~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんのいちばん好きな言葉

2018-06-30 22:05:30 | 日記

友人に「初女さんが、空を飛ぶ鳥を見ても

感謝です」って言っていたのが、

やっとわかったよ!と、メールしたら

「私も!」という返事が返ってきて

びっくりました。

この感覚が分かってくれる人が、こんなに近くに

いたなんて…

私は、瞑想を始めて変わって来たけれど、

彼女はなぜ?と、思った時に気がついたのです。

Kちゃんは、畑をやっているのです。

畑仕事をしている時って、色々考えないで

瞑想してる脳と同じような状態に

なるんじゃないかって…

何時間も畑にいるから、それって凄いことかも!

瞑想することは、脳を休めることだそうです。

そうすると潜在意識がクリーンになるんじゃ

ないかな

だから思考経路と通っての感謝じゃなくて

魂から感謝が湧きあがって来るんじゃないかな

初女さんが90歳を過ぎて、これからは農業です!

と言ったこと…

亡くなる直前に、イスキアの畑をのこして

欲しいと言ったことが突然思い出されました。

これから脳ばかり使う時代が来るとしたら

魂から湧きあがる感覚、感情が大事になって

来るはずです。

初女さんには、そういうことが分かって

いたのでしょうか…

凄いな~初女さんは…

 『鳥はどうして飛んでいるのでしょう。

  きれいな花を咲かせるのは

  どうしてでしょう。

  誰も答えることが出来ませんが、

      これが感謝です。

  こういうことを深く考えない人もいますが、

  すべてが感謝ですし、感謝は生活の上で

  基本的なことです。

  ”感謝”は、わたしのいちばん好きな言葉です。

             佐藤 初女』



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「変わる」

2018-06-29 20:35:31 | 日記

昨日、出かけるのに何気なく星野道夫さんの

「旅をする木」を鞄に入れて家を出ました。

電車の中で、ふと開いたページに目を落とすと

こんなことが書いてありました。

『いつか、ある人にこんなことを聞かれたことが

あるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくる

ような夕陽を一人で見ていたとするだろう。

もし愛する人がいたら、その美しさやその時の

気持をどんなふうに伝えるかって?

