日が落ちると、寒さが身に
沁みて来るようです。
ふと、初女さんは冬は嫌では
ないと言っていたけど、私は
苦手だな~と思っていたら
初女さんの出棺の時に舞った
花びらのような雪が思い出され
ました。
初女さんのおむすびは不思議
です。
おむすびを丁寧に結ぶと、
初女さんの生き方が感じられ
気持ちがシャンとするのです。
おむすびで、生きる姿勢が
正されるなんて…
ひとつひとつの工程に心を
かけることが、初女さんの
祈り。
そして、「本当にお伝えしたい
のは、おむすびの作り方では
なくて信仰とはなにか」という
ことなのです。と語ってました
この「信仰」が分からなくて
私は答えを求め続けて
いました。
ある時、初女さんはこの答えを
姿で見せて下さっていたんだと
気がつきました。
初女さんは、多くを語る方では
なかったけれど、大切なことを
姿で見せて下さっていました。
そのことにやっと気がつき
ました。
目を閉じれば、初女さんの姿が
浮かびます。
明日は、初女さんのご命日。
おむすびを結ぼう