~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ぺイ・フォワード 

2015-11-30 22:29:52 | 日記

日野原重明先生の「いのちの使いかた」という本に

「ペイ・フォアード」という映画のことが載っていました。

アルコール依存症の母と、家を出て行った家庭内暴力

の父との間に生まれた少年が主人公で、ある日

彼の担任の社会の先生が「もし、自分の手で世界を

変えたい思ったら、何をする?」という質問に少年は

『「ペイ・フォワード」誰かから自分が受けた親切や善意を

その人に返す代りに、他の3人に返すことで、

世の中を変える』と答え、それを実行していくという

映画だそうです。

私は、残念ながらこの映画は観ていませんが

これって真実かもしれないと思いました。

善意や親切だけでなく、気づきも又そうかもしれません。

去年の逗子での田口ランディさんと初女先生の対談が

終った後、先生が「ここに集まった人が、少しでも

変わったら、これだけの人数がいるから大きく変わるよ」

と、言われたことが思い出されました。

親切や善意を他の3人に返す、するとその3人が

また別の3人に返す…こうやって小さなことが

大きな変化になっていく、ペイ・フォワード

日野原先生は「自分のいのちという時間を、

誰かの為に差し出すことは、どんなに小さな

行動からでも始められる」と言われています。

こんな私に何が出来るの?と思う前に

ペイ・フォワード、次へ渡して行こう!

 

 

 

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お月様

2015-11-29 17:29:00 | 日記

昨日、月がきれいですよと言うメールを頂き、

玄関を出たら、私を待っていたかのように頭上に

澄んだお月様が…

その時「あ~見守られているんだな~」と、確かに

感じました。

長男が小さい時、よく「お母さん、お月様がオレの後

ついてくる」と、言ってお月様に見つからないように

走り回っていましたが、いくら走ってもお月様は

ぴったり後ろについてくるのです。

私は息子に「お月様、創のこと見守ってくれて

いるんだよ」と言ったのを今でも覚えています。

息子は、ものすごく明るい子だったので、

亡くなった後、お日様を見るとあの子を感じるかと

思っていましたが、やはりお月様でした。

お月様のやわらかい光は、人の心に寄り添って

くれるようです。

昨日のお月様は、優しい優しい光でした。

その光に初女先生を感じました。

私に月がきれいとメールを下さった方も

初女先生に繋がると言われていました。

お月様を見ながら、あ~私達って見守られている

存在なんだな~と思いました。

ランディさんのツイッターを見たら、ランディさんも

同じお月様を見ていたようです。

私達は、見守られ繋がっているんですね…

それだけで、感謝です。

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レリスさんからのメッセージ

2015-11-28 18:12:23 | 日記

ベルギーの知り合いから、テレビはテロに対する

ニュースや報道番組ばかり流れているとメールが

ありました。

パリの友達はどうしているだろう…

案じて祈るばかりです。

今、テロで妻を亡くしたフランス人ジャーナリストの

アントワーヌ・レリスさんのメッセージが大きな

反響を呼んでいるそうです。

悪の連鎖を断ち切るには、武器で戦うことではなく

崇高なる精神と心を持つことだと、レリスさんの

メッセージを読んで思いました。

 

