ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



なんだか、「民主主義では、国民の多数意見が神様なんだ」、みたいなことを言う人がいるけど、ほんとなのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『日米安保クライシス―丸山眞男vs.岸信介』(幸福の科学出版)で、先日ご紹介した霊言で地獄に堕ちていることが判明した、安保闘争の理論的支柱だった政治学者・丸山眞男の霊の言葉(「霊言」)を、質問者Bとの対話の形で、次のように伝えておられます。

B── 宗教というものは、国家の背骨として、一流国に限らず、普通の国であれば、絶対に持っているものです。
 先生は天皇制を否定なさいましたけれども、それに代わるものを何も所定しておられないがゆえに、唯物論国家、あるいは無神論国家としての日本が、今、現れてきていると思います。その精神的荒廃という問題について、丸山先生は、いかにお考えでしょうか。

丸山眞男 それは、君、勘違いしてるんだよ。まだ君も勉強が足りてないなあ。
 民主主義っていうのは、要するに、主権者が国民だっていうことなんだよ。だから、民主主義っていうものの根本は、要するに、「国民」が神なんだよ。
 「国民が神」と言うと、日本の国民は一億以上いるので、一億も神がいたら大変だし、「八百万の神々」より多くなるから、あれだけれども、「国民が神」というよりは、国民によって形成された一般意志だな、まあ、ルソー的に言えば、「一般意志」が神なんだよ。
 国民の一般意志が神だから、今で言えば、まあ、「世論」が神ということになるな。それが神なんだ。だから、それに帰依すればいいんだよ。

B── それが、ある意味で、無神論の発生原因だと思います。(中略)やはり、尊いもの、この世界を大きく包んでいくもの、そして、指導していくものとして、天上界には神々が存在しておられます。地上の人間が、それに近づく政治をしていくことこそが、本当の民主政治だと思います。

丸山眞男 いや、私は、そんな、学問的に検証されないものは信じないね。(中略)
 君、神っていうものも、やっぱり一つのフィクションなんだよ。
 それは、人間には、向上心は必要だよ。だから、向上していくために、何らかの理想的なるものを求める心を、人間は、みんな持ってるよ。
 そして、人間にとっての、「フィクション」としての理想像を、神と称してるわけであり、神は、人間の似姿をとって存在するように、フィクションとしてつくられたものなんだよ。これは一種の擬制なんだ。
 それを、歴史上、神だとか仏だとか、いろんなかたちで言うけど、それは人間の理想像であって、人間を道徳的に高めるために、そういうフィクションを、いつの時代も必要としてるんだよ。生きてる人間には欠陥が多いからな。

B── まあ、これ以上、申し上げても、お分かりになっていただけないと思いますけれども、われわれとしては、今、そういう丸山理論によって動いている日本の政治を、何とか、神の心に準じて動くように持っていきたいと考えております。
(62~66ページ)

ルソー自身の霊は、自らの言葉である「一般意志」について、こう説明しています。

唯物論者というのは、ほんとうに困ったものです。

思想家は、霊的真実をしっかり見据えて自分の考えを発表しないと、ほんとうに大変なことになるのだと、しみじみと私は感じているのです。

日米安保クライシス―丸山眞男vs.岸信介 (OR books) 『日米安保クライシス―丸山眞男vs.岸信介』

 大川隆法著

 

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