~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんの最期の言葉

2017-12-31 23:40:05 | 日記

あ~2017年が終わろうとしています。

息子を亡くして以来の厳しい年でしたが、

深い気づきをもらった一年でもありました。

昨日、買い物をして雑踏の中を歩いている時

ふと、ビクトール・フランクルの言葉を

思い出し

そうか、私がなぜ、こうなるの?と人生に

問うのではなく、私たちは人生から

「どうしますか」と、問われている存在なのだと

思った時、初女さんならどうなさるかしら?と

思ったのです。

すると、答えが直ぐに下りて来ました。

初女さんなら、何があっても真実に生きていくと

本当に、何があっても動じることなく凛と

して、いつも静けさをたたえていました。

暮れに大掃除をしていた時に、一通の手紙が

出て来ました。

その手紙には、初女さんの最期の言葉が

記されていて、初女さんの深い思いに抱かれた

ような気持になりました。

 『私がいなくなっても、私は皆さんの心の中に

  生きています。

  キリスト教では復活と言います。』

雑踏中でのフランクルを思い出し、初女さんに

思いが至り、そして初女さんの最期の言葉を

目にする…

偶然とは思えないこの運び

いつか、フランクルのように胸を張って

それでも人生にイエスと言いたい…

何があっても初女さんのように凛と生きたい

新しい年を前にして、そんなことを思いました。



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熱とキャベツ

2017-12-29 23:08:37 | 日記

息子が熱を出しました。

今日から休みなのに~と、悔しがっていましたが

子どもの時から、遠足とか行事の前には熱を

出す子だったので、大人になってもか~と

私はちょっと呆れていました。

「お母さん、キャベツ持って来て~」の声が

かかり、小さい時から熱がでると、青菜を

頭の下に敷いて熱を下げていたので、

ここでも、大人になってもキャベツか~と

何だか可笑しくなりました。

本人は、熱で真っ赤な顔をしていて、

必死なのですが…

私は「今、野菜高いんだから~」と、

もったいぶってキャベツの葉を1枚敷いて

あげました。

今日は、息子にお風呂の大掃除をしてもらおうと

思っていたのに、

「熱がどんどん上がって行く~」という言葉を

発し、息子は完全に病人と化したのです。

仕方がないので、一人で小掃除をしましたが、

宿題のように、掃除が残ってしまいました。

息子から「お粥!」というメールが届きました。

同じ家に居るのにメールか~と、思いましたが

私もいつの間にか、看病を楽しんでいる感じに

なっていました。

もったいないけれど、キャベツを新調するか

明日の小掃除に参加してもらうために…

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初女さんのお料理

2017-12-28 21:57:23 | 日記

年末になると、どうして一夜漬けの試験の前

みたいに羽詰まってくるのだろ…

片付けが苦手な私は、大掃除という言葉の前で

何をどうしたら良いのか、わからなくなるのです。

今日も、大掃除まで至らず終わりました~

初女さんも片付けが苦手だって言っていたな

今年のお正月には、初女さんに教えてもらった

大根なますを作ろうかな

初女さんの紫花豆が忘れられません。

だから私は、お正月は黒豆ではなく花豆を

煮るのですが、初女さんのレシピをみたら

休ませながら3日かけて作ると書いてあり

あまりの丁寧さに、びっくりしました。

「あなたが来るので、豆を煮たの」という言葉の

向こうに、こんなに手を掛けて作られて

いたとは…

初女さんのレシピでお料理を作ると

初女さんの心に触れられるような気がします。

今、私が手にしている初女さんの

いのちを養う食』には「食はいのち

生活の基本」という言葉がサインして

あります。

本の最期には、イスキアの畑のことが記されて

いて、

80歳を過ぎた初女さんが、「これからは

農業です!」と、きっぱりと言われた姿が

思い出されました。

「食はいのち」を生涯実践し続けた方でした。

初女さんは、「森のイスキアを訪ねて来る人の

問題は、ほとんど「食」に原因があります。

今の時代、あらゆる問題は「食」から来ている

といってもいいでしょう。」と書かれています。

時短の料理と真逆にある初女さんのお料理

1品でもいいから、丁寧に作ろう

初女おかあさんのように…






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「おむすび講習会㏌さいたま}

2017-12-26 22:22:31 | 日記

今年も残り少なくなりました。

10月1日の「いのちのエール」でやらせて頂いた

おむすび講習会がご縁で、1月6日にさいたまで

「おむすび」をやらせて頂くことになりました。

初女さんにお会いしたことのない、若い方が

おむすびを習いに来て下さり、初女さんの

おむすびを繋いで行こうと企画してくれました。

きっと、初女さんも喜んでくれていると思います。

初女さんは、おむすびはシンプルだから難しいと

言われていました。

初女さんが、おむすび講習会を始めた頃は、

おむすびを習いに行くなんて!と言われたそうです。

私は、初女さんのおむすびを食べた時、

おむすびって、ふわっとしているんだと驚き

ました。

初女さんのおむすびは、ふわっとしているけれど

崩れないで、口の中に入れるとごはんが

はらりと、ほどけるのです。

初女さんのおむすびを食べて、「おむすびって

かたくないんだ」と、知りました。

でも、自分でやってみると一筋縄ではいかず、

子供に何度「お母さんのおむすび、食べると

崩れる~」と言われたことか…

ご飯の炊き方と、結び方がダメだったんですね

私も、まだまだですが少しでも初女さんの

おむすびに近づきたいと思って、結んでいます。

『お米と塩と海苔と梅干し。

シンプルな材料で作るおむすびは、

日本人にとっての”心のふるさと”では

ないでしょうか。

私が作るおむすびは、三角ではなく丸い形です

それは指ではなく、たなごころで握って

いるからです。

真ん中が少しへこんでいるのも、その名残です

という初女さんの文章を読むだけで、心が

ほんわかと温かくなります。

一緒に初女さんのおむすびをむすびませんか…

[「おむすび講習会」

「チラシ」




 




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聖句が初女さんに重なります

2017-12-25 23:49:13 | 日記

あっという間にクリスマス

京都を日帰りして翌日に南浦和まで

行くという強行スケジュールに体からNGが出て、

クリスマスイブは、ご飯と味噌汁…

今日は復活して、毎年作るチキンの煮込みを

作り、親子3人でプチクリスマスをしました。

少し体調を崩すと、健康であることの有難さを

感じます。

朝目覚めることだって、当たり前じゃないんだと

寝ている間も休まず動いてくれている体に

感謝をしなくては思います。

初女さんは、そういう感謝も忘れない方でした。

 『「生きている」ということは、誰がどうして

 こんなふうに生かしてくださっているのかと

 思うくらい、考えてみれば不思議なこと。

 体が、もう八十年以上も生きているというのに

 少しも休まず働いてくれてることを思うと、

 本当に「ありがたい」という思いで一杯に

 なるのです。

              佐藤 初女 』

こんなふうに自分の体を思いやる心を、

忘れてはいけないなって、思います。

でも、70歳から森のイスキアを始めた

初女さんって、本当に凄いです!

