~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「ぼくは12歳」

2020-05-30 22:41:08 | 日記

今日の”こころの時代”は、作家の

高史明さんでした。

私が子どもを亡くした後、最初に行った

講演会が、高史明さんでした。

高さんは息子さんを自死でなくされています。

「ぼくは12歳」という息子さんの詩集を

私は独身の時に買って持ってました。

私の息子は自死ではなかったけれど、

高さんの息子さんのことが心に浮かび、

高史明さんに会いに行ったのです。

高さんは「生きることの意味」という本を

出されて、その半年後に一人息子さんが

12歳で自死したのです。

息子の死によって人生が変わり、親鸞を

随分読まれたそうです。

高齢になった高さんが、やはり息子さんの

ことを語っていました。

息子さんに導かれての人生なんだな~と

思いました。

人は誰でも死にます。

でも、子どもの死というのは、大きな意味を

持ち、親の生き方を変えます。

私も子どもに導かれ、今があります。

うちの子は、私を育てるために命をかけて

くれたのかな~と思うことがあります。

高さんの息子さんは、自分が信じられないと

言って、亡くなったそうです。

私は今、「自分を信じて」と言っています。

何だかすべてが繋がって、別々じゃないと

思えるのです。

高さんの息子さんとも私は繋がっていると…

 『ぼくは
しぬかもしれない
でもぼくはしねない
いやしなないんだ
ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは
“じぶんじしんだから”』

 

『じぶんじしんの
のうより
他人ののうの方が
わかりやすい
みんな
しんじられない
それは
じぶんが
しんじられないから」

     岡真史(ぼくは12歳)から』

 

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面倒くさいが嫌い~初女さん

2020-05-29 21:26:38 | 日記

昨日は、終わらない味噌つくりにへろへろに

なりました。

大豆を茹でるのに、圧力釜では大豆が

苦しかろうと、お鍋で煮たらたっぷり

時間がかかり、次につぶすのにマッシャーを

使ったら粗くなる感じがしたので、すりこ木で

2~3粒ずつ潰したら、終わらなくなり

昨日は仕込み完了となりませんでした。

初女さんが言われていた「心をかけることは

手をかけること、手をかけることは時間を

かけることの大変さを実感しました。

何年か前に、初女さんは大豆を指でつぶして

作ると聞いたので、1キロの大豆を手で

潰してお味噌を作ったことがありますが

腱鞘炎のようになってしまい、それ以来

してません。

大豆を指で潰して味噌を作るなんて

そんな大変なことを普通は考えもつきませんが

それを実行するのが初女さんなんですよね。

『めんどうくさいという言葉がきらいです。

 めんどうくさいと思うことは

 日に何度でもありますが

 手を抜くことは心を抜くことだから

 ひとつひとつ正しくていねいにやりたいの。

 せっかく神さまからいただいた手足を使わず

 簡単便利に流れていくと

 知らず知らずのうちに

 老いが進んでいきますよ。

              佐藤 初女』

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皆で食べる

2020-05-27 22:44:41 | 日記

今日は、お茶にしようとドクダミを干しました。

明日は、2月3月が大風邪をひいていてたので

何と、延ばしに延していた味噌つくり

(初女さんは、夏休みに施設の子ども達と

味噌つくりをしていたので、寒い時期じゃ

なくても、いいかな~と思って)

緊急事態宣言が解除になりましたが、

この自粛生活を結構楽しんでます。

”モーレツ社員”なんて言葉が生まれる前の

この国は、もっとゆったりしてたんですよね~

家族揃ってご飯を食べるのが当たり前でした。

森のイスキアに行って、丸いちゃぶ台で

皆でご飯を食べた時、うちにもちゃぶ台が

あったな~って懐かしくなりました。

朝のご飯の匂いで目が覚め、夕ごはんの匂いで

家に帰って来る…

ご飯の匂いって家々にありましたよね。

片桐はいりさんが、夕ご飯が待ち遠しくて

急いで家に帰ったと、何かに書いてました。

自粛生活で、昭和の暮らしを思い出しました。

時間があるから、ちょっと丁寧にお惣菜を

作ったり、針を持ってちくちくしたり。

家にいても、結構充実してます。

”こころの時代”で、お坊さんが「手足を使い

毎日精一杯生きることが人生を変える」と

言ってました。

手足をつかわないと、何かが欠けて行く

手足を使うと、命があると実感できる

手足を使うから、”今””今”を実感できるそうです。

ふわふわしていた暮らしが、ステイホームで

少しだけ、地に足がついたかも…

初女さんが{私、つましいの」と言ってましたが

手をかけ、手間をかけて、つましい生活を

していると、こころも穏やかです。

『こころを込めて用意されたお料理を

 みんなでゆっくりいただくと

 自分だけの苦しみに閉ざされていても

 自然に感謝の気持ちが湧いてきて

 新しい一歩を踏み出す

 きっかけにつながります。

        佐藤 初女』

 

