~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

梅仕事の6月が来るぞ~

2018-05-31 21:53:18 | 日記

今日で5月も終わり。

わ~何でこんなに時の流れが速いんだろう…

充実してると時間はゆっくり過ぎると言いますから

バタバタとしてる証拠かな

風薫る5月の後は、梅干しの季節です。

初女さんの梅干しは、青梅を漬けるので

八百屋さんに梅が出回るとドキドキして

来ます。

青梅を塩水で漬ける梅干しは、かなり手間が

かかるのです。

東北より気温の高い関東では、毎日のように

梅を入れた塩水を濾さなければならないので

結構大変!

でも、おむすびに合うのは、この梅干し

なんですよね。

土用干しなんていわないで、風があり太陽が

出ていれば何日でも干すんです。

干した梅を手のひらで、一粒一粒ころころと

転がすの

そうすると、味がまろやかになるようで…

これだけ手間をかけると、梅干しが可愛くて

愛おしくなってしまうのです。

初女さんも晩年は、青梅でなく8割くらい熟した

梅で漬けていたようですが、私はまだ体力がある

ので、青梅で梅干しを漬けようと思っています。

6月は梅仕事の月

さあ、心を決めて梅と向き合おう!

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初女さんのお料理

2018-05-30 20:57:00 | 日記

27日の「茶の間」でおむすび講習会で、

「こんなに丁寧におむすび作ったの初めてです。」

言われました。

その言葉を聴いて私は、おむすびを通して

初女さんの丁寧な生き方を感じてもらえたら

いいな~と、心から思いました。

初女さんは、日々の暮らしを大切にされ

丁寧に生きた方です。

おむすびを結ばれる時も、一心に結ばれて

いました。

野菜を湯がくときも、鍋の中の野菜を

じっと見つめ、野菜が透明になった瞬間を

見逃さず、水に放ちました。

お出汁の昆布からは目を離さず、昆布が

海にある時と同じようにのびのびしたら

引き揚げていました。

初女さんがお料理をしている時は、横から

声がかけらえないくらい真剣でした。

お米の給水も、何度も米粒を手に取って

見ていました。

初女さんは『ていねいに行うことで

食材の「いのち」をできるだけ生かすことに

つながります。

料理に手間をかけることは、それだけ心を

込めることができるので、食べる人には

それが伝わると思います。』と書かれて

います。

だから、初女さんのお料理は心に寄り添い

心を支える深い味わいのお料理だったの

ですね。

丁寧に生きた初女さんの丁寧なお料理

もう一度、食べたいな~

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人と人とを結びつける初女さんのおむすび

2018-05-28 21:10:16 | 日記

昨日は、埼玉の「茶の間」で3回目の

おむすび講習会をやらせて頂きました。

おむすび講習会に参加して下さる皆さんは、

初女さんが亡くなってから、初女さんのことを

知ったという方が殆どです。

私は、あらためて初女さんの凄さを感じて

います。

初女さんのおむすびを、初女さんから教わった

ようにお伝えしたいと思っていますが、

初女さんが「おむすびは簡単でないんだよ」

と言われていた言葉の通り、難しいです。

何がって、まずお米の炊き方が…

毎回ドキドキするご飯炊きですが、初女さんも

特に外国でご飯を炊くときは、ドキドキした

と、書いてあったのでちょっと安心しました。

おむすびを通して、初女さんのことを

お話しするのは、私にとって幸せな時間です!

初女さんからの贈り物のような気がします。

昨日の講習会で、YouTubeで初女さんの

おむすびの作り方を観ていましたが、実際

教わると違いますね~と言って下さった方が

いました。

お米の洗い方、水加減のこと、炊き上がった

ご飯…

映像だけでは分からないことが色々あります。

私もどれだけ初女さんに、おむすびを習ったか

覚えてないくらいですが、お米のことを

もっとお聞きしておけば良かったな~と

思います。

でも、「直さん、後は実践よ」という声が

聞こえて来るような気がします。

初女さんのおむすびは、決して小さくは

ないのに、皆さんが自分で結んだおむすびを

「美味しい!」と言ってパクパク2個(完食)

食べて「家族にも食べさせたい!

