~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

木枯らしが吹く夜~星野道夫の世界に

2017-12-11 17:54:41 | 日記

夕方から木枯らしを思わせる風が吹いていました。

家に帰り窓を開けると、冷たい風が吹き抜け

ふと床を見ると、亡くなった息子の写真が落ちて

いました。

唯それだけのことなのに、落ちた写真を手にしたら

涙が溢れて止まらなくなりました。

自分の中に眠っていた悲しみに驚きました。

「何年経っても悲しいものね」と言われた

初女さんのことが思い出されました。

子どもを亡くすとは、こういうことなんだ…と

こんなに経って知らされた気がしました。

こういう悲しみに包まれる時は、

星野道夫さんの世界が恋しくなるのです。

なぜでしょう

星野さんも深い悲しみを知っている方だからで

しょうか…

  『誰もが、それぞれの老いに、

   いつか出会ってゆく

   それは、しんとした冬の夜、

   誰かがドアをたたくように

   訪れるものなのだろうか。』


  『あらゆる生命が、

   ゆっくりと生まれ変わりながら

   終わりのない旅をしている。

         星野 道夫 』

コメント
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