カギっ子なんだ。親は、仕事で忙しいって言って、ほかの家の子みたいには、私のことなんにもしてくれないんだ。不幸な家庭なんだよね。・・・なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、子供向けの書籍『子供にとって大切なこと』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
君に悪いことが起きるときには、環境や他の人のせいで起きることもある。しかし、だからといって、「まわりのせいで、こうなったんだ。」というようなことを言っていると、よけいに悪くなることのほうが多いんだ。そのことを知ってほしい。
例えば、お母さんが働いている家の子に何か悪いことが起きたとき、子どもとしては、「お母さんが仕事をやめればいいのに。」と不満に思うこともあるかもしれない。
でも、働くには働くだけの理由が何かあるんだ。その意味は、自分も大人になるまでは分からないことが多いし、「働くのがいいか。悪いか。」といった大人の判断にまで子どもが立ち入ることはむずかしい。
働いているお母さんは、専業主婦のお母さんよりも、家事や育児のために取れる時間が少ないのは当然だね。時間も少ないし、ほかで仕事をしている分、体力的にも弱っていて、くたびれている。
だから、「自分でできることは自分でやらなければいけない。」ということを、しっかりと知ることが大事なんだ。
それに、今はお父さんやお母さんのせいにできるけれども、大人になったら、もうそれはできなくなる。大人になったら、すべて自分の問題になるんだよ。
君たちも、よく自問自答してほしいんだ。
女の子なら、「大人になったら、母親として、君のお母さんよりもりっぱになれますか。仕事をしながら、夫につくし、子どもたちにとっていいお母さんでいられますか。」ということだね。
男の子なら、「大人になったら、父親として、君のお父さんよりもりっぱになれますか。仕事ができ、妻にはやさしくし、子どもたちのめんどうを見てやれるようなお父さんになれそうですか。」ということだ。
「自分は、そこまではできない。」と思うのなら、もう少し言葉をつつしんで、自分の能力をみがいていくようにしなければいけないね。
大人には大人のなやみや苦しみがある。大人もまた、「自分自身が成長していきたい。自分が生きていると実感できるものを何か得たい。」と思って努力しているんだ。
子どもをじゃま者あつかいするだけの世の中は良くないけれども、残念ながら、大人が百パーセント仕事に打ちこもうとするときには、子どもはじゃまになることが多いのも事実なんだ。
だから、自分でできることをやらずに、大人のじゃまをする子は、あまり良くないね。どうしても自分でできないものは、しかたがないけれども、自分でできることは自分でやろうとする子でなければいけないんだ。
(79~82ページ)
子供向けの書籍なので、小学生にも分かるような、やさしい語り口で説かれています。
でも、実は大人にとっても役に立つ教えではないでしょうか。
たとえ子供であっても、自らの不幸を、「人のせい、環境のせい」にしないこと。
自分でできることは、じぶんでやろうとすること。
その先には、そうやって前向きに生きているうちに、自分の運命は自分で切り拓いていけるという学びが待っているのだと私は思うのです。
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『子どもにとって大切なこと』
大川隆法著 |
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偉大な方は、難しいことを平易に語ることが出来るんですね!
とっても感銘を受けました!
いつもコメント、ありがとうございます。
子供向け書籍をご紹介するのことに、ちょっとちゅうちょがあったんですけど、おかげさまで確信が持てました!