~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

深い闇に向こうに…

2015-02-28 14:57:09 | 日記

ニュースをつけると、亡くなった上村遼太君の笑顔が

画面一杯に映し出され、何とも言えない気持ちに

なります。

昨日、遼太君の祖父のコメントが出されました。

短い文章の中にある遺族の思いに、胸が一杯に

なりました。

祖父のコメントの最後あった『親として、子供を

亡くした娘の姿を見ることはついらくてたまりません。』

という文章を目にしたとき、私は自分の母の姿が

重なりました。

息子が亡くなった後、母は1時間以上かかる私の家に

毎日通ってきたのです。

主人が「すみません。」と言うと、母は「娘ですから

娘ですから」を繰り返していました。

私は、母が何をしてくれていたかも覚えていない

のですが、孫を失った以上に娘の私がどうなるのかが

心配だったのだと思います。

随分経ってから主人が、「あの時、君を一人にしたら

死んでしまうかと、思った」と言ってました。

母は、直感的にそれを感じ、年老いた体で毎日

通ってきてくれたのだと思います。

その母に、私はいまだに感謝の言葉を伝えて

いませんでした。

遼太君の祖父のコメントに、娘を思う親の思いに

気づかされました。

遼太君の笑顔を思い浮かべるとき、悲しみが

悲しみのまま終わらず、光になっていくと、私には

思えるのです。

深い闇の向こうには、輝く光があると信じて

いるから…

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繋がるいのちを信じて

2015-02-27 21:51:35 | 日記

あっという間に2月が過ぎていってしまいます。

春を思わせる、暖かい日があるとうれしくなりますが

あの2月の凛とする寒さも、捨てがたい自分がいます。

先ほどの、ニュースで青森空港が映っていました。

猛烈な雪と風でした。

北の母さま、初女先生はどうしているかしら…

この雪を耐え、春を待つ、東北の人の辛抱強さを

思わないではいられません。

青森に行ったときに、雪にんじんを知りました。

雪の中で保存するのでしょうか、すごく甘いのです。

初女先生のお料理にも、雪にんじんが使われて

いました。

寒さに絶えたにんじんは、甘くなるのです。

人間も同じでしょうか…

悲しみ、苦しみに耐えた人間は優しくなる!と

いいなー

2月は、後藤さん達の殺害に始まり、辛いことが

途切れることなく、続いた月でした。

いのちについて考えないではいられません

でした。

3月は、明るい顔をして繋がるいのちを感じよう!

いのちのバトンは途切れることがないと信じて…

今年も、3月11日が巡ってきます。

 

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透き通る

2015-02-24 22:38:30 | 日記

毎日辛いニュースに、どうしたら良いか分からなく

なります

何が、どうしてこうなっているにだろう?と、思った時に

私の頭に浮かんできたのは「透き通ってない」という

言葉でした。

人も世の中も、何もかもが余りに透き通ってない!

透き通ることを、忘れている…

じゃあ、あなたは透き通っているのかと問われれば

「いいえ」という答えしか出てきませんが…

お会いする度に、どんどん透き通っていかれる

初女先生を見ていると、心のどこかに自分も

透き通りたいという思いが芽生えてくるのです。

「自分が…」があっては透き通ることができません。

透き通ることは、すごく大変なことですが、

今より、少しでも透き通りたいと思ったならば

透き通ることを忘れているよりも、一歩近づけるの

かもしれません。

初女先生を見ていると、人間はここまで高められる

存在なのだと思うのですが、自分は圏外にいて

唯々あこがれているだけなのです。

でも、こんなに毎日辛いニュースが続いていると

少しでも透き通りたいと思う人が、増えれば

それだけで違ってくるように思えるのです。

 野菜を湯がくときに、野菜は今まで以上の美しい

鮮やかな色になります。

初女先生は、これを命の移し替えのときに

透き通るからだといわれています。

人は「自分が…」を捨てていくと透き通るの

でしょうか

透き通った初女先生の崇高なる美しさを思うだけで

ざわざわしていた心が静まってきます。

透き通る…それは永遠のテーマかもしれません

 