「写真を撮るか、もし絵がうまかったら

キャンパスに描いて見せるか、いややっぱり

言葉で伝えたらいいのかな」

「その人はこう言ったんだ。

自分が変わってゆくことだって…

その夕陽を見て、感動して、自分が変わって

ゆくことだと思うって」』

この文章が静かに私の心に降りて来て

今も消えません。

私自身が、自分が変わっていく気配を感じて

いるからかもしれません。

26日の日曜日に、セブ島の語学留学から帰国した

田口ランディさんと久し振りにお会いしました。

短い言葉しか交わしてなかったのに、夜の

懇親会で「直さんが一番変わった!」と言って

パチパチ手を叩いてくれるのです。

私は「え~何が変わったの?」とビックリ

したのですが、ランディさんは満面の笑顔で

私を見ているのです。

そう、ランディさんが言うように、私の中で

小さいけれど確かな心の変化がありました。

そんな変化を感じとってくれたのです。

嬉しいな~と思いました。

歳をとると、もう自分は変わらないって

決めつけてしまっている人はいますが

それは、余りにも勿体無いことです。

初女さんは、人間は最後の一呼吸まで成長出来る

と、言われていました。

教育者だった林竹二先生は「学んだことの

唯一の証しは変わることだ」と言われてました。

人間、いくつになっても変われるものなんですね

そして、自らの気づきでしか変われないのも

人間なんですね。

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相良倫子さんの平和の詩「生きる」

2018-06-27 14:06:09 | 日記

水曜日の朝刊の中村編集委員の「水説」を、

楽しみにしている私ですが、今朝の記事に

思わず「中村さん、あなたもでしたか」と呟いて

しまいました。

『誰かのスピーチに聴き入ったのは久しぶりだった

テレビ中継約7分間、身じろぎできなかった。』

と、中村さんが書いてるのは、「沖縄慰霊の日」の

中学3年生の相良倫子さんの「生きる」という詩の

朗読のことです。

中村さんは聴いていて、「胸が締めつけられ

歯を食いしばりそうになった。

生きた言葉とそこに込めた思いに揺り動かされた」

と記しています。

私も倫子さんの詩を聞いた時、しばらく動けなく

なりました。

一度も原稿に目を落とすことなく、真っ直ぐな

視線で語る倫子さんに、私の姿勢が問われている

気がしました。

中村さんも「この日の夕刊に載った全文を

繰り返し読んで気がついた。

これは私たち一人一人が考え、自らを振り返り

どう行動するかの問題なのだ。

大事なことを誰かにそっくり委ねたり、

任せきりにしたりしないことも彼女が

伝えたいことなのだ…

相良さんは私たちに訴えている

『一人一人が立ち上がって、みんなで未来を

歩んで行こう』

その呼びかけをしっかり受け留めなければ

ならない。」と…

私は、倫子さんの真っ直ぐな視線を

受け留められる大人でありたいと思いました。

相良倫子さんの平和の詩「生きる」

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笑顔のチカラ

2018-06-26 21:13:49 | 日記

今日は障がい者(こういう言い方って本当は

好きじゃないんだけれど)のSちゃんと一日

イオンに立ちました。

私たちの作業所で作った製品の販売です。

売り上げは1600円でしたが、Sちゃんに大切な

ことを学んだ一日でした。

Sちゃんは、私たちにわかる言葉は発しませんが

笑顔が素晴らしいのです。

近所の不動産屋さんのおじさんも、「この子は

いつも笑っているね。笑顔がかわいいね」と言って

くれます。

イオンでもSちゃんは、笑顔を振りまいていました。

Sちゃんの隣にいるだけで、私も笑顔になり

幸せな気持ちになって来るのです。

でも、Sちゃんの前を通り過ぎていく人たちは、

誰も笑ってなくて…

ふと、みんな幸せを感じているのかしらと思って

しまいました。

でも、そういう私もsちゃんと一緒でなければ

道行く人と同じように、表情もなく歩いて

いるのです。

笑顔でいられるSちゃんと私は何が違うのだろう…

Sちゃんと一緒に、今日は私も笑顔でいました。

一日中立っていたのに、笑顔でいたら疲れが

全然違うのです。

仕事が終わり外に出て空を見たら、それだけで

笑顔になっている自分がいました。

笑顔でいるだけで幸せを感じているのです。

何だか、sちゃんの幸せのお福分けを頂いた

ような気がします。

私の友人が電車の中で、田口ランディさんを見つけ

ランディさんがニコニコしていたので、その笑顔を

見ているだけで幸せな気持ちになったと言って

いました。

笑顔でいるだけで、人を幸せにしちゃうなんて

これは笑顔のチカラを再認識しなければと

思いました。

Sちゃんの笑顔には遠く及ばないけれど、私も

笑顔のおばちゃんを目指すぞ~と思いました!

今日はいい日だったな~

sちゃん、有難う!

 

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「ご機嫌さん」で生きる

2018-06-25 20:36:48 | 日記

昨日は田口ランディさん達がやっている、

色えんぴつの講演会に湯河原まで行ってきました。

毎年、来て下さる臨床心理士の中谷恭子さんの

お話でした。

いや~行って良かった!!

聴かなかったら、限りある人生を時間を無駄にし

いつまでも悩み嘆いたかもしれません。

先ず、中谷さんがおっしゃったのは「脳みそが

一人ひとり全部違う」ということ。

脳みそが違うのはあたり前じゃんと、

思うのですが、これが結構わかっていないのです。

脳みそが違うことを忘れて、自分の正義で突進

すると、良かれと思ってやったことが相手を

傷つけることになるそうです。

これは、誰でもが体験しているのでは

ないでしょうか

昨日のお話の最重要課題は

「自分の機嫌は自分で取る」

中谷さんは、本当の意味の自立は「自分の機嫌を

自分で取る」ということだと言われていました。

自分の機嫌が、家族とか友人の機嫌によるという

方はいませんか?

夫や他人の機嫌の悪さに振り回されては

いけないのです。

自分の機嫌の手入れは自分でする!

そして、自分の気持ちを落ち着ける方法を

見つけれたら、それは一生あんじょう(うまく)

行くよ!

自分の機嫌を自分で取ることの出来る人が

強い!

