~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

2011年

2011-12-31 23:43:02 | 日記
今年もあと、15分で去ろうとしています。

これから除夜の鐘が鳴り、新しい年がやってくるのです。

当たり前のように、新年は来るのですが、心の中は何か割り切れない

ものがあります。

今なお、あの東日本大震災で3493人の方が行方不明になって

いるということ…

今日の新聞に鎌田實さんが、「3歳の子を亡くした

石巻の若いお母さんは 自分の悲しみを横に置いて

被災した人たちの面倒をみていた。

9か月たった今ごろになって つらくて、悲しくて、眠れず

今は涙も出なくなったと言う。

なかなか力になれない。 悔しい。」という文章が載っていました。

お正月は悲しみが、より一層深くなることでしょう。

被災地の方はどんな思いで、新しい年を迎えるのでしょうか…

女川の中学生が、宇宙ステーションにいた日本人宇宙飛行士に

「宇宙から見たら、女川はどんな色ですか」と質問したことを

今、ふと思い出しました。

「海岸線は少し変わったけれど、美しいです」という答えでした。

大津波が容赦なく、すべてを破壊しもって行ってしまいました。

でも、すべてが無くなった処から、絆が生まれ

人は一人では生きられない、助け合い支え合って生きているのだと

いうことを、誰もが感じ、それが悲しみを乗り越える力になって

いきました。

そして、新しい年に希望を抱き歩いて行きたいと、日本中の

人が思っていると思います。

宇宙から見たら、この国は悲しみをたたえた色になっている

のではと、私は思っていました。

宇宙から返ってきた「美しい」と言う言葉に、どんな時にも

希望はあるんだ!と思えました。








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大掃除

2011-12-29 22:21:44 | 日記
今年も残すところ後2日

今日から休みに入ったものの、大掃除のスイッチが入らず時間ばかり

どんどん経ってしまいました。

片づけ、掃除が苦手な私にとって、大掃除のハードルが高いこと

高いこと…

いつも年末になると、もっと早くから始めればよかったと、

思うのですが、毎年同じことを繰り返しています。

どうもこれは、三つ子の魂ではないけれど、小学校の頃から

時間割を前の日に揃えず、朝バタバタとランドセルに

入れていた、それがこの歳まで続いているようです。

大掃除のスイッチは入らないけれど、なぜか障子貼りだけは

好きで、今日も障子だけは張り替えました。

障子がピンと張られると、それだけで背筋が正される気がするのです。

真っ白になった障子に囲まれると、新しい年はやはり光の中に

あるような、そんな気持ちになります。

年賀状も手つかず…

あーあ、と思っていると息子が「お母さん、お正月にツリーが

あってもいいじゃん」と、クリスマスツリーと格闘しながら

片づけていました。

DNAよ、そんなところまで似てくれるなと、私は心の中で

呟いていました。

来年こそは、早くから大掃除モードに入るぞ!と思った時

「すなおさん、今ですよ。今! 今を生きるでしょ!」という

初女先生の声が、ふっと聞こえてきたような…

今ですよね、初女先生… 
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初女先生の子育ての本

2011-12-27 17:07:50 | 日記
今年もあとわずかになりました。

私たちは、未来ある子供たちに大変なものを残してしまいました。

昨日、小学生の子どもを持つお母さんと話しましたが、少しでも

汚染の少ない食材や水を求めていると…

テレビでは内部被ばくを検査する子ども達の姿が、映し出されて

いました。

一日中、線量計を提げている子供たち…

親は、不安だらけの中での子育てをしています。

チェルノブイリの事故が起きた時、ロシアの子供達は

かわいそうだと思ったけれど、それ以上の悪い状態に日本の

子供達はおかれているのです。

今なお出続けている放射性物質を、私たちが止めることは

出来ないけれど、原発はいらないと声を大にして言うことは

できます。

大人の不安はすぐに子供に伝わります。

こういう時に、初女先生の子育ての本が出たことに、私は

希望の光を見た気がしました。

震災と原発事故という、人類が経験したことのない、