『金曜の夜、君たちは素晴らしい人の命を奪った

私の最愛の人であり、息子の母親だった。

でも君たちを憎むつもりはない。

君たちが誰かも知らないし、知りたくもない。

君たちは死んだ魂だ。君たちは、神の名において

無差別な殺戮(さつりく)をした。もし神が自らの姿に

似せて我々人間をつくったのだとしたら、

妻の体に撃ち込まれた銃弾の一つ一つは

神の心の傷となっているだろう。

だから、決して君たちに憎しみという贈り物はあげない。

君たちの望み通りに怒りで応じることは、

君たちと同じ無知に屈することになる。

君たちは、私が恐れ、隣人を疑いの目で見つめ、

安全のために自由を犠牲にすることを望んだ。

だが君たちの負けだ。(私という)プレーヤーは

まだここにいる。

 今朝、ついに妻と再会した。何日も待ち続けた末に。

彼女は金曜の夜に出かけた時のまま、そして私が

恋に落ちた12年以上前と同じように美しかった。

もちろん悲しみに打ちのめされている。

君たちの小さな勝利を認めよう。

でもそれはごくわずかな時間だけだ。

妻はいつも私たちとともにあり、再び巡り合うだろう。

君たちが決してたどり着けない自由な魂たちの天国で。

私と息子は2人になった。でも世界中の軍隊よりも強い。

そして君たちのために割く時間はこれ以上ない。

昼寝から目覚めたメルビルのところに

行かなければいけない。彼は生後17カ月で、

いつものようにおやつを食べ、

私たちはいつものように遊ぶ。

そして幼い彼の人生が幸せで自由であり続けることが

君たちを辱めるだろう

彼の憎しみを勝ち取ることもないのだから。

       アントワーヌ・レリス             

 

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幸福とは

2015-11-27 23:00:41 | 日記

人は幸せになりたいと思って生きています。

でも、それなのに幸せってなに?という

こんな素朴な疑問と向き合っていない気がします。

私は、息子を亡くした時に中学の同級生が電話を

くれて「僕、幸せでごめんね」と、言われた時に

初めて「幸せって何?」ということを深く考えたのです。

ビクトール・フランクルは「幸せとは決して目標では

ないし、目標であってはならないし、さらに目標で

あることもできません。それは結果にすぎないの

です」と言っています。

幸福とは、心のあり方で幸福感なのですね。

世界一貧しい国の元大統領、ウルグアイのムヒカ氏は

そのことが分かっている人です。

私達の国の首相は、経済が幸福をもたらすと

考えているのでは…

誰もが、幸せってなに?と、人生の中で一度は

真剣に見つめてみる必要があるように思います。

100歳を超えた医師、日野原先生の詩です。

          幸福とは

   幸福とは

   幸福感を持つこと

   幸福とは

   心が満たされて幸福だと感じる主体的な感覚

   同じ状況でも

   人によってその感覚を持てる人と

   持てない人がある

   

   素朴な生活や貧しさの中では

   また災害時や戦場の厳しい環境下では

   人からわずかな親切や思いやりが幸福感を

   もたらしてくれる

 

   黒雲の中に垣間見る青空のように

   だが、文明や平和の恩寵に長く浴している

   人の間では

   幸福だと感じるハードル(閾域いきいき)が高くなり

   幸福感は鈍くなる

 

   幸福とは

   そうだ、上を向いて歩く人々が

   めいめいの胸に持つ

   幸福感のことなんだ

 

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あなたはあなたで十分だよ

2015-11-25 19:30:44 | 日記

精神科医の香山りかさんが新聞に、イスラム国に

参加する若者とオウム真理教で行動した若者の

ことを書いていました。

イスラム国(IS)とオウムが結びつくのは過激という

ことなのか?と思って読んでみると、ISも特別な人

ばかりではなく、普通に働いたり学校に行っていた人が

勧誘動画を見て関心を持ち、SNSなどでメンバーと

接触した人もいるそうです。

オウムも大学を出て企業で働いたり医師や弁護士

という専門的な仕事についていた人が、自分の

居場所がないと、行き場を求め教団にたどり着き

教祖に「これは君にしかできない」と期待され

それに応えることで生きがいを見出したのだろうと…

イスラム国へは、スペイン、カナダなど中東から

離れた国から加わる若者が後を絶えないそうです。

彼らも「自分の居場所を見つけたい」とか思って

社会からはじき出されているような不満を

つのらせていたのだろうか。

そして、戦闘訓練を続けていくうちに、自分が

行うことが、多くの人を悲しませることを忘れて

しまうのだろうかと、香山さんは書いていました。

誰もが、輝きたいと思うし、自分の居場所を

求めます。

でも、他人がうらやむような成功なんて目指さなくても

自分に出来ることを一つひとつ積み重ねて行けば、

いつの間にか輝いた自分になっているのでは

ないかしら…

今ここに幸せを感じないで、遠くに幸せを求めるのは

違うんだ!ということが、歳を重ねると分かってきます

香山さんの視点に立ってみると、オウムもISも

特別な人達だとは、言えない気がして来ました。

「あなたはあなたで十分輝いているよ」

「今のあなたに出来ることを丁寧にやればいいんだよ」

って、若い人達に言ってあげたい!

