先週は、月曜がクラフト勉強会の2回目
火曜日が通院日、木曜と昨日は、子どもが家に来てと
珍しく色々あって、考えることもたくさんあったのですが
前回から、子どもさんのスマホのことについて書いていますので
しばらく続けていきたいと思います。
このブログでリンクをしている、河合塾の「キミのミライ発見」というサイトの
7.情報・モラルというところに
「15000人の青少年「スマホアンケート」驚きの結果」という記事が
アップされています。
これは2014年に、大阪府の中高生が
兵庫県立大学の、竹内和雄先生のサポートを受けて
大阪の15000人の小中高校生の、スマホ使用についてのアンケートを行い
その結果をもとに、中高生たち自身が
スマホの適切な使い方を議論し
そこから考えたスマホの使い方を
「OSAKAスマホ宣言」として発表した経過をまとめたものです。
これから、子どもさんにスマホを買おうと考えておられる方は
ぜひこの記事には目を通していただきたいと思います。
実際に、スマホを使っている子どもたちに
どういう問題が起きてきているのかを
アンケートの結果から知ることができます。
この記事の中で、特にポイントと思われる点を考えてみました。
まずは小学生のスマホ使用率です。
このアンケートでは、小学生の五人に一人がスマホを持っていました。
それと、スマホを持たなくても、ゲーム機や音楽プレーヤー(iPodなど)で
ネットに接続できる小学生が、小学生で半数以上に上りました。
この結果を見ると、スマホを含めて、ネットの使い方についての指導は
小学生の間にやるべきであり、小学校の3年生から4年生くらいまでには
ネットやスマホを使うための、最初のルールを作っておく必要があるということです。
このアンケートの結果を見ると、15000人の小中高生の中で
スマホを使っている子どものほうが、持っていない子どもやガラケーの子に比べて
・寝る時間が遅い(12時より遅くに寝る子が6割を超える)
時間が遅くなる原因は「たくさんの人とラインをやっているから」や
「モンスト、パズドラ、ツムツムなどのゲームをやっていると
時間がどんどんたってしまう」というのが、圧倒的に多いようです。
・イライラする
イライラする理由は「ラインの既読が気になる」というものや
「寝るのが遅くなって、睡眠時間が少ないのでイライラする」などが上げられています。
睡眠時間の減少や、夜遅くまでネットをやることの悪い影響は
気分の問題だけでなく、頭痛とか肩こり、疲労感など、全体的な健康への悪い影響になります。
・勉強への影響
おそらくは、これが一番親御さんにとっては関心が大きいかと思いますが
スマホを使用している子どもの「勉強に自信がある」の割合は19.1%と
持っていない子どもやガラケーの子に比べて、かなり低くなっています。
この3つのポイントは、すべてつながっていると思います。
「ネット(スマホ)をやる時間が長い→睡眠時間が短い→体の疲れやイライラ→集中力が落ちる」
という悪循環を、子どもたち自身も自覚していることが分かります。
こういう風に書くと「それは大変だ。スマホなんか絶対買わないぞ」と思われる
親御さんもおられるかもしれません。
けれど、子どもたち、特に小中学生がスマホを欲しがる一番の理由は
ラインやゲームを通じての、学校の友達とのつながりなのではないかと思います。
それを禁止することは、子どもの現実の人間関係に影響してきます。
とても悩ましいところですが
何度も書いているように、これからの時代は
こうした様々なIT機器と関わらずに暮らしていける社会ではありません。
どれだけ早い時期から、上手な付き合い方を身につけるかであり
スマホやネットを使うことで、起こってくるマイナス面を
子どもさん自身が、どれだけ自分で回避する、コントロールできる力を身につけるかだと思います。
親が一方的に命令をし、禁止をするというのは
有効なやり方ではなく、それによって生じてくる大きな問題があります。
このアンケートの中にある
「トラブルが起きた時『誰にも相談しない』という小学生が70%近く
いた」という結果です。ひごろの親との関係から、小学生の場合は
「親に言ったら怒られる、スマホやゲームを禁止される」という
不安や恐怖が一番に頭に浮かぶのでしょう。
勉強が、ということよりも、実はこうした点のほうが、より問題のように思います。
このあたりの、スマホやゲームについて、親はどんな風に対応するほうが良いのか
どういうルールを、どうやって作るべきかについては
次回に書いていこうと思います。
このあたりについては、やはりこのブログでリンクしている
ネット依存アドバイザーのトリーさんが
「ネット依存、スマホ依存から小中学生を守るために」のブログで
ご自身の家庭でのネットのルールや
実際に、小学生や中学生のお子さんと
どういうふうに話し合われているかを記事にしてくださっているので
ぜひそちらも参考にしていただけたらと思います。
2月から3月にかけてのこの時期は
子どもさんがおられるご家庭で
一番「スマホを買って」という話が出ているのではないかということを
念頭に置いて、この記事を書いています。
前回参加したクラフト勉強会で、講師の先生が
「依存症の治療も変化してきています」と言われました。
私もそれは感じています。
けれど、現実に依存の状態になってしまったら、回復することは
本人にとっても、家族にとっても容易なことではありません。
ですから、最初が何よりも肝心で
子どもさんと親御さんが、ちゃんと考えて話し合って
スマホやゲームと上手に付き合っていける環境を整える。
現在は、そのために、一番大切なのが、小学生の段階ということです。
ここできちんとした枠組みを作ることができれば
これから先に起こってくる問題をある程度は予防することができます。
もちろん中学の入学を機に、スマホを購入する予定というケースでも
知っておくほうがよいことがたくさんあります。
ですからこのブログだけではなく
ぜひ色々と勉強していただきたいと、心から願っています。
火曜日が通院日、木曜と昨日は、子どもが家に来てと
