大変評判も良いし、アースキンがドラムスを叩いているので買うことにした。このピアニスト前作ではクリポタがはいっていたので耳がどうしてもそっちにいってしまったから強い印象をもたなかったけれど、今度はピアノ・トリオだからはっきりと印象が持てるだろう。
まずは印象として、これほど品格があるぴあのだったけと驚いた。押しつけがましくないけれど、きちんと話の流れがある、インテリジェンスあるれるピアノというのが、前作を思い出しながら聞いた第一印象です。
たぶんアースキンとリヴィングストンという、こちらも教授陣のような落ち着いた演奏も大きく影響しているように思います。
2曲目ゆったりしたテーマを確実に深めていく表現力を感じます。
3曲目はテンポを上げて、エキゾチックなメロディ、アースキンがだんだんとヒートアップしていくのが気持ち良く、ピアノもだれない。一度クールダウンした後のベース・ソロがカッコ良い。
4曲目、メロディを大切に弾く人だと思ったら、ライナーを書いているアラン・パスクァが教えたとかいているので納得です。
5曲目もう少しスピードを上げて、この美しいタッチでこの緊張感をつくるから、メロディ・ラインを聞き入ってしまいました。
派手なアルバムではありませんが、メンバーの選考から当たった奥深いアルバムだと感じます。
A SONG FROM THERE / DANIEL SZABO
Daniel Szabo (piano)
Peter Erskine (drums)
Edwin Livingston (bass)
1. Hun-Fro Blues
2. Kids' Dance
3. Eastynato
4. A Song From There
5. Barbaro Con Brio
6. I Crooned It Before
7. Hun-Fro Blues-Alternate Take
この人ベルギーでずいぶん重要視されているようで、今後もいろいろと出てくるでしょうね。
という意味で初めて聞いたポッターとのアルバムとこれ、私もう少し熟成されていったアルバムが出そうに思います。
タッチとかフレーズの発想とかもっと行けるはずです、それがうまく共演者とかみ合うといいですね。