大好きなアルバム「「Six Hands Three Minds One Heart」」があるのでいつも気になるピアニストになっていたCarsten Dahlは、最近ソロのアルバムを聴いて新しいアルバムを待っていたわけです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090326
期待は膨らんで、Six Handsを考えればそれはとても大きくなったのですが、聞き出すとそれがずれていて出だしこまりました。
1曲目“In your own sweet way”のメロディもしくはアレンジ、どうも切れ切れのまとまりのないものに感じ、落ち着かないない始まりになりました。
ベースの立ち位置も悪いのか、マッズのタイミングも微妙にずれるように感じます。
2曲目でもそのバランスが悪いのかリールの音がシャカシャカして、静謐な曲が落ち着いた曲として受け止められられません。
3曲目そう思い出すと、アンプ音の強いマッズのベースがいつもなら我慢の範疇ですが、テンポとピッチずれが気になってしまいます。
4曲目ここでデールのピアノが落ち着いてフレーズで、そうなると修正されたのかマッズのベースも安定して聞こえます。最初聴いたソースが少し弱い、聞き違えた経験があるので別のソースで音を上げて聴きました。
1曲目のからしばらくは感想おなじですが4曲目で良いと感じだしました。
5曲目、最初聞いた時はデールの左手がずいぶん乱暴かともおもいましたが、再度よく聴けばハードなバップ演奏で、聞き違えるところでした。これも良い演奏で、ここに来てライブの雰囲気に馴染みました。
6曲目は繊細なデールの部分で、どちらかというとこちらの面がすきです。
7曲目も変わったアレンジからはじめますが軽やかでちょっと気軽な珍しい面をみせた感じ、初めのベースとは大違いの終わりかたです。
最初戸惑いましたが、聴き直しているうちにDahl Vinding Rielのトリオを見つけました。
IN OUR OWN SWEET WAY / Cardten Dahl
Carsten Dahl(P)
Mads Vinding(B)
Alex Riel(Ds)
Rec. 2005-2007,Copenhagen Jazzhouse
1. In your own sweet way
2. Maria Gennem torne gar
3. It could happen to you
4. Beautiful Friendship
5. What is this thing called Love
6. Peace
7. Night and Day
それには録音のまずさも大いに関係していて、特にベースの音が芳しくなかったですね。
テンポやピッチがずれているように感じるのもそのせいなのかもしれません。
とにかく録音に関しては同時期にリリースされた「Mads Vinding Trio/Bubbles & Ballads」とは雲泥の差がありますね。
録音、もしくはミキシングですが、結構う頓着な人がいますよね。
何で自分の音がこれでいいのかと思わないのでしょうか。
1曲目と4曲目の違いを一枚のアルバムに入れることはちょっと疑います。
このアルバム、ブラザーは聞いたけどどちらでも、、ですね。
なんか、わかるなあ。。(^^ゞ
ピアノがダールだから、ところどころで、光るけど、、わたくしも何ともいえないな。。
アルバムのタイトルを、、ブルーベックのスタンダードもじって?、しゃれっけだしたわりには、、なんだかね、、でしたねー。(笑)
このアルバム確かに期待が多き好きた割りに内容はたいしたことありません。
ダールがいろいろなスタイルでやるばらつきと、録音のばらつきとか、とにかく2年分の収録を1アルバムにすることはよくないですね。
聴いていろいろ考える身には集中できませんよね。
1,2曲良かったです。