この困難を乗り越えるめには、人と人とが愛をもって

繋がりあい助け合っていくことだと思います。

何があっても、どんな時代が来ようとも、初女先生の本の

題名にあるように、親は心をかけて子育てすることが

一番大切だと思います。

今、日本中で母の愛が求められているのではないでしょうか…



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イスキアのマリアさま

2011-12-26 22:26:17 | 日記
クリスマスが終わったかと思ったら、世間は一気にお正月へと

向かっています。

震災で大切な人を亡くした人たちは、どうしているでしょう…

街が華やげば華やぐほど、悲しさが増してきます。

私も、子供を亡くした年のクリスマスにこんなに人がいるのに

どうしてうちの子はいないのだろうと、雑踏の中を泣きながら

歩いたことがありました。

そんなことを思い出しながら、初女先生の本を見ていたら

こんな言葉に出会いました。

  「いろんなことがありました。

   そのときは苦しいこともありましたけれどね。

   でも、その苦しさを乗り越えたときに恵みはやってきますって

   自分の体験を通してはなしています。」

先生のお姿を思い浮かべながら、この言葉を読むと本当に深い

ものを感じます。

でも、本当にそうです。苦しさを乗り越えた時に恵みは

やってくるのです。

初女先生の洗礼名はテレジアですが、カトリックには霊茗が2つ

あり、堅信のときの名が、アンナでマリアさまのお母さんの名前

だそうです。

マリアさまにお母さんがいたことを始めて知りましたが、

先生は「マリアさまをみんな素晴らしいっていうけれど、

そのお母さまはもっと素晴らしいだろうと思って、アンナに

した。」と書かれていました。

その本に、カトリックの神父さまが、「マリアというと。乙女の

美しいマリアを思い描きますが、マリアというのはそういう美しい

少女でなくて、おばさんでかっぽう着かけている…そういうのが

本当のマリアさまなんだ」と言われているところがありました。

かっぽう着のマリアさまなんて…と、思ったらイスキアの

マリアさまが思い出されました。

雪深い里で祈る、イスキアのマリアさまの祈りが届いて

来るようです。
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クリスマスの不思議

2011-12-25 18:53:37 | 日記
来年の1月22日に木更津で、初女先生の講演会を主催する

森のこだまさんが、まだチラシが出来たか、出来ないかの時に

「何だか、初女先生がテレビに出て、それでまた人が集まる様な

気がする」と言ったことがありました。

私は、そんな上手い事ってあるかしら?と思いながら聞いていました。

そのことを言ったこだまさんも、聞いた私もすっかり忘れて

いたのですが、今日、何と2008年に放映したNHKの

「初女さんおむすび」の再再…放送が決まったと知り、

その途端、こだまさんの「先生がテレビにでるかも…」という言葉が

思い出されたのです。

びっくりして、鳥肌まで立ってしまいました。

そして今日は何とクリスマス!

神様からの贈り物のような話です。

しかも、放送されるのが1月10日。

講演会の直前で、絶妙なタイミングです。

無欲で進むべき道が、間違ってなければこんなふうに天の

後押しが、ちゃんと来るんだなと思いました。

こだまさんは、これからは世代を超えて力を合わせていかなければ

いけない。繋げて行くのが私の役目と言われています。

今、初女先生に会いたがっている人達は、本当に先生との

出会いを心から求めています。

それは、憧れとかいうものではなく、自分たちのこれからの

生き方を見つけると言う、真剣な出会いです。

天もそのことを、ちゃんとご存知なのでしょう…

「初女さんのおむすび」の放送があり、その後に

「おむすびの祈り」の講演会が用意されているのですか…

クリスマスの日に起きたこの不思議に、胸が熱くなりました。

無償の行いには、無償の愛がある。そんな気がしました。

天まで応援している、森のこだまさんの講演会が

今から楽しみです。

そして、このことに携わさせてもらっていることに

感謝しないではいられません。

きっと当日は、ありがとうの心で繋がり合う、すばらしい集いに

なるような、そんな気が今からしています。

まだ、お席はあります。是非、ご参加くださーい!

