遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
元日は、ダンナが夕方ご飯を食べて仮眠した以外は、昼も深夜も仕事だったので
お正月は、大晦日に数の子やがめ煮を食べ
2日の日にお雑煮やらお刺身やらを食べと分割にしました。
おとそやお花や小さな鏡餅も準備して、昔ながらの日本のお正月でした。
3日はこどもたちが来て、さすがにおせちはもういいだろうと思って
お鍋を囲みました。
年末年始は、買い出しやら何やらで自転車で動き回ったので
(ただし大掃除は、末期ガンだからと手抜きしました)
昨日は休息日で、子どもに借りた「寄生獣」のマンガなどを読んで過ごしました。
年末ひと休みしてぼんやりテレビを見ていたら
子どもの心の問題に関する番組で「共感」のお話をされていました。
「レジリエンス」という耳慣れない言葉が出てきたりしたので
今日ネットであれこれ検索をしていたら
和田秀樹という先生のコラムに行き当たり
そこに書かれていたEQ能力(感情的知能)や共感能力のお話が
とても面白いと思いました。
ちなみにEQ能力とはIQ(知的能力)とセットになっていて
アメリカで「頭が良いのに社会的に成功できないのはなぜか」を研究することで
生まれてきた人間の能力についての分類です。
具体的には
1、自分の感情を知る
2.自分の感情をコントロールできる
3.楽観的に物事を考える。もしくは自己を動機づけする
4.相手の感情を知る
5.社交能力、対人関係能力
などで、確かにこうした能力が備わっていれば
依存症を始めとする多くの心の病にはならないかもしれないと思われます。
和田先生のコラムでは、上の項目が丁寧に解説されているので
関心がある方は検索してみてください。
その中で4や5に関係がある「共感能力」については
「相手の立場に身を置いてみて、自分がどのような心の体験をするかを
想像する」ことだとありました。
そして「同情は、相手が悲しみとか苦しみとかネガティブな感情を
持っている場合に起こるが、共感はもう少し広い意味で
さまざまな相手の感情に寄りそえることだ」という感じでまとめられていました。
この同情と共感の違いは「なるほど」という感じで
こうしてきちんとした言葉で表現してもらえると、すっきり頭に入ります。
またまた話が飛びますが、確か佐世保の事件の頃だったと思いますが
「高学歴な親が子供を追い詰める」と
いうような報道のされ方を見て、何だかなあと感じました。
こういう風に、物事をとてもおおざっぱに
ひとくくりにして捉えるのはやめてほしいものです。
問題は、親の学歴や社会的な地位がどうこうということではなく
当事者である親や先生や周囲の人が子どもの心に寄り添うことができなかった
ことが大きいのではないかと思えたからです。
そんな私のもやもやした気持ちをずばり表しているのが
「共感」という言葉だったわけです。
そしてもしもダンナがギャンブルに依存していった原因のひとつに
私の側にも問題があるとすれば、それはやはりダンナに対する「共感」が
欠けていたことだったように思います。
どういうことかというと、多くの女性は子どもを産むと
気持ちが子どものほうに向いてしまいます。
私の場合は、子育てをしている間は、思春期も含めて
頭の中はまさに子どものことでいっぱいでした。
ところが男性の中にはそれを不満に感じるタイプがいて
ダンナもおそらくそうだったのだろうと思います。
自分は家族のために働いているのだから
自分のことももっと大切にしてほしい
そういう思いがあったのかもしれません。
けれど私の側からしたら「あなた、子どもじゃないんだから」というところです。
私のほうは、二人の間にできた子どもなのだから
ダンナも自分と同じように
父親としてしっかりした自覚を持ってほしい
子どもの成長を幸せに感じて大切にしてほしいと思っていました。
ところがそうなると、お互いに共感してほしい部分が完全にずれているので
細かいところで不満ばかりがたまっていきます。
しかもうちは二人してぶつけあうタイプではなかったので
お互いに見て見ぬふりをして、自分が好きなようにやった結果
事態がどんどん悪いほうへいってしまったというケースなのだと思います。
そういう自分の失敗もふまえつつ
改めて共感することの大切さを考えてみたわけです。
こうしていろいろ書いていますが、正解は一つではありません。
最初に書いたEQ能力(感情的知能)をどう育てるかというようなことは
間接的にせよ、依存症を予防することにもつながっていくと思います。
そういう知識は、あっても邪魔になるものではありません。
ネット依存など、思春期以降の親子関係の難しさに向き合うには
急がば回れで、親御さん自身がEQ能力を身につけるのも効果がありそうです。
先日見ていたテレビの中では、共感力を身につけるには
親子で一緒にテレビを見たり、ご飯を食べたりする
要は普通の生活をすることが大切だというのが結論でした。
確かに、こんな面倒くさい理屈を並べなくとも
例えば寅さんの映画に出てくるような環境であれば
自然に身についていくような感覚を
こうして理屈で考えていかなければ育てることができないというような
(いや、それはあなたが理屈っぽいからだと突っ込まれそうですが)
とても難しい社会になってきているということでもあるのでしょう。