初女さんが本に載せている聖句が、初女さんに

重なって心に響いてきます。

『たとえ、山を動かすほどの完全な信仰心を

 持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。

       「コリント信徒への手紙」』


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太陽と月と息子と

2017-12-23 23:56:50 | 日記

冬至の翌日は、太陽の元旦だそうです。

暖かい日差しに、やっぱり今日から春なんだと

心がうきうきしましたが、そんなに簡単に春は

来ないんですよね。

晴れても曇っても雨でも…見えても見えなくても

太陽は、月は在るってこと

魂の存在も、そういうことなんじゃないかなって、

ふっと思ってしまうのです。

今日、息子の中学の担任だった先生からメールが

来ました。

後3か月で38年の教師の職を辞すことになり

全校生徒を集め、校長講話として息子の話を

して下さったそうそうです。

多くの生徒が命とは何か、当たり前の日常が

いかに尊いかを感じとってくれたそうです。

生徒の感想のひとつに、山ちゃんが沢山の人から

愛されていたかがよく伝わりましたと、

あったそうです。

息子が、沢山の人の心の中で生きている

このことに、どれほど支えられて来たことか…

13年という短い人生だったけれど、いのち一杯

生きていたと、私は胸を張って言えます。

死は肉体の終わりであって、いのち(魂)の終わり

ではないことが、やっとわかってきました。

太陽や月があるように、息子もいるのです。

明るい陽光の中で、笑っている気がします。



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冬至の日の夢

2017-12-22 21:19:21 | 日記

お月様がきれいです。

今日は冬至

太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び

蘇ってくるので、陰が極まり陽になるので

悪い事は今日までで終わり、

今日から幸運に転じる日。と言えるそうです

 明け方夢をみました。

どこかの田舎にいるのですが、戸口の外に

初女さんが居て、ふきのとうを採っているのです。

初女さんが居るところが陽があたって明るくて

温かそうで、春なんだな~と思って

初女さんを見ている私がいました。

初女さんは何も言いませんでしたが、

幸せだな~って思いに包まれて目覚めました。

冬至の日にみた夢です。

友人から「冬至の日に発信したことはよい方向に

向かうそうです。

かぼちゃはなんきんと書いて、「ん」が二つ

入っているので運を上げるそうです。」という

メールが届き、近所のスーパーに南瓜を買いに

走りました。

メキシコ産南瓜が2つだけありました。普段は

国産じゃないと買わないけれど、遠いところ

から来てくれて有難うと言って、料理しました。

今日、年賀状を印刷したのですが、息子に

お母さんの年賀状は決意表明みたいと

言われましたが、冬至の日の発信と偶然にも

重なりました~

陽だまりの中の初女さんを思い出すだけで

心が穏やかになります。

明日から春に向かうのですね。

初女さんが春を告げに来てくれたのでしょうか

冬は終わったよと…



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素敵なクリスマスカード

2017-12-21 21:09:00 | 日記

ランディさん達がやっている、発達障害児・者の会

「色えんぴつ」から、クリスマスカードが

届きました。

今年は、どんなカードかな?とわくわくしながら

開いてみると、大きな袋をかついだサンタさんが

にっこり笑っているのです。

袋の中身は…

「何が入ってるかな?このプレゼント袋は、

たくみ君が描いてくれました」というコメントが

ついていました。

たくみ君とは2回しか会ったことがありませんが

彼の素敵な笑顔が浮かんできました。

いつも笑顔でみんなを見ていてくれるのです。

その笑顔を見ていると、幸せな気持ちに

なるのです。

