ネットでアルバムを買っていないので、ショップに行かない日が続くとネタが尽きてしまいます。
ただ欲しいアルバムは決まっているので、それを聴く準備をしています。
昨日のピエラヌンツィの「Oslo」の次はペトルチアーニがペデルセンとデュオしている未発表アルバムが発売されます。
1994年コペンハーゲンのライブで、この年ペトルチアーニはBlue NoteからDREYFUSに移籍してとても充実したアルバム製作年で、準備としては、この年10月に録音したシャンゼリゼ劇場でのソロ・パーフォーマンスを聴いています。
CD2枚にそれこそ充実がつめこまれたアルバム、1曲目“処女航海”から始まるフェバリットは40分以上に及ぶメロディです。
鍵盤すべてに感情を注ぎ込むプレーが40分、激烈と静謐、剛と柔、怜悧と簡明、強靭と華麗、ペトルチアーニに不可能がないような展開です。
熱烈な印象のこの1曲目が凄すぎます。
CD-2に移るとこれもおなじみの曲になりますが、少し落ちついて聴かせる展開。
2曲目の“Caravan”では信じられないような展開とあふれ出るフレーズを聴かせてくれます。
そして絶大なる賞賛の後、アンコールが“Besame Mucho”ちょっと静かに、でも感情は抑えようもなく激しい演奏に変わるすばらしいアンコールです。
大好きな曲がアンコールでとてもうれしい、久しぶりですがペトルチアーニの天分を聴いてその凄さを認識したのです。
ペデルセンとの一枚は(2枚か)若干不安がありますが(2人とも天才肌なのに音にずいぶん違いがあったりするので)でも今年始まりで一番気になるアルバムですので楽しみです。
Au Theatre Des Champs-Elysees / Michel Petrucciani
Michel Petrucciani piano
Recorded live at Theatre des Champs-Elysees, Paris, November 14, 1994
1. Medley of My Favorite Songs
2. Night Sun in Blois
3. Radio Dial/These Foolish Things
4. I Mean You/Round About Midnight
5. Even Mice Dance/Caravan
6. Love Letter
7. Besame Mucho
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