今は、メールやlineが通信手段の中心になって
いますが、ポストを開けて手紙が入っていると
キュンと嬉しさがこみ上げてきます。
趣味は手紙!と言っていた私も、随分手紙を
書かなくなりました。
数年前に、初女さんの講演会がご縁で知り合った
方から、素敵な葉書があることを教えて
貰いました。「WISHくん」というハガキに
自分の願いや希望を書いて送ると、
ドン・カ・ジョンさんという絵描きさんが
絵にして送ってくれるのです。
「叶うことが多いから直さんにプレゼントします」
と、私のところに「WISHくん」が届いたのです。
その時は、初女さんとランディさんの対談が
終わったばかりだったので、私はこの対談が
本になりますように!とWISHくんに夢を
託しました。
そうしたら少し遅れて来たクリスマスプレゼントの
ように私の夢が絵になって届き、夢は実現
したのです。
「WISHくん」は、かわいい本になっていて
見ているだけで心が温かくなったり、
思わず涙ぐんでしまったりするのです。
『あらしのよるに』の絵本作家
きむらゆういちさんが、WISHくんに
「人の心を動かすのは、たった一枚のハガキで
充分なんだ」という言葉を寄せていました。
本当に、その通りです。
ある方は、「戦死した父の絵と二人展をしたい」
と書いていました。
WISHくんからのお返事には、
「お父さん、もう自由に描いたらいいんだよ
私も一緒よ
空のキャンバス 無限のキャンバス」の言葉が
添えられ、空に浮かぶキャンバスの向こうに
2羽の鳥が飛んで行く絵が描いてありました。
私は、こういう作品を描くドンさんに
お会いしたいと、ずっと思っていました。
昨日、ついにドンさんに会えたのです。
何処から見ても日本人の温かいほのぼのとした
方でした。
きっと小さい時からの心を変形させずに
そのまま持っている人なんだろうな~と
思いました。
1枚のハガキが人を支える
そんなドンさんの「WISHくん」に、出会って
欲しいです。
12月24日まで浅草橋のギャラリーKissaで個展を
されています!
WISHくんのハガキ
ドン・カ・ジョンさん