夏休みに読もうと決めた本はもちろん夏休み中には読み切れなかったけれど8月中には読み終わりました。
36年ぶりだという「シャイニング」の続編だそうで、「シャイニング」から読んだわけで、それがやはり良かった。
5歳だったダニーが大人になっての話。
最初の「シャイニング」は凄いのだろうけれど、怨念が主になる初作より話はまるで違う本作のほうが私的にはすきだったのが良かった。
特にアブラという12才の少女の登場がとても良い。
そのアブラに接触するには、いつも信頼できるとはかぎらないながらも、“かがやき”を利用しようと考えていた。しかし小塔の部屋に足を踏み入れると、その必要はないことがわかった。黒板に丁寧な文字でこんなふうに書いてあったからだ。
cadabra@nhmlx.com
数秒ほどはアドレスの“カタブラ”というユーザー名に首をひねったが、すぐに合点がいくと同時に笑い声がでた。「うまいよ、じつにうまいぞ」
信結族という集団も物悲しくてISなんかよりずっといい。
「シャイニング」が“かがやき”として、前作が完結した感じがしました。