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いのちの歌

2020-05-25 21:41:04 | 日記

もし、人に「人間としてどうか」と問われたら

背筋がピンとする思いがしますが、

でも、「所詮、人間だから」と言われたら、

伸びた背筋が、ぐにゃっとなるような

そんな気がします。

人間って不思議だな~って思います。

日曜日に、Eテレの日曜日美術館で二週続けて

ルーブル美術館の特集をしてました。

どの時代も芸術家たちの根底には

「人間とは何か?」という問いが

あったようです。

私たち現代人は、どうもこの問いを忘れて

来てしまったように思います。

AIという人工知能が、これだけ大きなものと

なって来た今こそ、「人間とは何か」

という問いと向き合わなくては…

それは、生きる事に繋がっているから…

そんなことを心に抱きながら、

「いのちの歌」を聴くと、生きていることに

真っ直ぐに有難う!と、言える気がします。

 

竹内まりや - いのちの歌 歌詞付 (2部合唱)

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自分を愛して~

2020-05-24 23:19:02 | 日記

アニータさんの「もしここが天国だったら」

に、”人生は自分への愛で決まるへのだから

自分を愛するように”と書いてあり、

やっぱりと思いました。

アニータさんは、「自分を愛することが

私の人生を救ってくれたのだもの。

私たちの人生は自分を愛することに

かかっているの。

それが、私を死の淵から現在の場所に

引き戻してくれたのよ!

私たちは、まず自分自身を愛さなければ

いけないの。

そうすれば人生が変わり始めるわ。」と

語っています。

私は、この歳になってアニータさんの

言っていることが、「そうなんだよね!」と

言えるようになりましたが、若い人と

話していると、どうしてそんなに自分に

厳しいの?もっと自分を愛して!と

思うことがしばしばあります。

理想の自分とのギャップからなので

しょうか…

ダメな自分も、情けない自分も、自分勝手な

自分も、とにかく愛して受け入れて欲しい

自分を愛することは、利己的だと思って

いるかもしれないけれど、聖書にも

「自分を愛するように隣人を愛しなさい」と

記してあるように、先ず自分を愛する

ことから始るんだと思います。

初女さんは、”愛とは受け容れること”と

言われてました。

臨死体験して、全てを見て戻って来た

アニータさんが、人生は自分への愛で

決まると言っているのです。

だから、もっともっと自分を愛して

まるごと受け容れようよ!

でも、頭で考えちゃダメ!

大脳って、良いか悪いかの識別が得意だから

大脳に任せると、ろくなことがありません。

考えるんじゃなくて、目の前のことを

一生懸命やっていたら、知らないうちに

自分を愛し受け容れていると思います。

なぜなら、いのちがそれを望んでいるから…

私は、そんなふうに思えるのです。

 

 

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今こそ”虹の戦士”を…

2020-05-22 22:21:28 | 日記

今朝、新聞を手にした時、目に飛び込んで来た

タイトルが”コロナ禍アイヌが投じる光”

”自然を敬う生き方”でした。

そして、その横に宇梶静江さんの凛とした

姿が載っていました。

アイヌの言葉で始まる文章を読んだ時、

宇梶さんが歌うアイヌの子守唄を

思い出しました。

宇梶さんは「自然と矛盾して生きて来た

現代人は多い。

今、生き方や考え方を変えなければ、

ウイルスはもっと知恵をつけて

人類を襲うだろう」と警告しています。

そして「人間とは何か、人間らしい

生き方とは何かが問われている。

自然と向き合うアイヌ民族は、地球が抱える

困難に光を投げかけることができる。

その光は、世界3億人の先住民の光でもある。

お互いの立場を理解し、認め合う。

そんな未来の始まりにはできないか」と

語っていました。

宇梶さんの言葉に触れて、直観的に

今読むべき本は「虹の戦士」だと思いました。

何年ぶりかで手に取った「虹の戦士」

巻頭に吉本ばななさんの言葉があり

この本の巻末にある祈りを、ばななさんは

小学校1年生の時に暗記し、寝る前に

いつもとなえていたというのです。

まえがきの翻案者である北山耕平さんの

文章を読んで、びっくりしました。

1999年に出版されている本ですが、

そこに書かれているのは、

このコロナ禍の今を言い当てていると、

言っていいような文章なのです。

友人が言ってました。

世界中がひとつの体験をしていると…

今、人類が大きな気づきのチャンスを

宇宙から頂いているかもしれません。

私たち人類にとって、この地球上の

あらゆる生命にとって、一番大事な

ことは何かを…

このアメリカ・インディアンによって

伝えられてきた「虹の戦士」に、

そのこたえがあるかもしれません。

今こそ「虹の戦士」を…

 

 

 

