悩みや苦しみに埋没しないためには、どうしたら
いいか…
初女さんは、苦しい時には手を動かすことを
するって言われてました。
お料理でも、そういう時は手の込んだ料理を
作ると…
『苦しみから這い出すときは、自分の好きなことに
挑戦して気分転換し、少しづつ忘れていくように
します。
苦しみを否定せずに、自分のこころを真っ直ぐに
見つめます。そして私の場合、好きな染色や
料理などして、苦しみの中に埋没してしまわない
ように努めています。
手を動かすことによって、こころが落ち着きます
疲れも消えていくのです。 (佐藤 初女)』
初女さんのこの言葉を読んで、被災地で
女の人たちが手仕事をしてたことが分かりました。
手は働き者です。
その手を動かしていると、辛いことが頭から
消えていく…
心が落ち着く…
手ってすごいな~
初女さんは「私、手が大きいから」と、
ちょっと恥ずかしそうに言われていました。
働き者の手だもの、初女さんの手は
足もまた、働き者の足でした。
足裏のマッサージを何度かさせてもらいましたが
歩いて歩いて、歩いてきた足でした。
初女さんの足を触りながら涙が溢れてしまい
ました。
人間は、手や足を使うことで心を元気にして
いくのですね。
手仕事って言葉、好きだな~
目を閉じると、初女さんの手が浮かんできます…