~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

もうすぐ初女さんのご命日~おむすびを結びませんか

2024-01-29 15:18:33 | 日記

気がつけば1月も終わろうと

しています。

地震で始まった2024年

どんな1年となって行くのでしょう。

誰かが1日が12時間の早さで進んで

いるようだと言ってました。

本当に森のイスキアで感じた

1日は24時間で充分だと思える

あのゆったりとした時間が恋しい

です。

佐藤初女さんと過ごした

あの時間が…

 もうすぐ2月1日、

初女さんのご命日です。

何年経ってもこの日が近づくと

あの日あの時が立ち上がって

来ます。

弘前は荼毘にふしてからお通夜

だと聞いていたので、初女さんに

会いたくて訃報を聞いた翌日に

飛んで行きました。

車窓の風景がモノクロにしか

見えず、まるで知らない国

に行くようでした。

ご自宅に着くと、

初女さんが私達4人を待って

いてくれたように、それまで

周りにいた人たちが、あっと

いう間にいなくなり、4人だけで

初女さんを囲みました。

初女さんのあまりの美しさに

私達4人の口から出た言葉は

「良かったね!」でした。

生きていた時以上の美しさ

でした。

「良かったね、良かったね」と

初女さんの顔や髪を撫でて、

その場が、すごいエネルギーで

ストーブもない部屋で私たちは

汗をかいていました。

初女さんの頬は桜貝のような

桃色で本当に生きている

ようでした。

私達は、悲しい筈なのに

幸せな気持ちに包まれて

いました。

翌日、出棺する初女さんに

会いに行くと、頬がこけ

昨日とは別人の初女さんで、

とてつもなく悲しくなり

涙が止まらなくなりました。

出棺の時だけ舞った雪…

空を見上げながら、4人が見た

初女さんは、初女さんの復活の

姿だったんだ!と、なぜか

確信しました。

 2月1日のご命日を少し過ぎて

2月8日(木)に国立で

おむすび講習会をします。

初女さんのおむすびと

初女さんのおむすびの祈りを

一人でも多くの方にお伝え

したいと思っています。

一緒におむすびを結びませんか

佐藤初女さんのおむすびを学ぶ会〜山崎直さんにご飯の炊き方とおむすびを教えて頂きます〜 | Facebook

k

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PERFECT DAYSへの尽きない思い

2024-01-27 12:09:06 | 日記
『PERFECT DAYS』が
アカデミー長編国際映画賞に
ノミネートされました。
最初は上映館も決まっていなかった
この映画がロングランになって
います。
監督はドイツ人ですが、
小津安次郎を彷彿させる
ような世界観を感じました。
映画を観てから時間が
経てば経つほど心の深みに
じわじわと染み渡って来る
映画です。
この映画と出会ってから、
何でもない細やかなことに、
幸せを感じるようになりました。
それは、主人公の平山さんが
木漏れ日を見つめる目と同じ
なのかもしれません。
パンフレットに『作家が自身の
感性に従って細部すべてを
徹底的にコントロールし尽くしたとき、そこには本当に存在すると
しか思えない世界が生まれ、
すべてが自然にしか見えなくなる
ことがある。
映画はそこまで到達することが
ある。
ヴェンダースはかつて小津を
語るときそんなことを言って
いる。』と書いてありましたが
まさに、その世界に私たち観客が
包まれた気がします。
そして、生きるとは今この時であり
本当の幸せとは、私たち自身が
見いだし気づいていくことであり
私たち自身の中にあるという
こと…
 この映画が時間と共に、
私の中で発酵し続けています。
PERFECT DAYSに出会えて
本当に良かったです。
時々、この映画が恋しくなると
映画でカットされた
『留守番電話』のタカシの声を
聴いてます。
タカシ、いるよね~
こういう若者!


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地震は天からの警告

2024-01-23 00:10:10 | 日記
今年は年の始めの元旦に大きな地震があり、何か人類に対する
啓示を受けたような気がして
なりません。
『気がつけよ、気がつけよ!』
と言う天からの警告が、天変地異と
なって地球のあちこちで起こって
いるのではないでしょうか…
今回、原発事故が起こらなかった
ことが本当に不幸中の幸いです。
珠洲市高屋町は珠洲原発の予定地
だったそうで、住民の反対で
2003年に凍結されたそうです。
地球温暖化から地球沸騰化の
時代に入り、どこで何が起きても
おかしくない状態にあります。
地球をこんな状態にしたのは
私たち人類です。
私たちも地球に住まわして
もらっているいきものの1つに
すぎないのに、そのことを忘れ
利益や便利さを求め、それが
発展であり、進化だと思って
突き進んできた結果が今なん
ですね。
東日本大震災の時もそうでしたが
私たちは立ち止まり考えた
筈なのに…
元旦に起きた地震は、天からの
警告と一人ひとりが受けとめ、
行動にしていかないと!
母なる地球の痛みを、私たちも
もっともっと感じないと!
戦争なんかしてる場合じゃないの
です。
地球人として地球のことを考え
ないと、待ったなしの所まで
来てしまっている気がします。



