ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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ベン・クウェラー@新宿タワーレコード

2012-02-25 23:47:16 | インストアイベント

インストア・イベント観覧記その2 ベン・クウェラー@新宿タワーレコード

2月24日、新宿タワーレコードにてベン・クウェラーのインストア・ライヴを観てまいりました。21時スタートという、インストア・イベントにしては遅い時間帯にも関わらず、沢山の人が集まっていました。

テキサス育ちのシンガー・ソング・ライター、ベン・クウェラー。5作目となるソロ・アルバム「GO FLY A KITE」をリリースしたばかり。元々は90年代にラディッシュというポスト・グランジ系のバンドをやっていたそうですが、私はソロになってからの作品しか聴いたことはありません。また、ベン・フォールズ、ベン・リーと共にザ・ベンズとしても活躍し、米ポップ界3 大ベンの一人とされているとか。前作にあたる2010年リリースの「CHANGING HORSES」はカントリー色の濃い彼流ルーツ探訪アルバムになってまして、これがなかなか格好良いんですよ~。

さて、この日のインストア・ライヴ。登場するやいなや声を上ずらせながら「シンジュク~!」と叫ぶなど、闊達とした雰囲気でテンポ良く楽器やマイクの準備を済ませ、勢いよく新作から「Mean To Me」でスタート。エグく歪ませたアコギを弾きながら歌うベン・クウェラー。彼の瑞々しいハジケ具合が妙に気持ち良い! アルバム・ジャケットの写真なんかではモサ~っとした雰囲気なんですけどね。いや~、引き込まれますよ。サポートにはベーシスト、ギタリスト、そしてリズムを担うタンバリン奏者の3人。ベーシストとタンバリン奏者の2人はコーラスも受け持ってました。ポップ且つ歪んだロックンロール。格好良い!

2曲目も新作から「Full Circle」。ここからベンはアコギを歪ませずに使う。フォーク・ロック/カントリーロック的なサザン・フィーリングが感じられる曲。こういうの良いですね~。続いてやはり最新作から「Jealous Girl」。キャッチーなフックを持ったロックンロール。ベン・クウェラーって人は良い曲書きますね。爽快感のなかにセンチメンタルな蒼さを感じさせる、ポップでありながらエッジは効いている。格好良い! ラストはファーストソロ作から名曲「Walk On Me」。曲名が告げられると女性客から悲鳴のような歓声が上がってましたね。ギターソロではまたエフェクターを踏んでアコギを歪ませてました。いや~、それにしてもホント良い曲です。で、それをちゃんと良い曲に聴かせながらライヴならではの荒々しいエネルギーに溢れてる。たった4曲でしたが、最高のライヴでした。曲間のMCもインストアらしい和気あいあいとした雰囲気で楽しかったです。

正直、翌日に行なわれる下北沢でのライヴに行きたくなっちゃいましたよ。ま、貧乏なので行けませんけどね…。あ、ちなみに最新作「GO FLY A KITE」もまだ買えてません…。




BEN KWELLER / CHANGING HORSES
こちらはカントリー色濃い前作「CHANGING HORSES」。



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