   
   「初女さんのおむすび」 1月10日(火)朝9:30~

 NHKBsプレミアム    1月11日(水)深夜1時(25時) 


  「おむすびの祈り」木更津講演会 1月22日

   

   
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ゆづり葉

2011-12-22 23:52:43 | 日記
今年も後一週間あまりとなりました。

東日本大震災思うと、この時代を生きている私たち全ての大人に

原発の責任があるのではないかと思ってしまいます。

ですから、安易に出される「収束宣言」に憤りを感じるのです。

明治生まれの詩人、河井酔茗の「ゆづり葉」という詩が、今ひどく

堪えます。

          ゆづり葉

    子供たちよ

    これは譲り葉の木です

    この譲り葉は

    新しい葉が出来ると

    
    入れ代わってふるい葉が落ちてしまふのです

    こんな厚い葉

    こんな大きい葉でも

    新しい葉が出ると無造作に落ちる

    新しい葉にいのちを譲って

     

    子供たちよ

    お前たちは何も欲しがらないでも

    凡てのものお前達に譲られるのです

    
    太陽の廻るかぎり

    譲られるものは絶えません

    輝ける大都会も

    そっくりお前たちが譲り受けるのです

    読み切れないほどの書物も

    みんなお前たちの手に受け取るのです

    幸福な子供たちよ

    お前たちの手はまだ小さいけれど


    世のお父さんお母さんたちは

    何一つ持ってゆかない

    みんなお前たちに譲ってゆくために

    いのちあるもの、よいもの、美しいものを

    一生懸命に造っています

    今お前たちは気が附かないけれど

    ひとりでにいのちは延びる

    鳥のようにうたひ、花のように笑っている間に

    気が附いてきます


    そしたら子供たちよ

    もう一度 譲り葉の木の下に立って

    譲り葉を見るときが来るでせう     




     
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収束したのですか

2011-12-21 23:39:18 | 日記
いきなり、原発事故は収束したと言われ、安心よりも不誠実さを

感じたのは私だけでしょうか…

今なお、毎時6000万ベクレルの放射能がでているというのに、

何を持って収束と言うのでしょう。

被災地の人の目を真っ直ぐに見て、収束しましたと言えるのだろうか

福島のお母さんが、子供がきれいな落ち葉を拾おうとしても

ダメと言わなければならない、花を摘むことも、芝生の上に

寝ころぶことも出来ないと言ってました。

線量計を提げて登校する子ども達に、収束しましたと、言えますか。

私は、子供に「誠実」であることが、人としてどんなに大切な

ことかを言ってきましたが、今この国の誠実さが感じられない

のです。

誠実さがなければ、信頼は生まれません。

今朝の新聞に「さっちゃん、今どこにいるの。

あの震災の津波に連れて行かれてからまだ帰ってきません。

生後4か月のお孫さんと2人でどうしているの。」という

文章で始まる投稿がありました。

お二人を探しに行きたくても、福島第一原発の警戒区域内で

立ち入ることが許されず、ご主人はただ遠くから見るだけの

毎日だそうです。

悲しみ苦しみの中で、必死に踏ん張っている、その人達に

国が応えられることは、どこまでも誠実で

あり続けることだと、私は思います。

「収束」という言葉が、寒風のように私の心を吹き抜けて

います。





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三浦半島の風に吹かれて

2011-12-19 20:27:33 | 日記
今日は、こもれびのスタッフをしてくれたンNさんと、3人で

三浦半島へ行ってきました。

あの講演会をやった松林館の前の道を通り…

畑は大根畑になっていましたが、何度きても気持ちの良いところです。

この夏のあの日が思い出されました。

つい、4ヶ月前のことなのに、懐かしさが胸を熱くしました。

先生と参加して下さった皆さんと過ごした時間が、宝物のように

私の心の中に残っています。

来年はどうしようかなーと思って帰ってきたら、Hさんから電話が

きて、来年はやらないの?と…

先生を必要としている人が沢山いるのに、たった50人でやっても

いいのかなーと言いながら、三浦の風景が心に浮かんで来て

しまいました。

初女先生にお会いして相談してみよう。

どんどん先生のスケジュールは埋まってきているけれど、

神様が望まれることなら、きっとその日が与えられるはずだから…

今日、廻りの言われることに翻弄されて、子育てに悩んでいる

若いお母さんに会いました。

私が「お母さんが、自分の子が大好きという思いでいれば

大丈夫よ」と、いうと涙していました。

あまりに情報が多い中での子育ては、自分を持ってないと

大変です。

