黒塗りのモレリアⅡを履いているといわれ、もしカカとの契約が決まるのであれば、ミズノにとって大きな影響があるでしょう。

 今、ミズノが抱えるインターナショナルの契約ですと

 フッキ ブラジル代表
 マルコビッチ セルビア代表

 が挙げられます。

 カカが離婚、復縁、離婚を繰り返し、レアルからミランに戻っても、以前のような体調に至らなかったことは確かです。

 しかし、オーランドの空気とファンの眼差しが心地よいのでしょう、元気を取り戻した彼がブラジル代表の主力に返り咲く気配を見せていることは、ミズノにとって大きいといえます。

 逆に言えば、そのカカに頼る必要がないほど、今のアディダスは契約選手が充実しているということでしょう。

 またプーマが左右非対称のカラーリングでスパイクを提供することはおなじみとなり、ニューバランスの本格参入も忘れてはいけません。

 単純にスパイクを観察することは本当に楽しいことで、僕はフットボール・ウエブマガジンを軸に眺めています。
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