癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

ジャパンマック主催 支援スタッフ研修2015のお知らせです

2015-01-10 08:04:47 | 依存症
1月31日(土)2月1日(日)の2日間 福岡市で
ジャパンマック主催の、依存症支援スタッフ向けの研修があります。

「回復のチカラを支えあう」 依存症者の回復支援に関心のある皆様へ

1月31日(土)10:00 ~ 16:00 第一回「回復の力を引き出す」

    講師 成増厚生病院 精神科医 後藤恵先生「今日から始める動機づけ面接法」

       一部 基礎編  二部 応用編

2月1日(日) 9:30~ 16:00 第二回 「回復を支える力」

 9:30~  さいたま市こころの健康センター 岡崎直人先生 
            「アメリカのアディクションとAAの歴史」

 11:00~ 新阿武山クリニック 西川京子先生
            「人が人を支援するとは~ 社会福祉の立場から」

 13:30~ シンポジウム「回復のチカラを支え合う~九州の現場それぞれの想い」
          コーディネーター 座長鹿児島国際大学 岡田洋一先生

会場  福岡市中央区荒戸3丁目3-33
     福岡市民福祉プラザ「ふくふくプラザ」視聴覚室

参加は無料ですが、今回は定員50名で参加申し込みが必要です(締め切り 1月20日(火)

申し込みはメールまたはFAX kensyuu@japanmac.or.jp
03-3916-7677
まで

このブログでリンクをしている「ジャパンマック福岡」のサイトにも案内があります。

特に依存症者の治療や回復に関わっておられる援助者の皆様
回復支援に関心のある専門職の皆様には
依存症についての知識や、動機づけ面接のノウハウを
体系的理論的に理解することができる大変有用なセミナーだと思います。

私は毎回専門職でもないし、しかもこうしてブログで書く以外には
今のところ現実に役に立てる手段があるわけでもなく、
おまけに先が見えてもいるのに
参加を希望するのは少し気が引けるのですが
一応2/1(日)の講演とシンポジウムには申し込みました。

ずっと書いてきたように、日本の依存症治療は
海外に比べてずいぶん遅れています。
しかも近年では、アルコールや薬物、ギャンブルに加えて
ネットや性など新しい依存症の種類もどんどん増えてきています。

私はネットと薬物の依存の広がりには、深刻な危機感を持っていて
多くの人が依存症の危険を理解して
どんな形でもいいから予防に取り組んでもらえることを
心から願っています。

それには専門職の方々だけでなく、本当に私たち一人一人が
依存症についての知識や理解を持つことが必要です。
それもアルコールや薬物、ギャンブル、ネットなどを
それぞれ別の依存症ととらえ
自分に関係があるものだけ分かればよいということではなく
まずは一つの大きなまとまりとして理解し
どの問題が起きてもある程度対応できるようになることが
自分自身や家族を守るためにはとても大切です。

「病気」の領域に入ってしまうと、そこからの回復は
とても長い時間とエネルギーが必要になります。
正直なところ、依存症の本人の方が誰の助けもなしに
回復への道を歩むのは、ほぼ不可能なんだろうなというのは
そういう方が書いてあるブログを見ると思います。

一方GAなどにつながって回復を続けておられる方のブログを読むと
回復するというのはどういうことかが分かります。
それはGAでのミーティングや12ステッププログラムが
依存症からの回復に有効だということの
ひとつの証明でもあろうかと思います。

日本の依存症への対策はひどく遅れていて
回復や治療のための選択肢もけして多いとは言えませんが
それでも皆無というわけではありません。
依存症の本人の人も、巻き込まれて苦しんでいる家族の方も
今よりは少しでもましな人生を実現したいと思えば
そして回復への一歩を踏み出す勇気があれば
わずかではあっても道はあります。

これからは一人でも多くの人が依存症のことを理解して
適切な対応ができるようになることが必要とされる
そういう時代になってきているのだと思います。

人生において大切なたくさんのもの
もしくは自分の人生そのものを失わないために。







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