ステファン・グラッペリは1989年から1996年の間に4回来日して舞台に立っています。私もその舞台を見ていますが、何年だったか覚えていません。亡くなる前の年ではありません。たぶん最初の来日の時だろうと思いますが、それでも足どりが少しおぼつかなかったように思います。
大好きというわけではありませんが幾つかのアルバムを持っています。
CDではこの1枚、メンバーが凄い。
ピアノがミッシエル・ペトルチアーニ、ドラムスがロイ・ヘインズ、ベースがジョージ・ムラーツです。
1995年の録音でジャケ写真は本当におじいちゃんですが、持っているLPの方のグラッペリもおじちゃんのイメージが強い、ずうっと、おじいちゃんです。
1曲目ゆったりした“愚かなりし我が心”このテンポのグラッペリ、好きです。
2曲目と12曲目を除いて後は超有名曲、新しい曲にチャレンジするのでなく、、音楽の名手が、もしくは深く愛する人たちが、とても素直に音楽を表現している感じです。
3曲目ではペトちゃんのピアノの美しさ、4曲目ではヘインズのドラムスの切れ、5曲目ではムラーツの巧さを楽しむ、芳醇なワインのようです。
ペトちゃんも既にいなくて寂しいですが、グラッペリの少し粘るヴァイオリンにははっきり粒だった彼のピアノがぴったりで8曲目から10曲目ピアノが素晴らしい。
今はいない2人を偲びます。
Stephane Grappelli & Michel Petrucciani / Flamingo
Michel Petruccini(p)
Stephane Grappelli(vln)
Roy Haynes(ds)
George Mraz(b)
1 These Foolish Things
2 Little Peace In C For U
3 Flamingo
4 Sweet Georgia Brown
5 I Can't Get Started
6 I Got Rhythm
7 I Love New York In June
8 Misty
9 I Remember April
10 Lover Man
11 The Will Never To Be Another You
12 Valse Du Passe
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