必ず傷は癒えるようになっている!

中谷さんの言葉が、ビンビン心に響きました。

父親の気分で家族全体が縛られないようにする!

よしよしと機嫌を取ると、ずっとその関係が

続く!

「他人の行動で自分の機嫌を損ねない。

なぜなら他人の脳と、自分の脳は違うから。

他人はコントロールできないし、他人のご機嫌に

自分が左右されている限り、いつも他人を

気にして生きることになるから」と、

ランディさんも書いています。

大切なことは「ご機嫌さんで生きる」こと!

このためには、自分の機嫌を自分で取る!

聴いている間に何度、目から鱗の気持ちになり

はは~分かりました~と中谷様にひざまずきたく

なったことか…

自分の機嫌を後回しにすると、自分の機嫌の

良くなることが分からなくなるそうです。

私は、瞑想をするようになって、「ご機嫌さん」

の時間が、ぐっと増えました。

「ご機嫌さん」で生きることに意識を向けると

きっと違って来ると思います。

さあ、明日は「ご機嫌さん」で生きましょう!






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14歳の相良倫子さんの「平和の詩」

2018-06-23 18:24:47 | 日記

 今日は沖縄慰霊の日でした。

毎年、この追悼式に平和の詩が読まれます。

去年の詩も心揺さぶられましたが、今年読まれた

中学3年生の相良倫子さんの詩に、私は希望の光を

感じました。

倫子さんは沖縄戦を生き抜いた祖父母の体験を聞き

「平和とは、あたり前に生きること。

 その命を精いっぱい輝かせて生きること」と

考え、「鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。

命よ輝け。生きゆく未来に。私は今を、

生きていく」と語っています。

そして、「未来は、この瞬間の延長線上に

あるからだ。

つまり、未来は、今なんだ」と…

生涯「今を生きる」を言い続け、そのように生きた

初女さんが、倫子さんの詩を聞いたら

きっと「うん、うん」と大きく頷かれるのでは

ないかと思いました。

14歳の少女から、こんなに力強い

「今を生きる」を聞けるとは…

人間は過ちを犯す生きものですが

戦争という、大きな大きな過ちから平和が生まれ

ました。

長い年月の中で、平和はあたり前にあるものだと

思うようになっていました

平和は愛し、育み、伝えていくものだと

やっと気がつきました。

今、この少女の詩が、希望という光を放ち

私たちを照らしてくれています。

中学生が紡いでくれたこの「平和の詩」を

読んでください。

 

私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。

たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って

生きてきた、

私と同じ、人間だった。

それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、
心から、誓う。

私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、

絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、
宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である

世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできることを、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。

今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
頭じゃなくて、その心で。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。

 

 


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人生の「来た~」を取りこぼさない!

2018-06-21 10:24:30 | 日記

今朝、ランディさんのnoteを読んで、そうか!と

目が覚める様な思いになりました。

ランディさんが電車に乗っていて、スマホの充電も

ないし、車内の広告や窓の外や濡れてる足元を

見たりしている時に、突然来たというのです。

ランディさんの文章によると『人生で出会った

すべての人の思いやりとやさしさと愛が

私の構成要素だと知った。私は「愛」でできている。

あまりに唐突すぎて、考えに感情がついていかない

くらいだった。

濃く抽出された記憶が揮発するアロマみたいに

脳全体にしみとおっていった。

どれほどたくさんの善意と慈しみでこのこの人生が

つくられてきたかを、私に知らせようとした

どこかの誰かに、甘美な香りのハンカチで

鼻を口をそっと覆われたみたいに、くらっときた。

一瞬のなかに全人生があった。

私は「愛」でできている。
うわー。なんていう豊かさなんだ……。』という

感覚が突然来たそうです。

私もありました。

何をしていたとか、何かを考えているとじゃなくて

自転車を漕いでいたら、突然「愛と感謝なんだ」

すべては、愛と感謝なんだと、まるで天から

降って来たように、私の心を射抜いたのです。

ランディさんは『この感覚は、どこから来るのか。

なぜ来るのか。

コントロールすることができないので、

私に起きていることなのに、よくわからない。

その後もふいに来る。前触れも何もなしに、来る。
あれは何だったんだろう? と不思議で、

いろんな本を読んで「至高体験」というものに

近いのかも、と思った。強烈な感謝……、

感謝という黄金の粒子が皮膚から浸透して

くるような感じだ。』だと書いています。

さすが、作家です!

