今年梅を8キロ漬けましたが、まだ足りないと
あちこちの八百屋さんを覗いて、梅を探して
いましたが、これぞ!という梅がなくて、
梅の季節も終盤になって来て、焦っていたら何と
森のイスキアのスタッフから手紙が来て、
「おむすびに入れる梅干し、以前のようなもので
よければ送らせてもらってもよいでしょうか…」
と書いてあるのです。
いや~思いが通じていると、嬉しくなりました。
本当に有難いです!感謝です~
丹精込めた梅干しを頂けるなんて…
初女さんのおむすび講習会をやっていた時に
私は「初女先生のイスキアの梅干しだと
皆さん喜ばれるから、梅干しもお願いします」
と、気軽にお願いしていましたが、何と
図々しいお願いをしていたことかと、
今頃になって恥ずかしく思います。
初女さんとスタッフが、どれだけ手間をかけ
時間をかけて梅干しを漬けているか、
垣間見ていたのに…
森のイスキアの庭に梅干が干された風景は
私にとって原風景のようになっています。
最近、売っている梅干しに賞味期限が
書いてあるとか聞いて、びっくりしました。
初女さんは、梅干しは自然の恵みが育ててくれる
食べものなんですって言われてます。
『イスキアのおむすびには、いつも自家製の
梅干を入れています。
毎年梅雨明けを待って、大量の梅干しを作ります。
よく洗って塩漬けにした梅がしんなりしてきたら
大きなざるをいくつも広げて天日干し。
重ならないように梅をひとつひとつ並べて
お陽さまと風がまんべんなく当たるように
ときどきひっくり返します。
この作業を十日ほど繰り返しますが
めんどうだとは思いません。
手間をかけることは心をかけること。
心をかけたぶん、必ずおいしくなるんです。
佐藤 初女 』
梅干しを干す初女さん