家で作ります!」と言って下さるのを

聞くと、初女さんのおむすびは、心も

結んでいくおむすびだな~と嬉しくなります。

 『おむすびには人と人を結びつける力が

  確かにあります。

  手でじかににぎるという、人との結びつきを

  強く感じさせられる食べものだからこそ、

  食べた人に豊かさを与えるし、つくった人も

  また豊かな気持ちになるのだと思います。

             佐藤 初女』


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かこさとしさんを想う

2018-05-26 10:39:45 | 日記

5月2日、忌野清志郎さんと同じ日に絵本作家の

かこさとしさんが亡くなりました。

平和の大事さを芸術で伝えてきた人が

また一人いなくなりました。

寂しい限りですが、92歳で旅立たれたかこさんは

いのち一杯、平和の尊さ地球に生きるものの

多様性を子ども達に伝え続けて来た方です。

講演会はしないという、かこさんが珍しく

講演されるというので、飛んで行ったことが

あります。

2015年の2月でした。

かこさんと私の父は知り合いだったので

講演が終わった後、主催者の方が私を

楽屋に連れて行って下さり、かこさんに

初めてお目にかかりました。

父の名を言うと、懐かしいそうに眼を細め

ああ~あなたのお父さんもセツルメントの

ことをやっていましたよね~と

短い時間でしたが、私の知らない父の

話をして下さいました。

かこさんもセツルメント活動で

紙芝居をつくり地域の子ども達にみせていたのが

絵本作家として歩みだす原点になっていたと

いいます。

私は、父から何度「かこさんは凄いよな~」

という言葉を聴いたことでしょうか…

戦争体験に裏打ちされたかこさんの平和への

思いは少しも揺らぐことなく92年の

かこさんの生涯を貫いていたと思います。

戦争反対と言葉で言うのでなく、様々な登場人物

(人だけではありません様々)によって

多様性を認め合うことが平和への道だと

伝えていたのではないでしょうか…

6月13日~15日まで川崎でかこさとし展

開催されます。

大人の私たちも、かこさんの世界に入り込み

子供にかえり、心の洗濯をしたらいいかも~

かこさん、本当に有難うございました!

 

(5月27日の埼玉のおむすび講習会は若干の空きが

あるそうです。良かったらいらして下さい。

横浜の方は、定員になったそうです。

有難うございます)

 


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「今を生きる」~初女さん

2018-05-25 21:58:33 | 日記

初女さんのユーチューブを観ていたら、

日々の積み重ねが、このようになりましたと

言われていました。

私は、人生とは自分で切り拓いていくのもだと

初女さんに会うまで思っていました。

学校で、いつも目標を持つように言われていたし

その目標に向かって進んで行くのが、

自分で自分の人生をつくっていくことだと

思っていたからです。

初女さんは、よく自然に任せましょうと

言われてました。

若い時、私は自然に任せるなんて考えて

なかったな~

初女さんは「今ほど確かなものはない」って

今を生きることを、ことあるごとに伝えて

いましたよね。

初女さんが70歳で森のイスキアをひらいたのも

日々の暮らしの積み重ねが、そのように

なったのですね。

今を生き、今に満足し、今に感謝する

初女さんの生き方は、とてもシンプルですが

簡単にはできません。

今、ここを忘れ、先のことばかり考えて不安に

包まれ、生き辛くなってしまうことがあります。

初女さん、今を生きるですね!