この感覚は誰の人生にもやって来るそうです

でも、さらっと忘れてしまう人と、繰り返し

思い出そうとする人がいるそうです。

感覚は一瞬であとは意識だから、書くことで

もう一度意識を向けると、ランディさんが

書いていたので、なるほどと私の中で合点が

行きました。

初女さんも教会からの帰り道、「今の生活では

いけない、何かをしなければならないのだ」と

心の中で繰り返し呟いていて、お金も技術も

ないし、私にできることはなにかと思い、

交差点で立ち止まった時に、「わたしには

こころがある。

こころなら、くめどもくめども尽きることが

ありません。

こころを差し上げることなら、わたしにも

できます。」という感覚に包まれたそです。

初女さんは「わたしのこころは喜びに

満たされました。

それはまさに「霊的な喜び」神さまのお望みを

受けとめた時に感じる喜びです。」と、書かれて

います。

この感覚は誰の人生にも来るのものなら

さらって忘れずに、ランディさんのように

「来た~」と受け止め、自分の意識に

落とさないと、天からの贈り物を落として

しまうようなものです。

初女さんは、さすがです!

あそこの交差点で…とはっきり覚えていたそうです。

人生の「来た~」を取りこぼさないように

したいですね!

愛と感謝!が来た時のあの感覚を

私も思い出しました~

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『最初で最後のキス』

2018-06-20 10:46:16 | 日記

以前、初女さんの写真展のことを書いて下さった

毎日新聞の中村さんが、今日の朝刊にあるイタリア

映画のことを取り上げていました。

黒崎政夫さんという64歳の男性が、飛行機の

座席の背もたれの小さな画面で観た映画に

魅せられ、行きの便で4回帰りの便でも3回観て、

日本での公開を楽しみにしていたそうですが、

上映の情報はなくイタリアの制作会社に

問い合わせると、日本では誰も配給権を持って

いないと言われ、未来へのスイッチが

切り替わったそうです。

早期退職後、社会労務士の勉強や郵便配達などを

やりましたが、映画の世界には素人だったのに

「日本イタリア映画社」をつくり、ローマで

契約を交わし上映に漕ぎつけたそうです。

一つの映画との出会いで、会社までつくるなんて…

こういう人がいるんだという驚きと、人の心を

そこまで動かす映画って、どんな映画だろうと

興味が沸いて来ました。

3人の高校生が、いじめや同性愛への偏見などと

向き合う、重いテーマなのに軽快で楽しい

映画だそうです。

新聞記事の短い文章の中に、この方の中に

星野道夫さんの息子さんが言われていた

『限られた時間の中で、どう本当の自分として

生きていくか』という言葉のこたえを見つけた

方なのではないかと感じました。

世の中、色んな人がいて損得の世界じゃなく

生きている人を知ると、嬉しくなるし

励まされます。

生きてるって楽しい!って思える生き方を

したいな~

辛いこと、苦しいことがあっても…

映画『最初で最後のキス』予告編

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前を見て進んで行く

2018-06-18 22:04:32 | 日記

朝、地震のニュースが飛び込んで来ました。

こういうことが起きると、初女さんが言っていた

「ひと様に起きることは、自分に起こる」という

言葉が思い出されます。

小学4年生の女の子が、倒れた壁の下敷きになって

亡くなったそうです。

元気に登校した子が…

私自身の体験と重なり、「なぜ?」とこたえの

でない問いをしている自分がいました。

2008年6月14日に宮城内陸地震がありました。

土石流によって7人の犠牲者がでました。

その駒の湯温泉の方さんと、初女さんのことが

ご縁となって、時々メールのやり取りをしたり

ブログにコメントを頂いたりしています。

地震で家族や従業員の方を亡くされ、言葉に

ならないくら、辛い苦しい思いをされて来たと

思うのですが、一歩一歩前を向いて歩かれて

いるお姿に、こちらが励まされます。

どんなに苦しくても、人間の眼が前しか見えない

ように、私たちは前を向いて進んで行く

そういう生命体なんだと駒の湯温泉のFacebook

を読んで思いました。