今年もよろしくお願いいたします。
元日は、ダンナが夕方ご飯を食べて仮眠した以外は、昼も深夜も仕事だったので
お正月は、大晦日に数の子やがめ煮を食べ
2日の日にお雑煮やらお刺身やらを食べと分割にしました。
おとそやお花や小さな鏡餅も準備して、昔ながらの日本のお正月でした。
3日はこどもたちが来て、さすがにおせちはもういいだろうと思って
お鍋を囲みました。
年末年始は、買い出しやら何やらで自転車で動き回ったので
(ただし大掃除は、末期ガンだからと手抜きしました)
昨日は休息日で、子どもに借りた「寄生獣」のマンガなどを読んで過ごしました。
年末ひと休みしてぼんやりテレビを見ていたら
子どもの心の問題に関する番組で「共感」のお話をされていました。
「レジリエンス」という耳慣れない言葉が出てきたりしたので
今日ネットであれこれ検索をしていたら
和田秀樹という先生のコラムに行き当たり
そこに書かれていたEQ能力(感情的知能)や共感能力のお話が
とても面白いと思いました。
ちなみにEQ能力とはIQ(知的能力)とセットになっていて
アメリカで「頭が良いのに社会的に成功できないのはなぜか」を研究することで
生まれてきた人間の能力についての分類です。
具体的には
1、自分の感情を知る
2.自分の感情をコントロールできる
3.楽観的に物事を考える。もしくは自己を動機づけする
4.相手の感情を知る
5.社交能力、対人関係能力
などで、確かにこうした能力が備わっていれば
依存症を始めとする多くの心の病にはならないかもしれないと思われます。
和田先生のコラムでは、上の項目が丁寧に解説されているので
関心がある方は検索してみてください。
その中で4や5に関係がある「共感能力」については
「相手の立場に身を置いてみて、自分がどのような心の体験をするかを
想像する」ことだとありました。
そして「同情は、相手が悲しみとか苦しみとかネガティブな感情を
持っている場合に起こるが、共感はもう少し広い意味で
さまざまな相手の感情に寄りそえることだ」という感じでまとめられていました。
この同情と共感の違いは「なるほど」という感じで
こうしてきちんとした言葉で表現してもらえると、すっきり頭に入ります。
またまた話が飛びますが、確か佐世保の事件の頃だったと思いますが
「高学歴な親が子供を追い詰める」と
いうような報道のされ方を見て、何だかなあと感じました。
こういう風に、物事をとてもおおざっぱに
ひとくくりにして捉えるのはやめてほしいものです。
問題は、親の学歴や社会的な地位がどうこうということではなく
当事者である親や先生や周囲の人が子どもの心に寄り添うことができなかった
ことが大きいのではないかと思えたからです。
そんな私のもやもやした気持ちをずばり表しているのが
「共感」という言葉だったわけです。
そしてもしもダンナがギャンブルに依存していった原因のひとつに
私の側にも問題があるとすれば、それはやはりダンナに対する「共感」が
欠けていたことだったように思います。
どういうことかというと、多くの女性は子どもを産むと
気持ちが子どものほうに向いてしまいます。
私の場合は、子育てをしている間は、思春期も含めて
頭の中はまさに子どものことでいっぱいでした。
ところが男性の中にはそれを不満に感じるタイプがいて
ダンナもおそらくそうだったのだろうと思います。
自分は家族のために働いているのだから
自分のことももっと大切にしてほしい
そういう思いがあったのかもしれません。
けれど私の側からしたら「あなた、子どもじゃないんだから」というところです。
私のほうは、二人の間にできた子どもなのだから
ダンナも自分と同じように
父親としてしっかりした自覚を持ってほしい
子どもの成長を幸せに感じて大切にしてほしいと思っていました。
ところがそうなると、お互いに共感してほしい部分が完全にずれているので
細かいところで不満ばかりがたまっていきます。
しかもうちは二人してぶつけあうタイプではなかったので
お互いに見て見ぬふりをして、自分が好きなようにやった結果
事態がどんどん悪いほうへいってしまったというケースなのだと思います。
そういう自分の失敗もふまえつつ
改めて共感することの大切さを考えてみたわけです。
こうしていろいろ書いていますが、正解は一つではありません。
最初に書いたEQ能力(感情的知能)をどう育てるかというようなことは
間接的にせよ、依存症を予防することにもつながっていくと思います。
そういう知識は、あっても邪魔になるものではありません。
ネット依存など、思春期以降の親子関係の難しさに向き合うには
急がば回れで、親御さん自身がEQ能力を身につけるのも効果がありそうです。
先日見ていたテレビの中では、共感力を身につけるには
親子で一緒にテレビを見たり、ご飯を食べたりする
要は普通の生活をすることが大切だというのが結論でした。
確かに、こんな面倒くさい理屈を並べなくとも
例えば寅さんの映画に出てくるような環境であれば
自然に身についていくような感覚を
こうして理屈で考えていかなければ育てることができないというような
(いや、それはあなたが理屈っぽいからだと突っ込まれそうですが)
とても難しい社会になってきているということでもあるのでしょう。
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