『今を生きることによって、

 これから進むべき道が示されてくると

 信じています。

 自然に自分で感じたもの、示された道を

 進んだことによって現在があると思うから。

             佐藤 初女  』




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たなごころで結ぶ初女さんのおむすび

2018-05-24 21:25:40 | 日記

初女さんのおむすびの話を

した時、「え~ラップで

握らないんですか?」と、

驚かれたことが

何度もあります。

若いお母さんは、衛生面を

考えてラップにご飯を

包んで、握られる人が多い

ようです。

そして、出来上がった

おむすびをラップに

包むという衛生面では、

バッチリの対応をしている

ようですが、初女さんが

大切にしてる

お米の一粒一粒が呼吸

できるようにということ

からは、大きく外れて

しまいます。

私も初女さんと出会う前は、

崩れないようにぎゅっと

握っていたし、出来た

おむすびをラップで

包んでいました。

初女さんのふんわりとした

おむすびを食べた時、

おむすびって硬くないんだと、

驚きました。

しかし、知ったからと

言って簡単に出来る

ものではないのです。

初女さんは、よく

「おむすびって簡単で

ないんだよ」と言われて

ました。

ふわっとしたおむすびを

結ぼうとすると

子どもに「お母さんの

おむすび崩れて

食べずらい」と言われて

しまいました。

ふわっとしてるけれど

崩れないおむすびは

たなごころで結んでいるの

です。

このことが分かっても、

直ぐにたなごころで

結ぶことは出来ることでは

ないし…

おむすびは、シンプルだから

難しいという

初女さんの言葉を実感

しました。

どれだけ初女さんの

おむすび講習を受けたか

わかりません。

たなごころで結べるように

なった時にやっと美味しい

おむすびが結べるように

なりました。

初女さんは

「たなごころで握られた

おむすびは食べたときに、

一粒一粒がほろほろっと

ほどけていきます。

人の温もりがこもっていて、

心まで満たしてくれます。」と、書かれています。

そして「美味しいおむすびを

作れるように

なるだけでも、人を和ませたり、包むような

やさしさを感じさせたり

することが出来ますので

大切な人に心を込めて

おむすびを作って

あげてください。」と…

おむすびは、本当に奥が

深いです。

美味しいおむすびを

作るには、美味しいご飯が 炊けないといけないから…

心理学者の河合隼雄先生は

「おむすびは日本の文化だ」

と言われていたそうです。

初女さんも美味しい

おむすびが結べるように

なったら、それは一つの

財産ですと、言われて

いました。

おむすび講習会で、

皆さんが自分の作った

おむすびを、「こんな

美味しいおむすび

初めて食べた」と言われる

のを聞く度に

私は幸せ一杯になります。

そして、一人でも多くの

人に初女さんの

おむすびを伝えたいって

思うのです。

5月27日の埼玉の

おむすび講習会は、

まだ空きがあるそうです。

一緒に初女さんの

美味しいおむすびを

作ってみませんか。


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目の輝き

2018-05-23 22:52:22 | 日記

新聞やテレビのニュースをみていると、

いったい誰が本当のことを言って、誰が真実を

ねじ曲げているのと、思ってしまいます。

目は心の窓といいますが、嘘をついていると

人間の目って、輝きを失って来る気がします。

小さい時に「嘘をつくと、エンマ様に舌を

ぬかれるよ!」「嘘つきは泥棒の始まり」とか

言われましたが、親は先ず子どもに嘘をついたら

いけないってことを教えるんですよね。

初女さんは著書の中で何度も

「真実に生きていれば、必ず道は示されます」と

言われています。

一度きりしか生きられない人生ならば、

清々しく生きたいな~

嘘に嘘を重ねて、苦しくないのかしら…

お金も地位も何もないけれど、自分に正直に

生きたいです。

初女さんのモットー「明るく素直に感謝して」

を心に…

『感謝の気持ちを抱いている時、

 目は輝きを持ちます。

 特別な贅沢を望むことなく

 いつも感謝のお祈りをしていることが、

 目の輝きに現れてくるのです。

         佐藤初女』


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初女さんが教えてくれたこと

2018-05-22 23:52:38 | 日記

マザーテレサの『今、この瞬間幸せでいましょう。

それで十分です。

その瞬間、瞬間が私たちの求めているものすべてで

あって、他に何もいらないのです。』という言葉を

読んで、初女さんが浮かんできました。

初女さんは『幸せになるためには、いまの状態に

満足すればいいだけなのです。』と、言われて

います。

私も随分、しあわせ探しをし、幸せって何?と

何度も自分自身に問いかけていました。

でも、初女はいつもシンプル!

