赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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ラルスの現在 (昨日の続き)

2009-03-23 09:36:03 | がん
ラルスが痛かったことは昨日書きましたが、
7年も経つと、ものすごい進歩をしていました。

2007年2月のともちゅわんさんのメールによると。

 前日に子宮口を広げておく処置として、
 子宮の入り口に「ラミナリア」という植物でできた棒を入れておくのだそうです。
  これは水分を吸って膨らむということです。
  (ラミナリアというのは、海藻だそうで、
   中絶や誘発分娩にも使われているようです。)
 この時は、涙ポロりんというくらいの痛みがあるそうですが、
 ボルタレンの座薬でかなりきくようです。
 当日はやはり座薬を入れて、
 今度はラミヤリアを取り出していると思っているうちに、山を乗り越えてしまうようです。
 
 ともちゅわんさんの報告ではかなり、ルンルンで済んでしまったようです。

最近は楽になったんだなーと思っていたのですが、
やはり、痛みの感じ方には個人差があって、
もちろん、がんの場所・大きさ・それ以前に体形の個人差も大きく影響するのでしょうが・・・。

今年2月から、ラルスが痛くて痛くて、ラルス後の痛みもひどくて、
2回目は耐えられなくて途中で中断してしまった。
という方がいました。

不安もあったのでしょう。
気持ちが落ち込んでいたこともあったのでしょう。
でも、痛みを強く感じてしまうことは どうしようもないことですし、
痛みの感じ方に敏感なタイプなんだと思います。

他に方法がない状態であるので、ラルスを避けられないのは
誰よりも本人がわかっていたんです。
それでも やらなくちゃいけないのでしょうか という心の叫びになってしまったんだと思います。

その後1ヵ月連絡がなく。心配していたのですが、
先日、最後のラルスを終えた という報告をいただきました。
すごく 嬉しかったです。

 よかった。よくがんばった 


そして、
 ・麻酔で眠って動いてしまうと、機械が膀胱などに当たると危険なので
  麻酔はできないこと。
 
 ・ラミナスという前日の痛み緩和の処置があること。
  (もしかすると、これはともちゅわんさんのした処置のことかもしれません。)

を教えてもらいました。

応援しているようで、何にも出来なくて、おまけに現代の医療を教えてもらって
申し訳ないと思いますが、
克服して帰ってきてくれたことに感謝しています。

やっぱり、少しでも痛くなく、リラックスして治療できるようになって欲しいです。
医療関係の方の努力に、本当に感謝します。

そして、 今がんばっている 貴女 あなたは偉い!
 
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は (緑緑*ryuryu)
2009-03-23 15:34:11
私は子宮頸がんじゃないので詳しいことはよくわかりませんが(ごめんなさい)、医療はどんどん進んでいるってことですね。
少しでも患者の負担が少ない治療法が増えていくといいなーと思います。
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よかった。よかった。 (ハミング)
2009-03-23 15:34:37
もなみさん こんにちは。

嬉しいご報告!よかったですね~。

こちらまで 嬉しくなっちゃいます。


返信する
ラミナリア (お富士)
2009-03-23 15:43:56
私もその海綿体で出来ているなんとかというのを使用したことがあります。。。
子宮口を自然に広げるらしいですね。私は陣痛のような痛みを感じました。子宮口が開くまでの一晩でしたけど・・・
出産の経験がない人などは痛みを強く感じたりするようですね。
少しでも痛くない苦しくない治療が出来るといいですね。
返信する
びっくりするくらい進んでいますよ。 (もなみ→緑緑*ryuryuちゃん)
2009-03-23 19:35:49
緑緑ちゃん こんにちは。
そうなんです。
もう思い出したくもないから、避けていたんだけど、
今治療をしている方から いろいろメールいただくのね。
応援していることを伝えているんだけど。
実は、みなさんからいっぱい力と勇気をいただいているの。
そこで、驚くのは、毎回毎回同じ治療なのに進歩しているの。
ちょっと見た目は同じようなんだけど、これをやってみましたとか、こんな薬でしたとか、微妙に違うのよね。

医療は、もなみや緑緑ちゃんが思っている以上に進歩していると思います。
返信する
よかったです。 (もなみ→ハミングさん)
2009-03-23 19:46:02
ハミングさん こんにちは。
でしょ?
治療はどんどん進み、みんな元気になっていくんです。
あとは、
ハミングさんのフラワーアレンジで、すてきな生活を用意してね。
返信する
そうなんですね。 (もなみ→お富士姉さん)
2009-03-23 19:56:29
お富士姉さん こんにちは。
う~ん。ラルス程ではないにしろ、ラミナリアにも越えなくてはならない課題があるんですね。
出産経験の有無が関係のかな?
日々進歩しつつある医療 これから期待しましょう。
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そっかー (さなりん)
2009-03-23 20:29:20
もなみさん こんばんは

私はもなみさんのことを知ったつもりでいました。それは照射のこと。腔内照射であることを前の記事で知りました。しっかり読んでなくてごめんなさい
現実にはその治療をしている人を目前に見たことがなかったのでテキスト上のことでした。
でも同じ女性としてその辛さは想像がつきます。辛かったでしょうね
身体的に影響が大きい治療ですよね。

ラミナリアは、子宮内膜全面掻爬の前処置で行います。私の場合、それはもぅ~~腰が抜けた 病棟中に響き渡るくらいの雄叫びを上げてしまいましたよ
頚部を広げる目的だから、やはり経産婦とお産の経験がないものとでは全然違うと思います。

今治療の人、これから治療の人。。。
医療は進歩しているので、怖がることなく安心して治療を受けて欲しいものですね
返信する
ハイハイ! (ともちゅわん)
2009-03-23 21:20:17
痛みの無かったともちゅわんです。

私のことをとりあげてくれてありがとうラミナリアはギュッと押し込まれる時痛かったけど、ラルスは本当に楽勝でした。こんな人もいるんだと、これから治療を受ける人の不安を和らげてあげられるといいな。


何が幸いしたのかはわからないけど、私が治療した病院の看護師さんのお話では、痛みは人それぞれ・・・ってことでした。だから、私のような人も、他にもいるってこと。

残念ながら、痛みがひどい方も、先生に訴えて強い痛み止めを処方してもらうとか、できるだけ我慢をせずに治療を受けられるようにお願いしてほしいと思います。

返信する
進歩願ってます (メアリーアン)
2009-03-23 21:56:41
がんばって治療を終えられた方、大変だったことでしょう。お疲れ様でした。私は手術組なので、ラルスの具体的なこと、はじめて知りました。術式は同じでも、合併症の出方とか、あとの痛みとか、人それぞれだって聞きましたが、ラルスもそうなんですね。でも、どちらであっても、今までの症例の積み重ねが、これから治療を受ける方のために役立ってほしいと願っています。そして、医学の進歩が患者の痛み、心を救ってほしいと願っています。
返信する
お初です~ (coo)
2009-03-24 02:44:25
こんばんは。
先日はお疲れ様でした。
ホント楽しかったです。
行き届いたご配慮に頭が下りました。
ありがとうございました。

心配されていた方のようですね。
嬉しい報告、良かったですね。

わたしも手術組なのでその痛さは知りませんが、痛みの恐怖は思考をとんでもなくマイナスに走らせてしまうものです。
もっと進歩して痛みを感じなくてもいいものが出来るといいですね。
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