どうか自分を粗末にしないで下さい。

今、ここが天国だよ。

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世界で一番心の豊かな大統領

2015-11-24 22:34:40 | 日記

予約していた「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」

が、届きました。

このような大統領がいたのかと、心が洗われるよう

でした。

このムヒカ大統領を育んだウルグアイという国に

行ってみたい気持ちで一杯になりました。

ムヒカ大統領の言葉が心に響きます。

『「素直に考えてみましょう。

私達は発展するためにこの世に生まれてきたのでは

ありません。この惑星に、幸せになろうと思って

生まれてきたのです。」

「働いてものを買い、使い捨てる…

このような悪循環の中に私達はいるのです。

さっきから私が、生き方が危機におちいっている

と言っているのは、こういうことです。

今までとは違った文化をつくる為に、戦い始める

必要なあるのです。」

「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、

かぎりなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがる

ことである」

「水不足や環境の悪化が、いまある危機の原因

ではないのです。本当の原因は、私達が目指して

きた幸せの中身にあるのです。

見直さなくては」ならないのは、私達自信の

生き方なのです。」』

ムヒカ大統領の言葉をちょっと抜き出してみても

今を生きる私達に、突き付けられている問題が

見えてきます。

私達は、自分だけが幸せになる為に、

生まれてきたのではないのですよね…

世界で一番貧しい国の大統領は、世界で一番

豊かな心の大統領!

 

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晩秋に思う

2015-11-23 18:31:04 | 日記

すっかり寒くなりました。

寒くなると、何となく淋しくなるのは私だけでしょうか

そんな時に、むかーし習っていたスペイン語の先生から

お葉書が来ました。

12月初旬に母国、アルゼンチンに帰られると…

若い時、南米に行きたくてスペイン語を勉強して

いたのですが、結婚して東京まで通うことが

出来なくなり、同じ地域に短波のアナウンサーを

しているアルゼンチン人が居ると聞いたので

訪ねて行き、教えてもらうようになりました。

まだ、20代の頃です。

ちっとも上達しない私のスペイン語でしたが、

習っている途中で、結婚7年目の妊娠が

分かった時、すごく喜んでトルティージャを

作ってお祝いしてくれたことが今でも心に

残っています。

私のスペイン語はそのあたりで終ってしまったの

ですが、子どもが亡くなったことを伝えると

顔を見せに来て言われ、横須賀から出掛けたの

ですが、先生が住んでいた並木は私が子育てした

思い出の地なので、駅に着いた途端涙が止まらなく

なり、泣きながら訪ねたら「ごめんなさいね。

辛い思いをさせてしまって」と、一緒に泣いて

くれました。

その先生が、突然息子さんとお嬢さんを連れて

母国アルゼンチンに帰るというお手紙でした。

ご主人は当分は、日本に残ると…

先生は、日本での生活の方が長いはずですが

母国とは母なる国と書くように、やはり戻りたく

なるところなのでしょう…

何だか、淋しくて仕方ありません。

私の風化したスペイン語では、この気持ちは

とても書けないので、漢字にルビをふって

平がな一杯の手紙を書きました。

鮭が川に戻るように、人も生まれた国に

戻っていくのでしょうか…

母国を追われた難民の人は、戻るべき大地は

どこなのでしょう…

 

