日蓮宗って、とっても排他的な宗派でしょ。当然、神道なんて間違ってるって考えてるんだよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福学概論』(幸福の科学出版)で、以下のように教えておられます。
日本仏教の歴史においても、いろいろな仏教が次々と出てきましたが、そのなかで最も戦闘的で、最も排他的で、他宗から見れば、ある意味、最も独善的に見えるものは、日蓮宗でしょう。
「日蓮の教え以外には正しい教えはなく、『法華経』にしか正しい教えはない」という、非常に排他的、独善的であり、もし、政治的に現れたら、ナチズムのようにもなりかねないような思想と行動を、その背景には持っているようにも思われます。
ただ、この日蓮でさえ、彼の直筆で書かれた掛け軸の曼荼羅を見れば分かるように、天照大神を中心に据えています。
つまり、日蓮は、実は極めて日本神道的な宗教を、「日蓮宗」として法華経至上主義のなかに説いていたのです。これは、日本に現れた珍しい一神教的な宗教であるのですが、日本神道に対して非常に尊崇の念を持ち、根本的な日本神道に対する忠誠心、信仰心を持っていたことは明らかです。他宗排撃をしていた人が、「南無妙法蓮華経」と書いた経文の掛け軸のなかに、「天照大神」と、はっきりと書いているのです。
したがって、日本古来の神に対する信仰を持っていたことは明らかであり、「日本で最も排他的な宗教であっても、日本の神々の歴史を否定するには至らなかった」ということは知っておいてほしいと思います。
(144~146ページ)
日蓮宗は、日本仏教の歴史において、最も戦闘的で、排他的で、ある意味、最も独善的に見える。
しかし、その日蓮は、直筆の曼荼羅を見れば分かるように、天照大神を中心に据えている。
つまり、日蓮宗、日本神道に対して非常に尊崇の念を持ち、日本神道に対する根本的な忠誠心、信仰心を持っていた──。
たしかに、日蓮直筆の曼荼羅をネットで検索してみると、天照大神とはっきり書かれています。
日蓮という方の霊言集を、大川隆法先生は最初期から何冊も出しておられますが、特にその思想とお人柄がよくあらわれている『日蓮の新霊言』は、興味ある方に特にお勧めしておきたいと思います。
いずれにしても、日蓮という鎌倉時代の偉人の思想や行動は、21世紀のいま、改めて見直される必要があると私は思っているのです。
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『幸福学概論』大川隆法著
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