真実は、いつもシンプルなのかもしれません。

今日は、Koyomiさんの「ふきのとうの歌」が

聞きたくなりました。

初女さんは、どんな時も今を生きていましたね。

その今に満足することが、幸せってことなんですね。

「ふきのとうの歌」(いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ・テーマ曲)

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石牟礼道子さんと佐藤初女さん

2018-05-21 21:04:40 | 日記

ふと、石牟礼道子さんと初女さんが出会っていたら

どんなに心が通われただろうと、思ってしまい

ました。

水俣川のほとりに住む主婦(石牟礼道子さん)が

水俣病の実態を知らせる「苦海浄土」を書いたのは

熊本・水俣で昔から、ひと様の苦しみを我がことの

ように受けとめてしまう人たちがいて、

『もだえ神さま』と呼ばれていたそうです。

そんな「もだえ神さま」の気持ちにかられて

石牟礼さんが「苦海浄土」を書かれたそうです。

初女さんも主婦で自宅で染色を教えながら、

悩み苦しむ人に自宅を開放して、お話を聴き

寄り添われていた方です。

石牟礼さんもお料理が大好きで、

病状(パーキンソン病)が進んで火が使えなく

なっても、炊飯器で作った手料理を振舞って

いたそうです。

そして、亡くなる2日前の夕方、うわごとで

「赤みそ」と呟かれたそうです。

初女さんも臥してからも想いの中で料理を

作られていたようです。

お二人とも、人々の苦しみ悲しみに寄り添い

手料理で「いのち」のもとを支えられた方です。

初女さんのおむすびを石牟礼さんが食べたら、

きっと魂に響いたと思います。

石牟礼さんの「無塩(ぶえん)ずし」を食べたら

初女さんは、食の深さを感じ分かち合ったかも

しれません。

何て素敵な女性が、同時代を生きていたのでしょう

今、お二人のことを思い浮かべるだけで、

豊かな時が、私を包んでくれます。

石牟礼道子さん

佐藤初女さん

こうしてお名前を呼ぶだけで、心が澄んでくる

気がします。

有難うございます。





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おむすび講習会

2018-05-19 22:45:57 | 日記

去年の10月の初女さんのイベント

「いのちのエール」で、おむすび講習会を

やった時、初女さんに会ったことのない

人たちが殆どだったので、とても驚きました。

でも、初女さんのおむすびを結びたいと

思われている方が、こんなに居るのかと思った時、

初女さんのおむすびを伝えていきたいと心から

思いました。

そうしたら、埼玉の「茶の間」さんからお声が

かかり、5月27日には3回目のおむすび講習会が

開催されます。

そして、6月9日に横浜でもおむすび講習会

やることになりました。

おむすびは、ご飯の炊き方が大事ですから

美味しいおむすびを作れるということは

美味しいご飯が炊けるということなんです。

講習会の時に、「ご飯は炊飯器が炊いてくれると

思ってませんか?それは違うのよ」と言うと

皆さん、「えっ?」っていう顔をされるんです。

お米の給水状態で、お水の量を決めるのは

自分なんですよ~

初女さんは「水加減の量をよく聞かれますが

数字では説明できません。

カップも使わないし、炊飯器の目盛りも

使わないし、お米の給水状態によって変わる

からです。お米は水を吸うのが足りなくても

ダメですが、吸いすぎても力が弱まって

しまいます。お米にどれくらい給水させるかは

案外大事なことなのです。」と書かれています。

初女さんのご飯を炊くときの真剣さは、

今も忘れることができません。

「直さん、おむすびはご飯の炊き方が大事なのよ」

この言葉を何度言われたことでしょう

まだまだ初女さんの神業のような水加減は

出来ないけれど、美味しいご飯が炊けるよう

お米と向き合って炊いています。

美味しいご飯を炊いて、美味しい初女さんの

おむすびを伝えて行きたいです。

 『お米のひと粒ひと粒も、

 生きている「命」です。

 その日、その日によってお米の状態も

 違いますから

             佐藤 初女』

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