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手前味噌

2015-02-23 21:46:42 | 日記

先月、初女先生のお宅で食事をしたとき、お味噌汁が

めちゃくちゃ美味しくて、お出汁の味が生きていて

頂くと、体の隅々の細胞に染み渡って行くようでした。

お味噌も初女先生が作られたのだと伺い、私も

去年仕込んだお味噌を食べようと思いました。

私は、味噌作りがトラウマになっているのです。

息子を亡くした後にみんなでお味噌を作ったのですが

私のだけ、発酵しなかったのです。

味噌は、大豆と麹と塩を手で混ぜて作るので、

手から出る悲しみのために、私のお味噌だけ

発酵できなかったのです。

その後、何年かして再びお味噌を作ったのですが

そのときは、発酵はしましたが美味しい味噌には

なりませんでした。

それ以来、もう味噌を作るのはやめようと思い

味噌作りは封印していました。

けれど、去年初女先生のお料理の本を見ていて

お味噌を作ってみようかな、という気持ちに

なったのです。

自分の中に、もう悲しみもかなり癒えているだろうと

思えたからです。

大豆もミキサーではなく、すり鉢を使いました。

味噌を仕込んだ容器には、「ありがとう」と書いた

紙と、初女先生がお結びを結んでいるチラシを

貼りました(よい波動がでるように!)

こうして仕込んだお味噌を、弘前から戻って

ふたを開け、ドキドキしながらお味噌汁を作りました。

そうしたら、初女先生のお味噌汁のように

お出汁の味が、染み渡るのです。

買ったお味噌は、味噌の味が強すぎて

お出汁の味を殺してしまうのですが…

作ったお味噌は、控えめな味でお出汁が

感じられるのです。

思い切りの手前味噌で、「美味しい」と言って

毎朝作っています。

でも、何より嬉しいのは、私の体の中にあった

悲しみが癒えているということです。

今年も、来年の為にお味噌を仕込もうと思っています。

ここまで来るのに、14年かかりました…

 

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朝の脳と夜の脳

2015-02-22 21:44:52 | 日記

今日は日曜日!

平日は5時起きや6時起きなので、土日は朝寝坊OKの

日としていますが、今朝は5時半に起きて、ずっと

出来なかった臨書をしました。

朝の脳は、一日のうちで一番元気で、エネルギーに

満ちていて、前向きでおりこうさんなのです。

それに比べて夜の脳は、とても情緒的で後ろ向きです。

私は、夜書いた手紙は必ず朝の脳に読み返してもらう

のです。朝の脳のOKがでれば投函するのです。

それほど、朝の脳と夜の脳は違うのです。

だから、昼夜逆転なんて、本当に人生を損してる

感じです。

帯津病院の帯津先生も初女先生も早起きです。

初女先生が大切にしているものは、時間だ

そうです。

先生は、時間がない、時間がないと言っている人は

大抵はおしゃべりしているの!と言ってました。

私は、今日は早起きのお陰で色々な事が出来

やっぱり「早起きは3文の得だ!」と実感しました。

臨書をやり、日曜美術館を見て、職場である

作業所の製品を作り、3時からは初女先生と

ランディさんとの対談「深き森の語らい」の

テープお越しをしました。

いつか、この対談が本になる日の為の準備です。

対談を聴いていると、あの当日には気づくことが

出来なかったことに、気がつきます。

初女先生の優しい声に包まれ、ランディさんの

正直さにハッとさせられ、お昼を作るのも忘れて

テープお越しをしてました。

主人に、お腹が減って死にそう!と言われた時には

限りなく5時に近くなっていました。

「深き森の語らい」本にしたいな~

宗教と信仰とは違う。

祈りと願いは違う。

など、など今まで初女先生が語らなかった

ところを、ランディさんが真正面から聞いて

いるのです。

テープお越しをしていたら、、なぜかランディさんの

ご主人から電話がかかり、さり気なく繋がって

いるのかなと、嬉しくなりました。

夜にも臨書をするつもりでしたが、さすがに疲れ

書けませんでした。

夜の脳は、疲れやすいので休むことにしましょう。

あした、天気になあれ!