色えんぴつの講演会で聴いたのですが、

障がい者の施設の中で、何もしてないけれど

みんなが平和になるようにって、空気をかき回して

いてくれる人が、必ず一人はいるんですよ」という

お話を思い出しました。

たくみ君の側にいるだけで幸せになれるし

たくみ君の笑顔を思い出すだけでも幸せに

なれるのです。

それって、凄いことですよね~

サンタさんのたくみ君が描いてくれたプレゼント

を色々想像していると、それが楽しい時間に

なりました。

もしかしたら、たくみ君のプレゼントは

この時間なのかしら…

今年はツリーも飾らなかったけれど、

たくみサンタさんから、素敵な時間が届き

ました。

ありがとう、たくみ君

ありがとう 色えんぴつの皆さん

素敵なプレゼントを頂きました~



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初女さんの「今を生きる」その2

2017-12-19 23:17:20 | 日記

私が気づいた「今を生きる」ということを

初女さんを一番理解している(私は、そう思い

尊敬している)Kさんにメールで伝えると

「今、私が感じているのは、過去・今・未来と

横のラインが縦になってるって。

今を生きることは、未来も過去も同時進行、

現実があるのは今だから、今を一生懸命生きる事で

過去も変わるし、未来も信じられるって法則かな?

初女先生は信じて待つ、待は忍耐だよね。

母の心は、信じて待つ。」という返信が来ました。

ハッキリではないけれど、何か分かる気がします。

今、私はとらわれない心の自由さを、初めて

体験しています。

そこを通って行く先に、Kさんの言われている

過去・今・未来が縦のラインとなって

同時進行の世界を感じることが出来る!

そんな予感がしています。

「母の心」は信じて待つか…

初女さんは、本当にそういう方でした。

「今を生きる」ことが「信じて待つ」ことに

繋がっているんですね。

初女さんの言葉は、体験から生まれているから

自分が体験して初めて分かって来るんですね。

やっぱり10年以上かかるな~

でも、初女さんは信じて待っていて

下さると思うのです!

私達は、今も初女さんの「母の心」に包まれ

いるのですから…



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初女さんの「今を生きる」

2017-12-18 22:17:09 | 日記

初女さんに初めて会った時、私は息子が放課後

リレーをした後で、疲れたとグランドに寝転がり

そのまま心臓が止まってしまい、

私が病院に駆け付けた時には、脳死状態だった

ことを話して、息子は私に生きるとは1秒前も、

1秒後もない、今この時しかないということを、

私の細胞に刻んでくれました。と言いました。

初女さんは、黙って私の話を聴いて、何度も

頷かれていました。

その時は、私は初女さんが「今を生きる」と

言われていることを知りませんでした。

初女さんとのご縁を頂いてから、いつも私の

心には「今を生きる」がありました。

それは、息子が命をかけて、私に教えてくれた

ことだから…

だから私は「今を生きる」が分かっていると

思っていたのです。

ところが最近、今を生きるとは

過去にとらわれない今

未来に先走ることのない今

そういう今を生きることだと、気がついたのです。

その今に立つと、心が本当に自由になるのです。

初女さんと出会って14年目にして、ようやく

「今を生きる」が少しわかりました。

初女さんの言葉の深さに、立ちすくむ思いが

しています。

 『私はなんにも心配していないの。

  今を生きているから。

  心配する人は必ずといっていいほど

  先のことばかり考えますが

  先の見えない未来のことにあれこれ心を

  惑わしても不安が募るばかりです。


  今ほど確実なものはありません。

  今に感謝していると、とても自由な

  気持ちになり

  一歩一歩確実に進んでいけるように思います。

               佐藤 初女  』


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