初女先生は「揺れてもいい。芯が通っていれば。

揺れながら成長し、大きくなっていく。」と言われていますが、

芯がなく、揺れている若いお母さんたちも沢山います。

一人でも多くの人に、どうか初女先生に出会って欲しい…

やっぱり、来年も何かやりたいなーと、私の心がちょっと

うずいてきました。

三浦半島の風に吹かれたからかしら…



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初女先生の「伝えたい!」を…

2011-12-18 13:53:21 | 日記
12月に入って、またたく間に日にちが過ぎてゆくのは、師走の

せいでしょうか…

12月を「春待月」とも言うそうです。

春待月と思うだけで、なんだか慌ただしい喧騒は何処かへ消えて行き

時がゆっくりと流れていくような気がします。

初女先生は、ここは半年(はんねん)雪に囲まれているのですから

冬が嫌だとは思わないと言われていました。

東北の人の心棒強さは、自然によって培われたものなのでしょうか。

だから、その忍耐力は本物なんですね。

初女先生は、講演の最初に「日本は瑞穂の国と言って…」という

ことから話されます。

何度も何度も、講演会で聴いていましたが、このことの意味を

私は殆んど分かっていませんでした。

今、震災の後の先生の講演会に来られる方の意識が、震災前とは

明らかにかわってきているのを感じます。

癒されたい、受けとめて欲しいから、自分のこれからの

生き方を見出したい!という人が、とくに若い人たちが

そのような思いで、先生の講演会に来ている様に思います。

先生の講演も変わってきています。

伝えたいことを、きっぱりと言われています。

今の先生の講演を聴かなかったら、もったいないと心底

思います。

今までの、気づいて欲しいというものから、先生の伝えたいが、

シャープになって来ているからです。

時々私は、「初女先生の追っかけ?」と言われることがありますが

何と言われようが今、発信している初女先生の言葉に

耳を傾け、自分の生き方を求めて行きたい思っています。

1月22日の木更津の森のこだまの講演会は、先生との

深い心の交流をされている小玉さんが、主催するものです

初女先生の思いも、きっとより深く熱いものだと思います。

新しい年のスタートに、先生お話を聴くことが、

一人ひとりが心に希望の光を見いだすことになるかも

しれません。

森のこだまの講演会のチラシは、先生の思いが真っ直ぐに

伝わってきます。

2012年が、光の中にあることを信じて進む為にも

私は、初女先生の言葉に耳を傾けたいと思っています。

       

     

      
     





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いのちを支える初女先生の料理

2011-12-16 21:15:13 | 日記
初女先生の新刊「いのちを養う 食」を読んだ知人から、初女先生

のお料理に対する質問がいくつか来ました。

初女先生のお料理を食べてみれば、なんの説明の必要もなく分かる

のですが、言葉で先生のお料理を伝える難しさを感じています。

「食はいのち」ということも、色々な人が発信し出しているし…

「いのちをいただく」ということは、私たちの民族は昔から

その精神を持ち続けて来たし…

確かに、近年色あせて来ているかもしれないけれど、そのことに

奇異な感情を持つ人は、少ないと思います。

そして、美味しいお料理を作るひとは、数えきれないほど

いると思います。

では、初女先生のお料理は、何処が違うのでしょう…

心の底にある深い悲しみや苦しみに、寄り添ってくれ、生きる

エネルギーを与えてくれます。

拒食症などで、生きることに背を向け、食べることを拒絶した

人たちが、初女先生のお料理を目の前にすると、嘘のように

食べだすのです。

私がイスキアで出会った方は、「つかえてていたものが、すーと

とれて、食べれちゃうの」と言ってました。

先生のお料理をどう言葉にすればいいだろうと思っていたら、

「朝一番のおいしいにおい」(佐藤初女著)の中で、語って

いる方がいました。


 「悩める青年も、自閉症の娘さんも、生きる力を失った人も

 佐藤さんの出される「生命」をいただくと、心と体の中に

 生きる希望と力が蘇ってくる

 この世の創造主は、私たちにすべてを与えて下さった。

 自分の生命がこの宇宙に存在するすべての生命と繋がって

 いることに気づくと、今まで悩んでいたことも苦しんで

 いたことがすべて消えて無くなる。

 佐藤さんの作られる料理は、わたしたちの生命が宇宙の大きな

 生命の鎖の一つの輪であることに気づかせてくれる

 「森のイスキア」に新しい光を求めて日本中から人々が

 来ている。また日本各地から佐藤さんは招かれそれの答えて

 おられる。生命を大切にする時代をひらいていくために、
 
 自分の心の中に神の存在を見出すために、もう一度

 佐藤さんの料理をいただきたい。(小林 善則) 





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