いつか行ってみたい駒の湯温泉です。

  駒の湯温泉のFacebookから

駒の湯温泉が被災した際、9人巻き込まれ、
残念ですが、7人のいのちを失ない、

湯守親子だけが助かりました。

それを奇跡と呼べない葛藤を抱えてきましたが、
生き残った二人も大切な人を亡くし

すべてを失いました。

いろいろな思いがあるのはわかっていますが、
それを受け留めるには二人は普通の人間であって、

あまりにも厳しいです。
ただ、この地で生きていく中で、鎮魂の思いで

植樹を続け、温泉を守って、
この地を癒しの地にしようとしています。
どうか、温かいおこころで、

応援していただきますよう、お願いします。
いつか、この地が癒しの温泉になりますように…

それを次世代に継げたら本望です 

ぬるくて小さいからこそ、ゆっくり、ゆったりする

ぬくもりのお湯を堪能していただき、湯守の作る

十割そばを食べていただけると嬉しいです。

たくさんの人とつながれるそんな空間になることを

願っていますので、お越しいただき、

先ずは試していただけるとうれしいです。

よろしくお願いします。


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おむすびはソウルフード

2018-06-17 14:42:34 | 日記

探し物をしていたら、初女さんの

「おむすびの祈り」の単行本が出て来ました。

ずっと、文庫で読んでいたので自分が単行本の方も

持っていたなんて、すっかり忘れていたのです。

本の中に挟まっているものを見て、今なぜ

これらのものと対面するのだろうと、考えて

しまいました。

初女さんから初めて頂いたお葉書のコピーと、

その返事を書いた手紙の下書き

そして、初めて初女さんの講演会に行った時の

メモ書きが、本の間に入っていたのです。

A4の用紙に書かれたメモは、殆どおむすびの

事だったのに、驚きました。

初女さんが「おむすびは心のふるさと、

ソールフード」と言われたことが、心に深く響いた

のを、15年経った今でもハッキリ覚えています。

中学2年だった息子が、元気に学校に行ったのに

友達とリレーをした後に、疲れたと言って

何がどうしたのか、心臓が止まってしまい

私が駆け付けた時には、脳死状態でした。

1日半の時を経て、息子は天に召されて

しまいました。

まわりの人から、言葉を交わすことなく逝って

しまったことに、どれほど後悔が残ったことかと

言われましたが、言葉より息子が最後に食べた

食べものが、おむすびだったことをずっと

悔やんでいました。

もっと美味しいものを食べさせたかった

最後に食べたものが、おむすびなんて…と

私の中で消えない傷となっていたので、

初女さんの言葉は、一条の光の様に私を救って

くれたのです。

「息子が食べた最後の食べ物は、おむすびで

良かったんだ!」と心から思えたのです。

そのことを手紙に書いて、返事をもらえるとは

思わず出したのです。

初女さんから「どんな思いでおかき下さいました

事か、読むほどに涙しております…」という

お便りを頂き、私は息子の祭壇に飛んで行き

「母さん、嬉しい!」と初女さんのお葉書を

息子の写真にみせたようです(下書きの手紙に

そうかいてありました)

そして、夢の中で、創(つくる)に会いたいと

叫んでいたようで、自分の声に驚き目覚め、

まだ肉体あるあの子を求めている自分がいるのかと

何とも言えない気持ちになりました。と書いて

ました。

初女さんが、その後すぐに呼んで下さり

初めてお会いした時に「あなたとは普通のご縁じゃ

ないわね」と言われた意味が、ずっとわかりません

でした。

でも、昨日見つかったメモや手紙を見て、

初女さんと私は、おむすびで結ばれたご縁

だったんだ!初女さんは最初からそのことが

分かっていたんだと、15年の時を経て

納得しました。

息子が、おむすびで結んでくれたんですね。

初女さんは天に召されたけれど、初女さんの

おむすびを結んでいると、至福の時に

包まれるのです。

おむすびは、私と初女さんを出会いの時から

しっかりと結んでいてくれたのですね。

これからも、初女さんのおむすびを伝えて

行きたいと、心から思いました。

おむすびは、ソウルフードだから

心を…魂を…結んでいくのですね。


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