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一緒に食べるということ

2020-05-21 12:13:18 | 日記

テレビを観ていたら、「急事態宣言が解除

されたら何をしますか」という質問に

”外食がしたい””旅行に行きたい”という声が

あちこちで上がっていました。

その時、ふとホームレス支援を長年している

奥田知志さんの顔が浮かんできました。

奥田さんは、ホームレスの人達と

いつもは一緒に食べているのに、このコロナで

お弁当を配るだけで、共に食べることが

出来ないと、残念そうに言っていたのです。

私はそれを聞いて、奥田さんは本当に

分かっている方なんだな~と思いました。

初女さんは、食べることをとても大事に

してきた方です。

その初女さんが言っていたのが

「おいしいものを食べるのではなく、

おいしく食べることが大事。」と…

おいしく食べるとは、一人で食べる事では

ありません。

お弁当をもらって、公園の片隅でひとりで

食べる…

それではお腹は一杯になっても、

心は満たされません。

私たちも、コロナで家族で食べるという

時間を与えられたのですから

一緒に食べるということを、もう少し大事に

考えてもいいんじゃないかな~

初女さんは書いています。

『一緒に食べることは、深いところで

こころが通い合えるのです。

おなかが満たされてくると、

自然に感謝の気持ちが湧いてきて、

次には、他人に何かしてあげたく

なるもののようです。

          佐藤 初女』

 

 

 

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”今 ここが天国”

2020-05-20 22:27:28 | 日記

今日、友人から本が送られてきました。

本を手に取った途端、ほわ~っと幸せな

気持になりました。

こんなことは、今までなかったので、

思わず本の題名を見ると

「もしここが天国だったら」と、書いてあり

びっくりしました。

初女さんは「今、ここが天国」と言われ

いましたから…

この本の著者のアニータさんは、壮絶な癌との

闘いから臨死体験された方です。

初女さんは「天国に行って帰って来た人は

いないものね」と言われてましたが、

アニータさんは、帰ってきちゃった人なのです。

アニータさんが臨死体験のことをを書いた

「喜びから人生を生きる」の本を読んで

とても励まされ、魂を支えてもらったと

感じました。

その続編である、この本の最初のに

「あなたが唯一すべきことは、自分自身を愛し

自分を尊重して、その自尊心や自己愛を

体現することだけです。

そうすれば、あなたは愛そのものに

なるでしょう

それこそが、自分や周囲の人たちへの

真の奉仕です。」と書いてありました。

そして、各章の終わりには”今ここで天国を

生きるためのヒント”が記されています。

アニータさんの本を読んでると、初女さんの

言葉が蘇ってきます。 

 『天国は、はるか彼方にあるものではなく

  今ここに始まっているように思えて

  なりません。

  私にとっては、苦しみがあっても

  ”今、ここ”が天国です。

              佐藤 初女』

 

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私が味わいたい幸せは…

2020-05-18 22:33:23 | 日記

政府が「検察庁法改正案」の採決を見送った

というニュースに、声をあげることで、

止めることが出来るんだ!と、諦めては

けないと思いました。

これまで私たちは、いのちを守るために

寄り添い、支え合ってきたのに、今はいのちを

守るために、距離を保つ!

こんなこと、人類の歴史の中で

あったのでしょうか?

コロナが明けたら、皆でおむすびを結んで

あなたが結んだおむすびを私が食べ

私が結んだおむすびをあなたが食べる

そんな幸せを味わいたい!

 

 『この地球上に住むすべてのものが

  大空という一つの屋根の下の

  大地という床の上に住む

       兄弟仲間じゃないか

              横山祖道老師』

 

 

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エゴとは闘ってはいけない…

2020-05-17 23:36:39 | 日記

昨日読んでた本に、びっくりすることが

書いてありました。

『マザーテレサが、亡くなる1週間くらい

前から悪魔のようなものが見え始め、精神の

バランスを崩し、まるで悪魔が取りついた

ようになってしまったそうです。

そして悪魔を祓うためにエクソシスト

(悪魔祓いの専門家)を呼んだそうです。

しかし、悪魔だと思っていたのは、エゴでした。

エゴというのは、自分自身がたとえそれを

見たくなくても正面から見据え、受け入れて

統合していくしかないのです。

マザーテレサは、エゴを受け入れるのではなく

闘ってしまっていたため、周囲の人々も

見ていて辛くなるほど、酷く荒れて

しまったのだそうです。

彼女は数日間に渡って闘い続けましたが

息をひきとる最後の最後にベッドの中で

空中に両手を伸ばし、「あなただったのね」

と穏やかな表情でつぶやきながら、

抱きしめるようにして亡くなって

いったそうです。

つまり彼女は、エゴも神聖な自己の一部で

あることを、本当の意味で理解したのです。』

と書いてありました。

自分のエゴ(自我)は、何度も立ち上がって

くる問題です。

エゴを取ろう、手放そうと四苦八苦して

来ましたが、エゴも自己であると

受けいれてあげるということは、考えても

みないことでした。

初女さんは、愛とは受け容れること!と

言われてました。

自分を愛するとは、自分のエゴも受けいれる

ということなんですね。

深いな~

闘うからエゴが出て来るんですね…

 

 

 

 

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