ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

北千住ブルース

2006-10-14 22:43:22 | フェス、イベント
10月14日、北千住で行われた「千住エキゾチックフェア」なるものに行ってきました。

北千住の町中で様々なイベントが行われ、あちらこちらで大道芸人達が芸を披露する、そんなアットホームな雰囲気のイベントでした。で、何故私がそんなイベントに足を運んだかというと、HIBI★Chazz-Kが出演したからなのです。

HIBI★Chazz-Kとは、最近私が気に入っている、工事現場作業員風のいでたちで、パーカッションと4本のサックスでジャズを聴かせる、ストリート・バンドです。

この日は11:00~、14:00~、17:00~、の3ステージだったのですが、さすがに7時間近く北千住にいるのは辛いと思い、最初の回は諦め、2時の回と5時の回を見てまいりました。

いやはや、HIBI★Chazz-K。良いですね~。今回の現場は宿場通りという商店街だったので、そのストリート感と言うか、妙な下町風な雰囲気とジャズ、そして工事現場作業服のコントラストが抜群で、堪りませんでした。

まず2時の回、前回の新宿よりさらにスリリングに感じたアンサンブルとアレンジの深さに心を奪われながらも、テナーのソロがカッコ良さにしびれました!曲は「ウォーターメロン・マン」だったかな?既に記憶が曖昧です。そして随所で聴かせるパーカッションの、手数より間を活かしたようなブレイクがまたカッコ良かったです。

約30分のステージが終わり、次の回まで2時間以上をどう過ごすか?

とりあえず他の大道芸をチラチラ見ながら宿場通り周辺をうろちょろ。ついに一番外れに近づいた頃、何やら馴染みのある刺激的で心踊るギター・リフが聴こえてきたんです。それはミーターズの名曲「ピープル・セイ」でした。え~!って感じでその音の聴こえる方へ近づいてみると、そこには何やら年期を感じさせるバンドが演奏していました。日本のブルース・シーンに疎い私は、失礼ながら初めて聴く人でしたが、播東和彦さんというシンガーのステージでした。

その喉と歌い回しは、なかなか味の有るソウルフルなもので、途中からだったこともあり、ほんの数曲でしたが、最後まで堪能させて頂きました。そして驚いたのはギタリストの方。何処かで見たことがあると思ったら、松川純一郎さんではありませんか!(たぶん)。

松川純一郎さんは過去にパークタワー・ブルース・フェスにも出演されていて、そこではスティーヴィー・レイヴォーンばりに弾き倒していた印象があるのですが、ここではかなり、渋めに、ブルージ-でありながらソウルフルなプレイを聴かせてくれました。でも音色はテキサス的なキレのある音で、ミーターズのリフはかなりソリッドでカッコ良かったです。

どうやらこのバンド、北千住で行われている「ミュージックライン千住」というイベントを代表して登場したらしいのです。このイベントは04年に始まり、今年の9月に第4回目が行われたようで、その内容は、数件のライブ会場(ライブハウス、バー、飲み屋?)をハシゴしながら音楽を楽しむという、ちょっと楽しそうなもの。

過去の出演者には、吾妻光良、妹尾隆一郎、永井"ホトケ"隆、近藤房之助、金子マリ、長見順など私でも知っている有名ブルース・ミュージシャンもいます。もちろんブルースだけではななく、渋さ知らズオーケストラで大活躍の片山広明や、あの南佳孝やなぎら健壱の名前もあります。

なんかちょっと面白そうですね~。次回は来年の3月だそうです。

で、そんなこんなで5時となり、夕方の空気の中、HIBI★Chazz-Kの演奏が始まりました。やはり2時の回とはセットを変えての熱演。今回はアルト・サックスのソロが印象に残りました。いや~、何度見ても良いです!次回は10月21、22日に三軒茶屋。また行ってしまいそう。追っかけか?



~関連過去ブログ~ お茶のお供にどうぞ。

 06.10. 8 HIBI★Chazz-K(新宿芸術天国) 
 06. 8.25 HIBI★Chazz-K(東京国際フォーラム ネオ屋台村) 


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