暗殺未遂!!乾いた銃声が響きしゃがみ込むトランプ氏、立ち上がり右耳とほほに鮮血…
銃撃事件があった集会会場で、米国メディアの記者らとともに、トランプ前大統領の演壇があるステージに近い記者席で取材していた。
演説開始から6分ほどが経過し、トランプ氏が「米国史上最悪の大統領が就任してから、この国に何が起きたか見てみろ」などとバイデン大統領を非難していた時だ。
「パーン、パーン、パーン」という乾いた銃声が響き、トランプ氏は右耳を押さえながらしゃがみ込んだ。正面の記者席から、その姿は見えなくなった。
会場が悲鳴に包まれ、今度は「タタタタタ」という速い銃声が鳴り響いた。
何が起きているのか分からないまま、周囲からの「頭を下げろ」という叫び声に従った。
次にステージに目をやった時、トランプ氏は駆け寄った警護官に支えられながら立ち上がり、聴衆に拳を繰り返し突き上げていた。
カメラのファインダー越しに見るトランプ氏の右耳と頬に鮮血が流れているのがはっきり見えた。
【バトラー(米ペンシルベニア州)=淵上隆悠、ワシントン=田島大志】米ペンシルベニア州バトラーで13日夕(日本時間14日朝)、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が演説中に銃撃を受けた。
トランプ氏は銃弾が右耳上部を貫通し、負傷した。
聴衆の1人が死亡し、2人が重傷を負った。
連邦捜査局(FBI)などが、トランプ氏に対する暗殺未遂事件として捜査している。
トランプ氏は、11月の大統領選に向けた正式な候補者指名を受ける党大会が15日に開幕するのを前に、選挙集会を開いていた。
大統領警護隊(シークレットサービス)によると、容疑者は屋外の集会会場の外にある高い場所から、ステージに向けて複数の銃弾を発射した。
米国では、大統領警護隊が大統領経験者の警護を行う。
米メディアは、約140メートル離れた敷地にある建物の屋上から殺傷能力の高い半自動小銃で銃撃されたと報じている。
容疑者は、捜査機関に射殺された。AP通信によると、FBIは銃撃犯を現場から約70キロ・メートル離れた同州ベセルパーク在住のトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)と特定した。
共和党支持で有権者登録していたが、2021年に民主党系の組織に15ドルを寄付していたという。
トランプ氏の命に別条はなく、陣営は銃撃を受けた直後に「元気であり、医療機関で検査を受けている」との声明を発表した。
トランプ氏が大統領選に向けた活動を継続するとも強調した。
その後、トランプ氏がニューヨーク近郊の空港に着いた際、一人で歩いて飛行機のタラップを下りる映像を公開した。
トランプ氏は事件後に発表した声明で死亡した聴衆の家族に哀悼の意を表すとともに、「我々の国でこのようなことが起きるとは信じられない」と述べた。
民主党のバイデン大統領は13日、デラウェア州で国民向けに演説し、 米国でこのような暴力が許される場所はない。
二度と起こさせてはならない」と銃撃を強く非難した。
当時、会場には数千人の聴衆がいた。ペンシルベニア州は2016年大統領選でトランプ氏、20年にバイデン氏が僅差で制した激戦州。
バトラーは州第2の都市のピッツバーグの北約50キロ・メートルの山間部にあり、人口は約1万3000人。
トランプ氏銃撃、容疑者とみられる人物と聴衆1人が死亡…流血したトランプ氏は何度も拳を突き上げ搬送される
【バトラー(米ペンシルベニア州)=淵上隆悠】米ペンシルベニア州バトラーで13日夕(日本時間14日朝)に開かれていた米共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の集会で、トランプ氏の演説中に複数の発砲音が響いた。
トランプ氏は銃撃されたとみられ、耳の付近から流血した。
トランプ陣営の報道担当者は「彼は元気で、地元の医療機関で検査を受けている」との声明を出した。
大統領警護隊(シークレットサービス)も「前大統領は安全だ」と発表した。
AP通信は地元捜査当局の話として、銃撃犯とみられる人物と聴衆1人が死亡したと報じた。
トランプ氏は発砲音が鳴り響いた直後、ステージ上で伏せたような格好を取った。
大統領警護隊(シークレットサービス)に支えられながらステージを降りる際、聴衆に向けて何度も拳を突き上げた。
その後、トランプ氏は車両で搬送された。
会場の聴衆からは悲鳴が上がり、集会は途中で中止された。
演説開始から6分ほどが経過し、トランプ氏が「米国史上最悪の大統領が就任してから、この国に何が起きたか見てみろ」などとバイデン大統領を非難していた時だ。
「パーン、パーン、パーン」という乾いた銃声が響き、トランプ氏は右耳を押さえながらしゃがみ込んだ。
正面の記者席から、その姿は見えなくなった。
会場が悲鳴に包まれ、今度は「タタタタタ」という速い銃声が鳴り響いた。
何が起きているのか分からないまま、周囲からの「頭を下げろ」という叫び声に従った。
次にステージに目をやった時、トランプ氏は駆け寄った警護官に支えられながら立ち上がり、聴衆に拳を繰り返し突き上げていた。
カメラのファインダー越しに見るトランプ氏の右耳と頬に鮮血が流れているのがはっきり見えた。
「屋上からトランプ氏狙撃」目撃者がメディアに語る 不審者情報伝達も犯行防がれず
【ワシントン=大内清】米共和党のトランプ前大統領が11月の大統領選に向けた選挙集会で発砲を受け負傷した事件で、英BBC放送は13日、現場近くの建物の屋上にライフル銃を持った男がいるのを目撃した男性のインタビューを放映した。
男性は、銃を持った不審な男がいることを付近の警官やシークレットサービス(大統領警護隊)に伝えたにもかかわらず、犯行は防がれなかったと語った。
男性は、東部ペンシルベニア州の会場でトランプ氏の演説が始まった数分後、男が建物の屋根にライフルを持ってよじ登るのを見つけて警官隊にその情報を口頭で伝えたり、男を指さして離れた場所にいる警護隊に警戒を促したりしたという。
しかし、その後もトランプ氏の演説は続けられ、数分後に「5発の銃声」が響いた。
直後に男は駆けつけた要員によって射殺された。
男性は、この男がトランプ氏を狙撃したのは「100%間違いない」と語った。