前回書いた大阪スマホサミットの中で
高校生たちの感想が「小学生がヤバい」だったのには笑ってしまいましたが
たった4、5才しか年の違いがなくても
最近の、小学生のスマホ(ゲーム機器含め)保有率の高さや使い方について
高校生からさえ、そういう反応が起こるということは知っていただけたらと思います。
小学生や中学一年生で、スマホやゲーム機器を使う場合には
やはり最初に、使う時間や、いつ使うか、夜はどうするかなど
家庭のルールを決めておくことが大切です。
私の話は、相変わらずあちこち飛びますが
親子のコミュニケーションとひと口に言っても
親も子も、ひとりひとり違いますから
すべて同じようにこれというわけにはいかない難しさがあります。
親御さんがとても厳しく育てても、親の願いどおりに
本当にきちんと育っていくお子さんもいます。
これは多分、親御さんが子どもに愛情を注ぐツボみたいなものを
よく心得ておられて、子どもさんもそれを分かっている
理想的なコミュニケーションができているのだと思います。
けれど、私もそうでしたが、普通はなかなかそううまくはいきません。
気持ちがかみ合っていないのに、親が高圧的な態度で接すると
反抗的になるとか、表面だけ言うことを聞いているふりをして
問題が起きても親に言わないとか、嘘をついたりするようになります。
サミットの中にも「一方的に決められるのはいや。相談して決めているならいい」
という声がありました。
やはり、たとえ小学生でも「相談して決めてほしい」というのが本心なのだろうと思います。
そこで先日書いたクラフトのプログラムの「成功の秘訣」の
・ 相手よりも言葉数を少なくしましょう
・ 先回りして考えすぎないようにしましょう
などは子どもと話をする場合にも、役に立つ方法だと思います。
ネットやスマホについては、親御さんが心配になるような情報が多いです。
けれど「あれも、これも」と考えて、長々と話しても
小学生や中一くらいの子どもには理解できないし、下手をすると
一番大切なことは何なのかが分からなくなってしまう恐れがあります。
自分のご家庭の場合、どうしても守ってほしいことは何なのかを
小学生の場合なら、小学生に理解ができて、実行できそうな範囲で
中学生なら、もう少し幅広く、中学生が抱えそうな問題に対応できるレベルで
なるべくシンプルに、冷静に話し合っていただきたいと思います。
最初から全てを想定して、子どもにも理解させた上で
ルールを作るというのは現実的ではありません。
決め事が多すぎると、守れないことも増えますから
むしろ何か起きたら、それに応じてその都度
問題に対応できるルールを決めるほうが衝突や対立が少なくてすみます。
それよりもむしろ大切なのは、どう対処したらいいか分からない
問題が起きた時に、まずは親に相談をする
それができる環境を作ることだと思います。
スマホサミットでは、高校生から「親や先生に相談しても
有効な方法が教えてもらえない。あてにできない」という意見も出ています。
子どもたちが、ただ怒られるだけ、禁止されるだけだから
親にも先生にも相談できないと思ってしまうのは
何が起きるか分からないネットの世界に対応するのにも
例えば「自分は依存なんじゃないか」というような悩みを抱えた場合にも、大きな問題です。
ずっと家族の依存症や、依存の問題と関わってきて
まずは、自分の思っていることを、自分の身近な人に話せること。
ものすごくシンプルに考えれば
それがすべての基本のように思えるのです。
何か、すぐに役に立つ解決法を教えてほしいわけじゃない
ただ黙って、自分が悩んでいることや困っていることを聞いてほしい
そこを封じ込めてしまうと
様々な問題が、別の形で出てくるような気がします。
ですから、例えば子どもがスマホのことで困っている時に
まずは黙って聞いてあげて、分からないことだったら
一緒に調べてあげるとか、考えてあげることができれば
そこでいいコミュニケーションが出来るのではないかと思います。
そしてスマホやネットの問題をきっかけに、小学生の時期から
親子で冷静に丁寧に話し合って、ひとつひとつの事柄に向き合うという
良いコミュニケーションを築くことができていれば
たとえばイジメなどの問題がおきてきた時でも
「親に相談すれば、何とかなるんじゃないか」と
子どもさんが思うようになってくれていれば、しめたものです。
「理想論を言うのは簡単だ。でも現実はそんなに甘くない」と皆さんに怒られそうですが
先日からクラフトのプログラムをやっていて
「自分が今までやってきたことは、行動や考え方は大きく間違ってはいないが
でもやり方がマズかった」ということを認識させられました。
子育てにしても同じで、方法は一つではありません。
厳しくてうまくいく場合もありますが
ずっとそのままうまくいくかといえば
中学までは大丈夫だったのに、高校に、あるいは大学に行ったら
社会人になったら、うまくいかなくなったという場合もあります。
厳しくしてもうまくいかない時は、他のやり方を試してみると
案外スムーズにいくこともあるのです。
自分の家庭に、親子に、夫婦に合うコミュニケーションの取り方を
柔軟な発想で色々試してみる、うまくいきそうなやり方を見つける
それがとても大切なのだろうと思います。
