アメリカって、やっぱり一番進んだ国なんだから、その歴史認識は正しいんでしょ。だから戦前の日本って、やっぱり悪い国だったんでしょ? なーんて思ってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『日本よ、国家たれ!』――元台湾総統 李登輝守護霊 魂のメッセージ(幸福の科学出版)で、李登輝・元台湾総統の守護霊の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。
(アメリカは)日本に対する偏見の部分について、反省してないよね。だから、歴史認識では、韓国や中国と同じだよ。日本を、悪い国で、ヒトラー的な国にしないと、自分たちのやったことを正当化できないからね。(中略)ハワイの真珠湾奇襲攻撃だって、一週間前から知ってたからさあ。
実際は知ってたのに、自分たちの身内を犠牲にして、三千人近くの人を死なせてまで戦争を始めたかったのは、ルーズベルトだからね。知ってたんだよ。知ってて、空母だけはちょっと隠してた。
それは戦争に入るためで、ほら、イギリスが、ドイツから助けてほしくてね。
あれは、もうほとんどドイツに降伏寸前だったからねえ。アメリカに参戦してもらわなきゃ、イギリスは潰れてたから、どうしてもアメリカを引き入れなきゃいけなかった。
それに、ドイツをやっつけるためには、やっぱり、ソ連に開戦させて、ヒトラーと戦わせる必要があったけど、ソ連をヨーロッパに引きつけるためには、日本軍に後ろから襲われたんではたまんない。大陸には二百万人もの軍勢がいたのでね。これが全部、シベリアから攻め込まれたら、ソ連はドイツと戦えなくなるから、日本とは、「戦わない」っていう協定(日ソ中立条約)を結んでた。
だから、そのへんは複雑に組み合わさっているんだけど、大陸にいた日本の軍隊も、本当は余ってたんだから、もし、ソ連が攻撃を開始する前に、もし、ヒトラーがやられる前に、日本がソ連を攻撃してたら、事態はだいぶ変わってたとは思うね。(中略)
だから、アメリカが言ってる、「東京大空襲と、それから広島・長崎の原爆は、真珠湾の奇襲攻撃、『スニーキー・アタック』や南京大虐殺、従軍慰安婦、その他、日本の残虐行為のすべての『カルマの刈り取り』のためにやったんだ」っていう言い訳があるんだけども、歴史検証で、これが全部逆になった場合、アメリカにとっては、“ベトナム戦争パート2”で、もう一つ前が出てくることになる。
ベトナムの一般の農民をいっぱい殺してしまってね。もう、枯葉剤を撒いて、火炎放射器で焼いて、ナパーム弾を落として焼け野原にして、農民たちを殺したことへの罪悪感を、アメリカ人はものすごく持ってるから。あれ以降、アメリカ人の間では、マリファナから、もう、いろんなものが流行って、犯罪と非行に走り、みなが、そうやって精神を麻痺させないといられないような国になってきたよね。
あれのもう一段前から始まるわけだからね。そこを何とか避けたいと思ってるんだろうけど、でも、これは、いずれ、明らかになってくると思うよ。
だから、ここの部分については、「ヒトラーも顔負けのことをやってるんだ」ということは間違いない。もしかしたら、ヒトラーだって、原爆は落とさなかったかもしれないから。ロンドン空襲はしたけど、原爆は落としてないからさあ。
あれは日本にしか落とさなかった。朝鮮半島にさえ落とさなかったんですからね。だから、あれは、「人類史上の最大の汚点」でしょうな。
もし、日本という国を理解し、日本の歴史を正当に理解してたら、落とせなかったと思う。
(152~156ページ)
アメリカは、日本に対する偏見の部分について反省していないから、歴史認識では、韓国や中国と同じように、日本をヒトラー的な悪い国にしないと、自分たちのやったことを正当化できない。
ハワイの真珠湾奇襲攻撃だって、ルーズベルトは実際は1週間前から知ってたが、イギリスを救うために、三千人近くを死なせてまで戦争を始めたかった。
東京大空襲と広島・長崎の原爆は、真珠湾、南京大虐殺、従軍慰安婦、その他、日本の残虐行為のすべての『カルマの刈り取り』のためにやったという言い訳が歴史検証で全部逆になれば、アメリカにとっては“ベトナム戦争パート2”となってしまうが、これはいずれ明らかになってくる──。
たしかに、たしか東京大空襲では10万人以上、広島・長崎の原爆では20万人以上が虐殺されたんだと思います。
このとき犠牲になった人々の大半は、軍人ではなく非戦闘員の一般市民だったはずです。
考えてみると、いくら戦争だからといっても、どうしてそんなひどいことが正当化されるのか、まったく理解できない話ではあります。
“原爆で多くの方が亡くなった”とか言われますが、白紙の眼で考えてみれば、じつは「アメリカが原爆によって数多くの一般市民を虐殺した」と言ってもおかしくない気がします(そんなカドがたつ言い方は控えるのがふつうの日本人だとは思いますが)。
そこに、真珠湾攻撃はじつはルーズベルトの策略だったとか、南京大虐殺も従軍慰安婦もまったくウソ話だった、とかいうことになれば、戦争でアメリカが日本人に行なった悪行の数々は、じつは“あのベトナム戦争”とまったく同じだった、という話になるわけです。
そして、じつはアメリカは、そんな困ったことになるのを避けるために、“南京大虐殺”とか“従軍慰安婦”の問題などで韓国や中国に同調しているというのが、李登輝・元台湾総統の守護霊の見立てなんだと思います。
それにしても、一つの国家の指導者の守護霊であっても、狭い視点しか持てない方はいくらでもいるというのに、李登輝・元台湾総統の守護霊の言葉の見識の高さには、改めて目を開かれた気が私はしているのです。
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『日本よ、国家たれ!』
大川隆法著
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