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再びのPERFECT DAYS

2024-01-15 23:48:16 | 日記
9日にPERFECT DAYSを観て
5日後にまた観に行ってしまい
ました。
この映画が発している問いに
もう一度向き合いと思ったのと
主人公である平山さんに会いに
行きたくなったからです。
何だろう、今までにない感覚の
映画です。
演じている俳優さん達も
こういう映画は初めてだと
言ってましたが…
トイレ清掃員の平山さんの日常を
通し、生きるという根源的な
問いを問われている気がしました。
 過去の生活をすべて捨てて、
今の生き方を選んだ主人公が
唯一、以前の生活から持って来て
いるのが、大量のカセットテープ
その音楽のテープは、売ったら
値のつくものばかり、彼は
そのテープを実に大切にして
決して手放さない。
それともう一つ、フィルムの
小さなカメラ
そのカメラで木漏れ日を
撮ること楽しみ以上に、
彼の日々の生活の潤いとなり
心をも支えているのです。
映画の中で何度も映し出される
木漏れ日。
木漏れ日を見上げ、木漏れ日に
包まれた時、平山さんは本当に
優しい穏やかな笑顔を湛えて
いました。
この光があれば、平山さんは
大丈夫なんだと思えましたが、
それはきっと、私たちにも
同じことなんだと、そんな
思いに包まれました。
映画の中の『こんどはこんど、
今は今』という台詞を平山さんと
姪のニコが空に放っている
シーンが心に残ります。
平山さんは本当に、今を生きる人
今を丁寧に生きている人なんだ
感じました。
それは、佐藤初女さんの姿にも
重なりました。
平山さんの時間は実にゆっくり
ゆったりと流れていきます。
森のイスキアに行き、初女さんと
過ごしていると、あ~一日は
二十四時間で充分だと思え
ました。
その時間がこの映画には流れて
いるのです。
私は、平山さんに会いたくて
また映画館に行ったんだ!
一心にトイレ掃除をする
平山さんの姿はどこまでも美しく
ラストシーンの平山さんの…
役所さんの表情は、木漏れ日の
光のように私を包み、大丈夫
何があっても大丈夫と私の心を
照らしてくれました。
PERFECT DAYSは
何度でも観たくなり、
何年経っても古くならない
映画です。
私は平山さんにまた会いに
行くと思います。
私に差している木漏れ日を
忘れないために…



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映画 PERFECT DAYS

2024-01-09 23:53:13 | 日記
 今日は役所広司さん主演の
PERFECT DAYSを観てきました。
素晴らしい映画です。
トイレ清掃員の男性の日々の暮らし
を描いているのですが、何か特別な
出来事が起きるというわけでは
ないのですが、観ているうちに
生きるとは…という問が投げ掛け
られているような気持ちに
なりました。
私は生活の中でハレの日と
ケの日があるなら、いつも
どこかでハレの日を求めている
ところがあります。
でも、それは細やかな喜びを
見てないのかもしれない…
映画の主人公の何とも言えない
幸せそうな笑顔を観ていると
大切なものを見過ごして時間に
追われている自分を感じました。
役所広司さんが素晴らしいです。
カンヌで最優秀男優賞を取った
だけのことはあります。
演じているという世界を超えていて
平山さんという人物の人生を
観ている私達が共にその時間を
生きているという感じでした。
見終わった後、ふと丁寧に生きた
初女さんのことを思い出しました。
田中泯さんは、ホームレス役で
台詞は一言もありませんが、言葉を
越えた場面を創っていました。
もう一度観たいと思いました。
映画って凄いなと感じた映画です。



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当たり前ってないんだ

2024-01-06 23:42:52 | 日記
おむすびを結びました。
今日は1月6日。
あの地震から6日が
経ったのですね。
OPEN JAPANの活動に参加して
いる友人のご主人が、Facebookに
能登の写真やコメントを
載せてくれているので、状況が
分かればわかるほど大変さに
言葉を失うばかりですが、
現地で炊き出しをしている
女性達の姿に、調理する
ということは、内からの力が出て
来るんだなと思いました。
温かいものを初めて食べた!とか
お風呂にはいりたい!と聞くと
当たり前と思っていることが、
いかに尊いことかと、あらためて
感じます。
当たり前なんてことはないんだと
思うと、感謝しないでは
いられません。
ある人が、寝る前に布団の中で
『あ~幸せ』と言って感謝することを3つ言う、そのことを二週間
続けてみると幸せをもっと感じる
ようになると言っていたので、
お正月前からやっていますが、
あの地震があってから
生きていることが、あ~幸せ!
お布団で寝られることが、
あ~幸せ!
温かいご飯が食べられて、
あ~幸せ!と言っています。
そしたら、日々の暮らしの中に
幸せを沢山感じるように
なりました。
『あ~幸せ』と言って眠ると、
それだけで幸せです。
幸せは、条件じゃなくて、
あ~幸せ!と感じる心なんですよね
今は何も出来ないけれど、
祈ります。


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新年に思うこと

2024-01-02 20:41:58 | 日記
明けましておめでとうございます💗
今年も宜しくお願い致します。
穏やかなお正月を迎えたと思って
いたら、大きな地震が…
元旦に起きた地震に、天変地異が
いつでも、どこでも起こることを
あらためて知らされた気が
しました。
被災された方々を思うと、言葉が
見つかりません。
 昨日の続きに今日があるのでは
なく、今の今しかないのだと
元旦の地震により、日本中の
人が感じたのではないでしょうか
今年の年賀状に私は、こんな
言葉を書きました。
『新しき年が光の中にあり
その光が一人ひとりの中にある
国を越え、宗教を超えて
地球人として歩む
そんな時代となりました。
本年も宜しくお願い致します。』
地震で幕開けしたかたちなった
2024年ですが、それでも
光の中にあると私は信じています。これからは本当の自分で
ある魂に心を合わせて、自我
ではなく、真我で生きて
行かなければ!
地球に必要とされる生き方を
していかないと…
この思いが、この地震によって
より強くなりました。
そして、初女さんがいい続けていた
生きるとは『今を生きる』しか
ないのだと…
今年も初女さんの言葉や心に
浮かんだことを書いていきたいと
思います。
どうぞ宜しくお願い致します。


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