高校生たちの感想が「小学生がヤバい」だったのには笑ってしまいましたが
たった4、5才しか年の違いがなくても
最近の、小学生のスマホ(ゲーム機器含め)保有率の高さや使い方について
高校生からさえ、そういう反応が起こるということは知っていただけたらと思います。
小学生や中学一年生で、スマホやゲーム機器を使う場合には
やはり最初に、使う時間や、いつ使うか、夜はどうするかなど
家庭のルールを決めておくことが大切です。
私の話は、相変わらずあちこち飛びますが
親子のコミュニケーションとひと口に言っても
親も子も、ひとりひとり違いますから
すべて同じようにこれというわけにはいかない難しさがあります。
親御さんがとても厳しく育てても、親の願いどおりに
本当にきちんと育っていくお子さんもいます。
これは多分、親御さんが子どもに愛情を注ぐツボみたいなものを
よく心得ておられて、子どもさんもそれを分かっている
理想的なコミュニケーションができているのだと思います。
けれど、私もそうでしたが、普通はなかなかそううまくはいきません。
気持ちがかみ合っていないのに、親が高圧的な態度で接すると
反抗的になるとか、表面だけ言うことを聞いているふりをして
問題が起きても親に言わないとか、嘘をついたりするようになります。
サミットの中にも「一方的に決められるのはいや。相談して決めているならいい」
という声がありました。
やはり、たとえ小学生でも「相談して決めてほしい」というのが本心なのだろうと思います。
そこで先日書いたクラフトのプログラムの「成功の秘訣」の
・ 相手よりも言葉数を少なくしましょう
・ 先回りして考えすぎないようにしましょう
などは子どもと話をする場合にも、役に立つ方法だと思います。
ネットやスマホについては、親御さんが心配になるような情報が多いです。
けれど「あれも、これも」と考えて、長々と話しても
小学生や中一くらいの子どもには理解できないし、下手をすると
一番大切なことは何なのかが分からなくなってしまう恐れがあります。
自分のご家庭の場合、どうしても守ってほしいことは何なのかを
小学生の場合なら、小学生に理解ができて、実行できそうな範囲で
中学生なら、もう少し幅広く、中学生が抱えそうな問題に対応できるレベルで
なるべくシンプルに、冷静に話し合っていただきたいと思います。
最初から全てを想定して、子どもにも理解させた上で
ルールを作るというのは現実的ではありません。
決め事が多すぎると、守れないことも増えますから
むしろ何か起きたら、それに応じてその都度
問題に対応できるルールを決めるほうが衝突や対立が少なくてすみます。
それよりもむしろ大切なのは、どう対処したらいいか分からない
問題が起きた時に、まずは親に相談をする
それができる環境を作ることだと思います。
スマホサミットでは、高校生から「親や先生に相談しても
有効な方法が教えてもらえない。あてにできない」という意見も出ています。
子どもたちが、ただ怒られるだけ、禁止されるだけだから
親にも先生にも相談できないと思ってしまうのは
何が起きるか分からないネットの世界に対応するのにも
例えば「自分は依存なんじゃないか」というような悩みを抱えた場合にも、大きな問題です。
ずっと家族の依存症や、依存の問題と関わってきて
まずは、自分の思っていることを、自分の身近な人に話せること。
ものすごくシンプルに考えれば
それがすべての基本のように思えるのです。
何か、すぐに役に立つ解決法を教えてほしいわけじゃない
ただ黙って、自分が悩んでいることや困っていることを聞いてほしい
そこを封じ込めてしまうと
様々な問題が、別の形で出てくるような気がします。
ですから、例えば子どもがスマホのことで困っている時に
まずは黙って聞いてあげて、分からないことだったら
一緒に調べてあげるとか、考えてあげることができれば
そこでいいコミュニケーションが出来るのではないかと思います。
そしてスマホやネットの問題をきっかけに、小学生の時期から
親子で冷静に丁寧に話し合って、ひとつひとつの事柄に向き合うという
良いコミュニケーションを築くことができていれば
たとえばイジメなどの問題がおきてきた時でも
「親に相談すれば、何とかなるんじゃないか」と
子どもさんが思うようになってくれていれば、しめたものです。
「理想論を言うのは簡単だ。でも現実はそんなに甘くない」と皆さんに怒られそうですが
先日からクラフトのプログラムをやっていて
「自分が今までやってきたことは、行動や考え方は大きく間違ってはいないが
でもやり方がマズかった」ということを認識させられました。
子育てにしても同じで、方法は一つではありません。
厳しくてうまくいく場合もありますが
ずっとそのままうまくいくかといえば
中学までは大丈夫だったのに、高校に、あるいは大学に行ったら
社会人になったら、うまくいかなくなったという場合もあります。
厳しくしてもうまくいかない時は、他のやり方を試してみると
案外スムーズにいくこともあるのです。
自分の家庭に、親子に、夫婦に合うコミュニケーションの取り方を
柔軟な発想で色々試してみる、うまくいきそうなやり方を見つける
それがとても大切なのだろうと思います。
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