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初女ちゃん!と言いたくなるとき

2015-02-21 17:02:11 | 日記

田口ランディさんのブログに『「ファーストフードなんか

食べるんだ」「うん、たまにね」「もっとエコな人かと

思った。」「どんな食べ物でも命が捧げられて

いるのよって、初女お母さんに教わったから

そこで働いている人も、それを作っている人にも

ありがとうって思う、でもそれは私の考え方だから

無理強いはしないよ』って書いてありました。

本当に初女先生はそうです。

まだ、先生と知り合って間がない頃、羽田で

お会いしたとき、お連れの方が食事をしましょうと

言って、フードコートみたいなとこにお連れしたので

私は、あの「おむすびの佐藤初女さん」をここで

食事させるの?マジですか~と、心の中で

びっくり仰天だったのですが、先生はガラス越しに

飾ってあるサンプルを見て。「スパゲティーナポリタン」

と、即答しているのです。

私は、食べたいものがなくて、迷いに迷ってしまい

ました。

そして、運ばれてきたファミレス版ナポリタンを

残さず召し上がったのです。

少しも不味そうな顔もせずにです。

この時、初女先生ってすごいなーと思いました。

私の友人がイスキアに行ったとき、漂白した

ごぼうが届けられたそうです。

漂白のごぼうなんて、気持ち悪いと言って

「ごめんなさい」をしたくなりますが、先生はじっと

ごぼうを見つめて、しばらく考えて、それから

ごぼうを水にだいぶさらされ、お料理したそうです。

漂白されたごぼうだからって差別はしないのです。

それは、人に対しても同じです。

今はじめてお会いした方にも、向き合う姿勢は

変わりはないと、私はいつも感じます。

だから、自分が一番初女先生と親しいと思って

いる人が、沢山いるのです。

人にも物にも、すべてに本当に誠実に

向き合われる初女先生です。

初女先生とサーティーワンのアイスを食べに

行ったHさんが、色々トッピングして楽しかった~

と、言ってました。

こんな時、思わず「初女ちゃん!」と言いたくなって

しまう、私です!

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優しいことは強いこと

2015-02-19 23:36:55 | 日記

田口ランディさんのツイッターに

「優しいことは強いの。とってもとっても強いの

透き通ってせつないほど強いのよ」と、書いてあるのを

読んだとき、あ!初女先生だなって思いました。

先生は本当に優しい方です。

そして、とっても強い方です。

若いときは、優しいことと、強いことは別のことだと

思ってました。

初女先生を見ていると、真の強さが

深い優しさに繋がっているんだと、思えるのです。

本当に、優しいことは、強いことなんですね。

そして、自己に厳しい初女先生

母性とは、強さを持った愛そのもの

透き通ってせつないほど強い初女先生

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祈りの詩

2015-02-18 22:24:18 | 日記

東北でまた地震がありました。

これは、3.11の余震ではないかと言われています。

こういうところにも、自然の大きさを感じないでは

いられません。

阪神淡路大震災の追悼文集「祈り」に載っている

小学生の詩をやっと書き留めることが出来ました。

小学生の子供が、いのちの巡りを知っていることに

深く感動しました。

私が悲しみの中から、やっとたどり着いたところを

小学生が詩にしていたのです。

 

           祈り

     一度きりの人生だけど

     一度かぎりの人生じゃない

     他の人の心の中で

     第2の人生が始まるんだ

     

     生きてること

     それは困難のかべにぶつかり

     それを乗り越えること

     約束された死までの時間を

     輝くものにすること

 

     死んでしまうこと

     それは、輝く人生を終え

     他の人の心の中で

     永遠に生きてゆくこと

   

 