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痛みが教えてくれたこと

2015-11-22 22:49:35 | 日記

ダウンしていました。

先日、お見舞いに行って病院のドアを出たところで

お腹が痛くなり、体調がおかしくなりました。

私は、東洋医学の先生に診てもらっているので

殆ど病院にいかないので、病院にある耐性菌に

感染してしまったようで、お腹の次は息を吸い込んだ

鼻腔が化膿して顔が腫れ上がってしまったのです。

痛みで、食べられず寝られずの日々が続いてました。

手当てをして痛みが弱まると、ちょっと眠りを繰り返し

ていました。

いつも、台所に立って「大根さん、有難う。かぶさん

有難う」って心で言いながらお料理するのですが

痛みに気持ちが引っ張られて、有難うが出ないのです。

この時、痛みがあって有難うって感謝できる人って

すごい!と心から思いました。

ホームドクターであるY先生の処に3日間通い

半日入院して、今日はびわの温灸を2時間したら

いつのまにか膿が吸収されなくなり、痛みが

無くなっていたのです。

もう有難くて、先生にも枇杷の葉にも温灸にも

有難うを言いました。

治療をしている時に「先生って宇宙の法則が分かってる

でしょう」と聞くと、「法則なんて難しいことは

どうかな?でも宇宙の鍵は一つだと思うよ。

人間も一つの卵子から生まれるのでしょ。」と言い

先生が「愛」と言ったとき、私の心に「愛、感謝、慈悲」

が浮かんできたのです。

これは、お金持ちも貧乏人も病気の人も

誰だって持てるものです。

神さまって本当に平等なんだって思いました。

帰って来て、辞書で「慈悲」を調べたら、喜びを

与え、苦しみを除くことと、ありました。

人は、愛と感謝と慈悲があれば、幸せに生きて

行けるということでしょうか

先生は「貴方が痛みを体験したからわかったのよ」

と、言われましたが、あ~生きてるうちに解って

良かった~と、心から思いました。

気づきは、どんな時にも用意されているものなの

ですね。

初女先生が「感謝なしでは一歩も前に進めない」と

言われていたのが、心にすとんと落ちました。

 

 

 

 

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温かいこと…

2015-11-18 23:47:17 | 日記

一昨日読み終わった本に『「正しいことを言えば

わかってもらえる」とか「これは常識的なことだから」

と考えるものですが、人はいつも<正しい>ことを

受け入れるのではなくて、<温かいもの>を

受け入れるのです。』と書いてあり、そうだよな~と

思いました。

若い頃は、正しいと信じることを直球でぶつけて

いましたが、歳を重ねると温かいことのほうが

心に届くのが良く分かります。

これからは、温かいことに心を置いて行きたいと

思いました。

政治もそうかもしれません。

辺野古の問題も心が痛みます。

沖縄を犠牲にしてきた歴史を受け止め

温かいものを見出す努力をもっともっと

していかなければ…

チャップリンの映画「独裁者」の結びの名演説

『わたしたちは、みんなお互い助け合いたいと

望んでいます。……わたしたちは、他人の不幸に

よってではなく他人の幸福によって、生きたいのです

この言葉が、心に響いてきます。

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無音に耳を傾けて

2015-11-17 23:28:30 | 日記

田口ランディさんが、初女先生との対談「深き森の語らい」の時に

読んだ詩が、「いのちのエール」におさめられていて、

その詩がとても響くというお便りが届いているので

、ここに載せたいと思います。

        

   自分が    自分が

   そう思って生きて来た

   自分のことばかり考えて

   自分の都合を押しつけて

   何かをしてあげようと思い

   してあげることに夢中になり

   相手の話はよく聞かず

   一を聴いて十を知った気になり

   何かが上手くいかないと

   外側に理由を探し

   苦しいのは自分だけと感じ

   持っているものの有難みを分かろうとをせず

   ないものばかりの数を数えて

   ああしよう こうしようと計算し

   思い通りにならないと

   腹を立てて苦しみ

   苦しいことも全部人のせいにして

   誰かが自分を幸せにしてくれると思い

   叶わぬと嘆いて

   手に入らぬものは あれはすっぱい葡萄だと言い

   手に入れたものは たいしたものではないと満足出来ず

   そういう自分をどうにかできると思い

   自分ではないものに憧れ

   自分が

   自分がと

   自分のことばかりしゃべってきた

   自分のことばかり考えていると

   だんだん苦しくなってどうしようもなくなって

   心が破れそうになった

   そんな時

   初女さんは

   そっと教えてくれました

   言葉を超えてね

   言葉を超えるってどういうことかなと思った

   ずっと分からなかった

   言葉はいつもここにある

   私を満たしている

   私は考えで一杯

   でも初女さんの隣にいる時

   しんとする

   初女さんはとても静か

   ああ、なんて静かで深いんだろう

   深い森の中の湖のよう

   ほんとうは静かになりたい

   求めていたのは静けさなのに

   心はいつも波だっている

   この静けさに、触れたい

   何も話さなくていい

   ただじっと、この沈黙の中にいたい

   沈黙の中にある 無音に耳を澄ます

   こんなに豊かな静寂が

   言葉と言葉の間に満ちている

   すると、はるか遠くから

   私を呼ぶ声がする

   呼ばれた時

   やっと私はここにいると気づいた

   呼ばれている

   空の果てから美しい鐘の音に

   なんだ、私はあの音に

   ずっと呼ばれていたんだ

                        田口 ランディ 

 

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