珍しく色々あって、考えることもたくさんあったのですが
前回から、子どもさんのスマホのことについて書いていますので
しばらく続けていきたいと思います。
このブログでリンクをしている、河合塾の「キミのミライ発見」というサイトの
7.情報・モラルというところに
「15000人の青少年「スマホアンケート」驚きの結果」という記事が
アップされています。
これは2014年に、大阪府の中高生が
兵庫県立大学の、竹内和雄先生のサポートを受けて
大阪の15000人の小中高校生の、スマホ使用についてのアンケートを行い
その結果をもとに、中高生たち自身が
スマホの適切な使い方を議論し
そこから考えたスマホの使い方を
「OSAKAスマホ宣言」として発表した経過をまとめたものです。
これから、子どもさんにスマホを買おうと考えておられる方は
ぜひこの記事には目を通していただきたいと思います。
実際に、スマホを使っている子どもたちに
どういう問題が起きてきているのかを
アンケートの結果から知ることができます。
この記事の中で、特にポイントと思われる点を考えてみました。
まずは小学生のスマホ使用率です。
このアンケートでは、小学生の五人に一人がスマホを持っていました。
それと、スマホを持たなくても、ゲーム機や音楽プレーヤー(iPodなど)で
ネットに接続できる小学生が、小学生で半数以上に上りました。
この結果を見ると、スマホを含めて、ネットの使い方についての指導は
小学生の間にやるべきであり、小学校の3年生から4年生くらいまでには
ネットやスマホを使うための、最初のルールを作っておく必要があるということです。
このアンケートの結果を見ると、15000人の小中高生の中で
スマホを使っている子どものほうが、持っていない子どもやガラケーの子に比べて
・寝る時間が遅い(12時より遅くに寝る子が6割を超える)
時間が遅くなる原因は「たくさんの人とラインをやっているから」や
「モンスト、パズドラ、ツムツムなどのゲームをやっていると
時間がどんどんたってしまう」というのが、圧倒的に多いようです。
・イライラする
イライラする理由は「ラインの既読が気になる」というものや
「寝るのが遅くなって、睡眠時間が少ないのでイライラする」などが上げられています。
睡眠時間の減少や、夜遅くまでネットをやることの悪い影響は
気分の問題だけでなく、頭痛とか肩こり、疲労感など、全体的な健康への悪い影響になります。
・勉強への影響
おそらくは、これが一番親御さんにとっては関心が大きいかと思いますが
スマホを使用している子どもの「勉強に自信がある」の割合は19.1%と
持っていない子どもやガラケーの子に比べて、かなり低くなっています。
この3つのポイントは、すべてつながっていると思います。
「ネット(スマホ)をやる時間が長い→睡眠時間が短い→体の疲れやイライラ→集中力が落ちる」
という悪循環を、子どもたち自身も自覚していることが分かります。
こういう風に書くと「それは大変だ。スマホなんか絶対買わないぞ」と思われる
親御さんもおられるかもしれません。
けれど、子どもたち、特に小中学生がスマホを欲しがる一番の理由は
ラインやゲームを通じての、学校の友達とのつながりなのではないかと思います。
それを禁止することは、子どもの現実の人間関係に影響してきます。
とても悩ましいところですが
何度も書いているように、これからの時代は
こうした様々なIT機器と関わらずに暮らしていける社会ではありません。
どれだけ早い時期から、上手な付き合い方を身につけるかであり
スマホやネットを使うことで、起こってくるマイナス面を
子どもさん自身が、どれだけ自分で回避する、コントロールできる力を身につけるかだと思います。
親が一方的に命令をし、禁止をするというのは
有効なやり方ではなく、それによって生じてくる大きな問題があります。
このアンケートの中にある
「トラブルが起きた時『誰にも相談しない』という小学生が70%近く
いた」という結果です。ひごろの親との関係から、小学生の場合は
「親に言ったら怒られる、スマホやゲームを禁止される」という
不安や恐怖が一番に頭に浮かぶのでしょう。
勉強が、ということよりも、実はこうした点のほうが、より問題のように思います。
このあたりの、スマホやゲームについて、親はどんな風に対応するほうが良いのか
どういうルールを、どうやって作るべきかについては
次回に書いていこうと思います。
このあたりについては、やはりこのブログでリンクしている
ネット依存アドバイザーのトリーさんが
「ネット依存、スマホ依存から小中学生を守るために」のブログで
ご自身の家庭でのネットのルールや
実際に、小学生や中学生のお子さんと
どういうふうに話し合われているかを記事にしてくださっているので
ぜひそちらも参考にしていただけたらと思います。
2月から3月にかけてのこの時期は
子どもさんがおられるご家庭で
一番「スマホを買って」という話が出ているのではないかということを
念頭に置いて、この記事を書いています。
前回参加したクラフト勉強会で、講師の先生が
「依存症の治療も変化してきています」と言われました。
私もそれは感じています。
けれど、現実に依存の状態になってしまったら、回復することは
本人にとっても、家族にとっても容易なことではありません。
ですから、最初が何よりも肝心で
子どもさんと親御さんが、ちゃんと考えて話し合って
スマホやゲームと上手に付き合っていける環境を整える。
現在は、そのために、一番大切なのが、小学生の段階ということです。
ここできちんとした枠組みを作ることができれば
これから先に起こってくる問題をある程度は予防することができます。
もちろん中学の入学を機に、スマホを購入する予定というケースでも
知っておくほうがよいことがたくさんあります。
ですからこのブログだけではなく
ぜひ色々と勉強していただきたいと、心から願っています。
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