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ルワンダの祈り~後藤健二

2015-02-17 21:39:23 | 日記

IS(イスラム国)に殺害された後藤さんの

「ルワンダの祈り」を、読み終えたところです。

凄い本だ!と、思わず呟いていました。

後藤さんは、戦場で弱い立場にある子どもや老人

女性たちを中心に、その人達の生活を伝えることを

自分の中心に据えて取材していたジャーナリスト

だと思ってました。

しかし、この「ルワンダの祈り」を読み、後藤さんの

根底にあるものを、初めて知った気がしました。

一言で言ってしまえば、それは「人間」です。

想像することさえ難しい、人間の狂気と言える

愚かさであり、それとは対極にある人間の

崇高さです。

ルワンダでは、3ヶ月間で80万人以上の人の

大量虐殺が行われたのです。

それは、ツチ族とフツ族の民族間で起こった悲劇

ですが、昨日まで近所付き合いしてきた人が

突然襲ってくるという異常な大量虐殺(ジュノサイド)

だったのです。

この本で初めて知ったのですが、ここではレイプも

武器の一つとなり、レイプを行うグループも組織

されていたそうです。

そのグループにはエイズの感染者が多く含まれて

いて、ゆっくり時間をかけ感染をひろめ、ツチ族の

血を絶やそうと言う作戦だったそうです。

夫や子供を殺され、その上レイプされエイズに感染

させられ、苦しんでいる女性がルワンダには今

沢山いるそうです。

それ程の殺戮と悲劇があったルワンダですが、

政府はここで起きたことは、これからのルワンダの

国つくりのために、乗り越えていかなければ

いけない問題になったと指導し、そのためには

罪を犯した人をゆるしなさいということで、

復讐は認めていないそうです。

ルワンダ人同士を和解させるために、

刑罰を軽くしていく方針をとっているそうです。

大量虐殺という生き地獄を体験した人達が

「赦す」という、非常に難しい問題と向き合って

いるのです。

この本の中で、夫と子供を虐殺された女性は

「私たちの中に、人を嫌う心が、憎む心があるのは

確かです。仕方のないことかもしれません。

しかし、そんな気持ちや考えで、心と頭が一杯に

なっていたら、私たちは生きていくことができません。

私たちは、今この時、この場所で一緒に生きて

いかなければならないのです。

子ども達の時代にジェノサイド(大量虐殺)を

繰り返してはならないのです。絶対に!」と

言ってました。

私の心に後藤さんの遺した「目を閉じて

じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら終わり。

それは祈りに近い。

憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。

そう教えてくれたのはアラブの兄弟達だった」

という言葉が浮かんできました。

新聞に、アフガニスタン・パレスチナで人道支援を

行う国際ボランティアセンターの事務局長が

「欧米は対テロ戦争を10年以上続けながら

紛争を止められません。

非軍事に徹した日本独自価値をもっと打ち出す

ことが重要なのに、今の流れは危ない」と

訴えたと書いてありました。

後藤さんと交流があったという記者が書いた

「後藤健二さんの遺志」という記事は

「安倍首相は後藤さんら2人の日本人の人質事件を

きっかけに、自衛隊を海外に派遣し在外邦人の

救出を可能とする法整備に意欲をしめした。

力を背景とした解決策にさらに傾斜していけば

後藤さんの遺志を裏切ることになる」という

言葉で結ばれていました。

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真実の言葉

2015-02-15 22:57:58 | 日記

釜石に行っている息子から「いろいろ勉強になります」

という短いメールが来たので、人生は人との出会いで

拓けていくから、出会いを大切に」と、返信しました。

本当に、出会いはどれ程大きいものか…

初女先生の「出会いは未来をひらく」というお言葉は

真実だと思います。

 今日は、古くからの友人と木更津のkさんのところに

行きました。

考えてみると今年に入ってすでに3回行っています。

kさんに会うと、目の前がぱーっとひらけ、希望が持て

元気になるのです。

今日一緒に行った友人は、2~3言、話してすぐに

「これって、私の問題なんだ~」と、事の本質が

わかったのです。

人って自分の中に答えを持っていても、なかなか

気がつかない場合があります。

でも、人と話していると、ひょこんとその答えが

顔を出してくるのです。

kさんは、そういう気づき与えてくれる人です。

人は一人では気づかぬことも、人との出会いの

中で気づいていくのです。

「出会いは未来をひらく」は、真実の言葉です|

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